ショルダーバッグで山に行く
アウトドアといえば「ザック」を思い浮かべますよね。登山ともなれば確実にザックでしょうし、キャンプでもザックか、それに類する大きさのバッグになると思います。
それをショルダーバッグ1つで行くことを考えてみると、アウトドアとか山との付き合い方が少し変わってくるかもしれません。
ザック → 丁寧な準備と計画
この記事全体に言えることですが、とても「感覚的なお話」です。
ザックを背負っていくときは「わりとガチ」な気分になります。かしこまった感じとでも言いましょうか。由緒正しい山行に向かう気持ちになります。
襟を正し、ネクタイを締め、磨いた革靴に足を入れるようなものです。
ショルダーバッグ → ラフな山行
一方、ショルダーバッグで山に行くことも多いです。そういう時は由緒正しい正装ではなく、ジーンズにTシャツ的な山行になります。
単純に持って行く道具の数が減ります。
道具が減るってコトは、必然的にやれることが減ったり、行動時間が減ります。というか、順序が逆で「短時間で、チョロッと山遊びをしたいときにショルダーを使う」というのが実際ですけどね。
チョロッとした山遊びしてますか?
何が言いたいかと言えば「道具を減らしてショルダーバッグで山に行こう」ではなく、「シェルダーバッグでいけちゃうくらい、カジュアルな山遊びを頻繁にやろうよ」という提案なのです。
ぼくも昔はいわゆる登山しかしませんでした。
週末に丸1日かけて歩く登山です(あるいは2泊3泊することも)。ぼくがやってる単独忍び猟なんかもそういうスタイルですね。
こういうのはぼくにとってはメインディッシュなんです。ステーキとか、とんかつとか、寿司とか、、そういうもの。旨いんだけど、いつもそれを食っていたら財布がスッカラカンになっちゃいます。
丸1日山に行けばそりゃ楽しい。だけど、ぼくも仕事があるし、家族もいるし、休みをすべて山に費やすことはできません。
たとえば月に2回「丸1日山に行ける日」があるとして、それしか山に行かないってすごくもったいないと思うんです。
丸1日いけなくても、1時間でも、2時間でも、山に行けるタイミングがあれば行く。そういう気持ちって重要だと思うんですよね。山は行けば行くほど経験値が溜まります。
1〜2時間でも楽しめる山遊びを見つけるって凄く重要なことだと思うんです。少なくともぼくにとっては。
ショルダーバッグで山に行く
ショルダーバッグと少ない道具で無理をしよう、って話ではありません。
ショルダーバッグで行けちゃうくらいのライトなアウトドア遊びもしようよ、という話です。
やれることはいろいろあります。山菜狩り、里山散策、ちょっと歩いてコーヒーを淹れてもいいし、ぼくは釣りに行くこともあります。樹木辞典を持って、その辺の山を歩いて樹木の種類を同定することもあります。それこそ、30分時間があれば、近くの山に行って、座ってお茶を飲んだり。
山が身近なものになっていく
ぼくは山に行くことを特別な行為にしたくないんです。狩猟を始めた頃から言っていますが、「狩猟のある生活」を当たり前のモノとして続けていきたいと思っています。
「あ〜冬が来たな、鉄砲担いで山に行くか〜」
ってな具合です。そのためには日常的に山に触れて、山に慣れているって言うことが需要だと思うんです。
ショルダーバッグっていうのは、ぼくにとってはそういう意味でシンボルのようなもの。ショルダーバッグでいけるくらい、身近に山を感じていたい、という感じです。
山奥に入ることばかりが山じゃないし、登頂するだけが山じゃない。林道を歩きながら、同植物を観察するのだって、林道を自転車で滑走するのだって、楽しいもんです。釣りだって、ぼくは渓流で奥まで歩くのが好きです。
でもね、車の脇でチョロチョロ釣ってるのだっておもしろいンですわ。
ショルダーバッグでも山に行こう。
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