最初は誰でも不安……銃砲店入門

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これから猟銃を所持する人が避けては通れないのが銃砲店への訪問です。

鉄砲自体はネットで買ったり、人からもらったりすることもあるでしょうけど、弾を買ったり、その鉄砲のトラブルに対応するときは銃砲店にお世話になるものです。

やはり避けては通れない、とわたしは思いますし、むしろ避けるべきでもなく、積極的に銃砲店を利用すべきだと思っています。

でも、初めて銃砲店に入るときは緊張しますよね。今日は馴染みの銃砲店を作っておくべき理由と、初めて行くときのチェックリストのようなものをご提案してみようと思います。

経験者の方は「初めての時はこうだったな」とか思いながら読んでください。

銃砲店はただ銃を買う場所ではない(かもしれない)

銃砲店というのは一般的に鉄砲と鉄砲グッズと弾を買う場所です。店によっては弾は扱っていないこともありますけどね。

さて、たとえば洋服屋さんに服を買いにいくと、レジでのお金のやり取り以外のまったく会話がないということもあると思います。むしろそれが普通かもしれません。

しかし銃砲店はそういう店ではありません。

銃砲店はもしかしたらあなたが最初に出会う「鉄砲と狩猟に詳しい人」になるかもしれないんです。とくに初めて行くときは、恐らくまだ猟銃の所持許可が降りていないはず。最終的には買う銃を決めて、その銃の情報を持って所持許可申請をしますからね。

日本人だとまったく馴染みがないはずの「鉄砲を買う」という大きな初体験を済ます場所です。

そんな場所だから、お店の人は「初心者対応」に慣れています。いろいろ話を聞いてくれて、どんな銃が欲しいのかを探り出してくれます。だから、銃について教えてくれる最初の先輩みたいな存在なんです。

また、将来、銃にトラブルがあったとき、相談できる相手ですし、鉄砲・狩猟に関する手続きについて相談できる相手にもなります。

わたしは「狩猟と射撃に関わることの相談所」くらいに思っています。

 

初めて銃砲店に行く人へのアドバイス

初めて行くときに意識した方が良い3つのことがあります。

 

1.知ったかぶらない

いまはネットや本でいろんな知識が入ってきます。わたしもかなり調べました。

でも、そうやって調べた知識はまだ血肉にはなっていない、表面的な知識です。

「おれ、勉強したからわかってるよ」

という姿勢ではなく「なにも分かりません」という姿勢の方がたぶんスムーズです。

 

2.何をしたいのかを整理しておく

銃砲店には鉄砲を買いにいっているはずです。そのときは目的をちゃんと伝えましょう。

「いろいろやりたいです」

……まぁ、たしかにそうなります。わたしだってそう思ったし、最初から「カモの鳥家撃ち専門です」なんて人はいないでしょう。いろいろやりたいのはわかる。

だけど、もうちょっと思っていることがあるはずです。たとえば——

「本当は大物猟に興味があるけど、猟をやってる友だちに聞いたら、最初はヒヨドリなどを獲るのもいいと言われました。だからヒヨドリなどを獲りつつ、大物猟にも挑戦したいと思っています。友だちの猟隊に誘ってもらっているので、巻狩をやる予定です」

みたいな感じで伝えると、選ぶ銃がかなり定まってくると思います。

たとえば「鳥も大物もやりたい」としても「鳥がメインで大物はサブ」なのか「鳥がサブで、大物メイン」なのかで変わってくる部分もあるでしょう。

いきなりバシッとやりたいことを伝えられないかもしれないですが、自分なりの思いを正直に伝えた方がいいです。

 

3.「実は欲しい銃がある」ならちゃんと伝えよう

たとえば「レミントンの870が欲しい」とか、「MSS-20が欲しい」と思うのであれば、ぜひそれは伝えましょう。

その人なりのアドバイスをしてくれると思います。

「欲しい!」と思っているときは、その銃の良い面しか目に入ってきませんが、銃砲店の人は悪い面とか、苦手なことをちゃんと知っています(知ってても教えてくれずに売る店もあると聞きますが……)。

銃砲店はいろんなお客さんが、いろんな銃を使ってきたのを見ています。そういった知見のもとで聞くアドバイスはとても価値がありますよ。

 

銃砲店は怖くない

たしかに入りにくいです。だけど、銃砲店は初心者慣れしてます。所持許可申請中なんて人はごまんとやってきます。だから安心して「初心者です!」って感じで入っていきましょう。

それで迷惑そうにする店なんてないと思います(もしそうならサッサと立ち去って別の店へ!)。

 

銃砲店に入ると、たぶんこんな感じの会話になるはずです。

「いらっしゃいませ〜」
「始めまして〜、いま、銃の所持許可を申請中でして、銃を選び始めたいと思って、ご相談に来ました」
「ああ、そうですか〜。いまは申請のどの段階?」
「教習射撃が終わりました」
「じゃあ、もうすぐですね。銃はなにに使うの? 射撃? 狩猟?」
「狩猟ですけど、クレー射撃もおもしろそうだな〜なんて思ったり……」
「狩猟はなにやりたいとかあるの?」
「友だちがカモ撃ちに連れて行ってくれる予定ですので、カモを獲れる銃を……」
「OK、ちょっと待っててね」

——なんて具合に話が進み、「これはどう?」「じゃぁ、こっちは?」と銃を見せてくれると思います。

まぁ、その場で決める必要はないです。決めてもいいですが。

 

もうひとつ言うと、銃砲店には早い段階で行っちゃった方がいいですよ。

「もう買う」って段階になってから行くと、鉄砲も選択肢がありません。中古を買うのであれば、やはり出会いはタイミングです。たまたまそこにある銃を買うわけですから。

だから早めに銃砲店に顔を出しておいて「まだ買うのは先になりますが、いろいろ相談させてください」と素直に相談しちゃいましょう。で、もし狙っているものがあるなら「これが入ったら連絡ください」とお願いしちゃいましょう。

そのほうが欲しいものが安く入る可能性が高いです。

良い銃砲店に出会えますように……。


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狩猟やってます。ひとりで歩き獲物を追う単独忍び猟が好き。狩猟系ブログ《山のクジラを獲りたくて》運営。狩猟系の本を集めるのが趣味。雑誌『狩猟生活』『ガンズ&シューティング』に寄稿し始めました。 ヤマノクジラショップ始めました:https://yamanokujira.theshop.jp

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