「タイムトライアル山菜狩り」という遊び方と軽量焚火台のご紹介

最終更新日

先日、ふと空いた時間があり、自分にタイムリットを課して『1時間タイムトライアル山菜狩り』に挑戦しました。

ぼくにとってこの時期の山菜狩りは生活の一部とも言えるようになってきていますが、忙しくなってついつい後回しに……。山菜は季節物ですから、こちらが忙しくても待ってはくれません。

だから時間がないなりに採りに行かなきゃならんわけです。でも時間がない……。

「ならば時間制限を付けて、その時間でできることをやろう」と割り切ったのがきっかけです。

狙うはアイヌネギとフキ

ぼくはアイヌネギとフキが大好きです。フキノトウもいいんですが、フキが好きですね。アイヌネギは鉄板過ぎて説明の必要がないほどです。

フキに関しては住んでいるところの近くにいくらでも(本当にいくらでも)生えているので、探す喜びはないのですが、アイヌネギはそういうわけにはいきません。あるところにはわんさか生えていますが、その “あるところ” をわたしは2ヶ所しか知りません。

その1つは他の人も入らないようで、今のところぼくだけの場所になっています。

(別の日の写真ですが)アイヌネギはこんな感じで群生します。

 

時間制限のおもしろさは計画のおもしろさ

今回は子どもが寝ている間に帰ってきたかったので、1時間をタイムリミットとしました(もちろん子どもは妻が見ていたので、放置してないですよ)。

1時間あればアイヌネギとフキを採るのは問題なさそうです。しかしそれだけじゃつまらない。この日の午前中に10分ほどで作った焚火用の五徳を試験してみたいと思いました。

超単純な構造の焚火用の五徳

 

というわけで、テーマは『1時間でアイヌネギとフキを採り、焚火でコーヒーを入れて飲んで帰る』です。

時間制限をするおもしろさはただ駆け足で回るようなおもしろさではありません。

時間制限があるということは、事前の計画が大事になります。いかに効率的に行動するか。今回は焚火をするので、「焚火をしようと思ってから燃料を探していたら時間がもったいない」とか考えるわけです。

というわけで、アイヌネギを探しながら、同時に焚火の火口と焚き付けになる細い小枝を探します。それをポケットに突っ込んでおけば後が早くなるというわけです。

そういう効率化を考えないとさすがに1時間では終わりませんからね。

 

山菜は無事収穫

アイヌネギとフキは生えている場所を知っていたので楽勝です。あとはコーヒー!

こんな風にアルミホイルと自作の五徳を使って焚火を熾します。

 

結論を言えば最初に入れた枝だけで、お湯は沸きました。このアルミホイル+五徳はめちゃくちゃ使いやすいです。大発見でした。

ソロストーブと違って、長い枝を投入できるので、火の管理が本当に簡単です。最初に入れた分の小枝だけで沸いたのは長めの枝を入れられたというのが大きい理由ですね。

また、今回はこのヤカンの筆下ろしでもあります。これも使いやすかったですわ。

 

アルミホイルの下は石を敷いています。終わった後に石をどけて地面を触ってみたら、余裕で触れる暖かさでした。これは本当に焚火台として成立するんじゃないですか? 使い方には工夫がいりますが。

アルミホイルは立てれば風防になります。風の様子を見ながら一部を開けてやると、そこから風が入って火力が高まります。かなり使いやすかった。

 

ヤカンをどかすとこんな感じ。最終的にはばっちり燃え尽きてくれました。アルミホイル+焚火台はかなり成功。

 

山で飲むコーヒーはフィールドコーヒーが好きです。簡単ですからね。

ご存じない人は「レンメルコーヒー」で検索してみてください。要するに沸かした湯にコーヒーを入れて、ひと煮立ちさせて、少し冷ましてやるだけです。そうするとコーヒーの粉が沈むので、上澄みを飲みます。ヤカンを使うと自然と上澄みを注ぐことができるので、便利ですね。

本当は少し待って味が出るのを待った方がいいのですが、その時間はなかったのですぐにコップに注いでコーヒータイム。

 

『焚火台』と呼んでいる部分はこれだけです。手のひらサイズ。これは実用可能ですわ。

 

厚めのアルミホイルが欲しいかな

今回は自宅にあったアルミホイルを持って行きましたが、もう少し厚みのあるものだと使いやすいかな、と思いました。

ちなみにアルミホイルを敷いている理由は

  1. 灰が散らばらない
  2. 狭い範囲で火を管理しやすい
  3. 下に石や濡れた木を敷いてやることで地面への影響も最小限に

ってな具合でしょうか。主に1と2がわたしにとってのアルミホイルを使っている理由です。このスタイルの焚火は昔からやっていましたが、五徳がなくて、その場で石などを使ってクッカーを置いていました。でも使いにくいんですよね〜。五徳があると圧倒的に使いやすいです。

ちなみに「焚火だったら太めの薪を置いて、その上にクッカーを置けば良いんじゃない?」という意見もあるかもしれませんが、こういう小さい焚火だと太い薪を入れたくないんです。入れちゃうと燃え尽きるまで行動できなくなるんで。

細い枝しか入れない以上、上にクッカーを置くと不安定になるので、やはり五徳は便利ですね〜。痛感しました。

 

ヤカンも調子よし

さて、じつはこのヤカンの筆下ろしでもありました。

 

わたしの山人生の中で「山用のヤカン」なんてものを買う日が来ようとはまったく思っていませんでした。

「ヤカンってキャンプだけやる人が持つものでしょ」という感じで、(バカにする意味ではなく)自分とはジャンルの違うアイテムという印象でした。

でも、子どもも生まれて、ゆるいアウトドアをやる気会が増えてきたので、ヤカンの1つくらいあってもいいな、と思ったのをきっかけにこうして手にしたのですが、使ってみるとなかなか楽しいアイテムです。「お湯を沸かすだけ」と割り切ったときならかなり使いやすいです。焚火とも相性の良い道具だと思います。

実は収納性の面でも悪くないんです。クッカーって背の高いものが多いんですが、ヤカンは薄いので、バッグやポーチの中に収納しやすいんです。

 

さて、目標の1時間を達成できたか?

アウトー!

1時間10分でした。残念。

 

なんて具合にたった1時間ちょっとのアウトドアでしたが、山菜も採り、自作の五徳と新しいヤカンを試し、焚火でコーヒーを沸かしてリラックスして帰ってくることができました。これで1時間〜1時間半くらいの時間でも立派に山に行けるということが証明出来たので、今後もちょっとした時間を活かして山に関わっていけそうです。

山好きとしてはこれは幸せなことですよ。


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狩猟やってます。ひとりで歩き獲物を追う単独忍び猟が好き。狩猟系ブログ《山のクジラを獲りたくて》運営。狩猟系の本を集めるのが趣味。雑誌『狩猟生活』『ガンズ&シューティング』に寄稿し始めました。 ヤマノクジラショップ始めました:https://yamanokujira.theshop.jp

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