山で使う手帳をアップデートすべく3つの測量野帳を比べてみる
山で使う手帳にちょっと不満が出てきたので、アップデートすべくあれこれ考えていたのですが、フォロワーさんから「測量野帳いいよ」というアドバイスを頂きまして、調べてみるとこれが良さそうなので試してみることにしました。
測量野帳(コクヨ)の中にもいろいろあるんですが、今回は3つのモデルを比較していこうと思います。
今の手帳に持っていた不満
ぼくはこれまでこのノートを山では使っていました。
これはこれで気に入っていたし、今でも嫌いになったわけではないんです。小さいし、ハードカバーだから立ってメモも取りやすいし、ゴムバンドが付いていて勝手にページが開かないし、本当に悪くありません。
かれこれ3年使っています。なにしろ120ページあるもんで、山でしか使わないスタイルだと1冊が延々ともつんです。そろそろ使いきるので変えるタイミングでした。
さて、この手帳(ノート)に感じていた不満は2つ。
- 小さすぎること
- 耐水じゃない
「1.小さすぎること」は、まぁ同じメーカーの大きめのノートを買えばいいって話なんですが、「2.耐水じゃない」ってのが問題ですね。
じつは本州では狩猟中に雨に降られることはあまりありませんでした。関東の冬ってそんなに雨が降らないんです。たまには降りますが、たまの雨なのでそういう日は無理して猟にも行かないことが多く、そんなに雨に悩まされることもありませんでした。
ところが、北海道に来てみると寒すぎて雨こそないものの、雪は当たり前のように降ります。「雪の日に猟に行かない」なんて言ってたら、猟に行けなくなってしまいます。
となると雪が降って、ちょっと気温が上がったりすると濡れちゃうんですよね。とくに3月くらいは山がベタベタジメジメしています。
そうするとノートが湿っちゃうんです……。
さて、測量野帳はどんなもの?
コクヨの測量野帳はいろいろモデルがあり、それこそ記念モデルみたいなものを含めると、たくさんあるんですが、標準的なモデルだとぼくが今回揃えた3つが代表的なものと言えそうです。
その3つというのは——
<標準モデル>
<耐水モデル>
<耐水&ブライトカラー>
このうち<標準モデル>のみ、罫線のタイプが選べます。
このマス目タイプが好きなんですが、耐水モデルの2つはどちらも セ-Y1 タイプの罫線です。まぁ、こういう罫線は慣れれば良いだけなので、受け入れていきます。
標準モデル
コクヨの測量野帳と言えばこれ。じつはこれかなり良くて、大好きになったので、日常使いの手帳をこれに換えました。
40ページあるので、ぼくの場合は1ヶ月もたないかな。3週間くらいで使い切ることになりそうです。10冊セットとかで買えば1冊150円くらいなので、経済的にもありです。
このノートはとても良いのですが、いかんせん耐水ではありません。日常遣いとしては申し分ないですが、山用と考えると、ダメですね。惜しい。
耐水モデル
こちらが耐水モデル。耐水なのでかなり良いのですが、なんとハードカバーじゃないんです。
ハードカバーではないんですが、ペラッペラではないので許せるかな〜。標準モデルのようなハードカバーだったならこれで決まりでした。
耐水+ブライトカラー
で、これが耐水&ハードカバーとなるモデルです。ただハードカバーってのがプラスチックカバーなんですよ。
ほら、書類をファイリングするときのファイルのカバーと似たような感じです。若干、愛着が湧きにくい気もするのですが、ただ野外でのメモという機能は最高レベルで達している気がします。
あえて1つ難点を挙げると、表紙が開いちゃうんですね。開き癖が付いているんでしょう。ゴムなどで閉じるようにしたくなります。
どれにするか?
さて、この3つの測量野帳から1冊を選んで使い始めないといけません。耐水モデルを選びたいから標準モデルはなし。スペックで言えばハードカバーのブライトカラーモデルがいいのでしょうけど、う〜ん、ぼくは普通の耐水モデルのこれをまずは使ってみようと思っています。
なぜか?
測量野帳って縦長なんです。ぼくはこれをズボンのポケットに入れて歩くことになりそうです。そうすると固いノートだと歩いていて窮屈そうなイメージが。胸ポケットなら気にならないのですが、それだと寒い冬だといちいちジャケットを開けないとノートにアクセスできないのが辛いな〜と。
で、いろいろ試してみたところ、耐水モデルも立って書ける。
で、筆記具の方は三菱鉛筆の加圧式ボールペン パワータンクを使うつもりです。それに加えて、必ず荷物のどこかには鉛筆を忍ばせているので、それが予備になりますね。
この形でしばらく使ってみて、不満があればハードカバー版なんかも試してみるつもりです。測量野帳はページ数が少ないので、ガンガン使い切っていきたいと思います。
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