個人事業主になるときに「すぐにやればよかった」7つのこと
狩猟ブログなのに、狩猟と関係ない話題ですが、「どっぷりと狩猟をやりたくて、田舎に移住」とか考え始めると、収入の問題に必ずぶつかります。
地方に行けば仕事は選び放題とは行かないので、自営業になる人も多いはず。わたしももう何年も自営業生活です。
さて、わたしはなにも知らずに個人事業主になりました。事業主となるノウハウもなく、知識もなく、わけも分からずやってました。今振り返れば、「走りながら考える」という感じでしたね。そのせいで、かなり「しなくていい苦労」をした気がします。
そこで今日は「あのときの自分に教えてあげたい」ちょっとした知識やコツを7つ挙げてみたいと思います。
会計ソフトはケチらずfreeeにしとく
いろいろ無料の会計ソフトもありますが、黙ってfreeeを使いましょう。1番安いのだと月額980円。月額費用と聞くと「なんかイヤだ」とか思っちゃう気持ちはわかります。わたしもそうでした。それで無料のツールでシコシコやってました。もちろんそれでもなんとかなる。
だけどね……。
今は確信を持って言えます。知識もないのに、ツールもケチっちゃうと、無駄に苦労します。確定申告こそできるかもしれないけど、それだけ。わたしがそうでした。どうにか数字を作って、提出。それで満足して終わり。
今はfreeeでほぼリアルタイムで経費と収入の管理ができています。「この調子だと、今月は十分売上がありそうだな〜」とか「やべ、思ったより経費が多い……」とか、気付くことが多い。
そして何より、freeeの自動化系の機能がすばらしすぎる。口座への入出金は自動で帳簿。クレカを使っても自動で帳簿。現金払いはレシートから自動で帳簿。慣れてくると、自分がやる事なんて保存ボタンを押すくらいのもの。
口座と財布は事業用を作る
「さあ、独立して自分で事業をやるぞ」と決めたら、何よりも先に——それこそ事業について考えるよりも先に——専用の口座と財布を作りましょう。
財布は百均でOK。個人事業主なら、口座は何でもいい。もし使っていない口座があれば、その中のお金をまっさらにして、事業に使うお金だけをいれましょう。
で、家計と事業のお金はぜっっっっっっっっっったいに混ぜない。
同じお店で買い物するときも「これは家のため」「これは事業のため」と分けて会計します。レシートを分けるためです。絶対に混ぜない。いいね?
財布は長財布を使う
「お金を折ると罰が当たる」みたいな精神論ではありません。
レシートを折らないことが目的です。
自分で事業をするようになるとレシートの管理、分別、保管に苦心するはずです。二つ折りの財布に入れてあったレシートって使いにくいんですよ。変な折り癖がついてさ。
長財布ならレシートがキレイに保管されます。あとが楽になりますよ。
なんでも自分でやらず、外注する。
わたしもそうなんですが、中途半端に器用なもので、ちょっとしたことは全部自分でやろうとしちゃいます。
たとえば——
「あ、イベント告知用のチラシが必要だな」ってとき、つい自分で作っちゃう。たしかに作るためのツールは知ってる。作ろうと思えば作れる。でもね。デザインは素人なんです。無駄に時間がかかる上に、かけた時間の割にダサくて素人臭いチラシになります。
最初から外注しましょう。いまはココナラみたいな個人が簡単に外注できるサイトがあります。5000円とか、10000円払うだけで、結構良い感じにまとまったチラシができるわけです。で、浮いた時間を自分は他のもっと得意なことに当てられます。
税理士なんて外注の最たるものですね。自分で一生懸命確定申告する必要はありません。お金を払ってやってもらえばいい。その分、稼ぎましょう。
サーバ関係の同じですね。自分でサーバを立てて……みたいなのは遊びとしてはおもしろいですが、それが本業でない限り外注しましょう。
クラウドサービスは強い味方
いまはいろんなクラウドサービスがありますね。これは本当に強い味方です。
わたしが積極的に使っているものだと、EvernoteとGoogleドライブでしょうか。Evernoteは長年課金しています。
このおかげで東京出張しているときでも、会社の資料なんかにアクセスし放題。スマホからなんでも見ることができます。
セキュリティとか、そういうのも意識はした方がいいとは思いますが、果たして自分のパソコンの方が安全なのか? と思うわたしです(この辺の話はまた別のトピック)。
またパソコンがぶっ壊れても、HDが飛んでも、ほとんどクラウドにあるのですごく安心してます。
有料のものをどんどん使う
世の中には無料のアプリと有料のアプリがあります。ぜひ無料にこだわらず、便利な物はお金を払ってでも使いましょう。無料のサービスを工夫して使うよりも、サクッと有料版で済ませた方が早いことが多いです。
たとえばわたしの場合で言えば、画像管理と編集のためにAdobeのLightroomとPhotoshopを使っています。月額で980円ですね。年間だと11,760円。個人の感覚だと高いと感じるかも知れません。でも便利なんだもん。そしてなにより利用者が多い。
「ん? これはどうすればいいんだ?」と思ったとき、質問する相手もたくさんいるし、ネット上の情報も多い。マニアックな新しい無料のツールを使うよりも、結局早い。
有料の道具にはそれだけの理由があるってことです。
スキャナを買う
つい最近、スキャナを買いました。そして何年も前に買うべきでした。
語りたいことはたくさんありますが、まあとにかくこの手のスキャナは買いましょう。スキャンスナップはクラウドサービスとの相性が良いのでオススメです。
自分で商売を始めると書類がどんどん増えます。中には本当に保管しないとマズイ書類もありますが、じつは「捨てても良いけど、ちょっと捨てるのが怖い・惜しい、微妙な書類」ってのがかなり多い。そういうのはガンガンスキャンして捨ててます。
このおかげで書類スペースがガランと空きました。開きもしない書類で埋まっているよりも、自分の好きな本が置いてある方が幸せ。
あと、レシートなんかもスキャンが早くてキレイで正確なので、freeeとの相性も抜群なのです。
いかがでしたか?
全体的に共通して言えるのは
「金で楽できることは金で楽しよう」
ということなんですよね。これって、誰もが言うことなんです。でも最初、個人事業主として事業を始めるときって売上もないし、少しあっても安定していないし、精神的にケチになっていくんですよね。マシな言い方をすれば保守的になる、とでも言うのかな? だから、ついつい「無料のモノ」を使って、「なんとか自分で」やろうとするんです。
もちろん、本当に現金がないときはそうするしかないんですが、ちょっとお金が入り始めたら、こういう部分にお金を投資して、楽するようにした方が事業に集中できるし、精神的にもラクになります(これ重要)。
……なんて、経営論を語ることはできませんが、少なくとも3〜4年前の自分に、これくらいのことは教えたかったので書いてみました。
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