狩猟・射撃は真面目であることをかっこいいと思える自分でありたい

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世の中には「不真面目であること」をかっこいいとする価値観ってのがあります。

ほら「車やバイクの運転でスピードを出すことがかっこよくて、制限速度で走っているのはかっこ悪い」って思っている人いるでしょ? 「真面目に一時停止するのがかっこ悪い」とかさ。これらは法律違反なのでアレですが、そういうのじゃなくても「ファッションは着崩しがかっこいい」みたいなのもありますね。

ほらそもそも学生時代は不良がモテたりするじゃない?

まぁ、価値観は人それぞれで、そういう価値観を否定する気もないです。わたしだってそういう面があるはずです。

でも、狩猟・射撃はそうなりたくないな、と思うんです。

狩猟・射撃は真面目でありたい

狩猟や射撃は扱っているものが鉄砲という危険な道具であるばかりでなく、それで撃つものが動物の命という倫理観を問われるものである以上、「不真面目がカッコいい」というのは嫌だな、と思うのです。

たとえば鉄砲の取り扱い。わたしはいまでも、たとえ山の中でひとりきりだとしても脱砲確認をして小声で「脱包よし」と言います。銃口の向きも凄く注意しています。ひとりだから人間に向けることはないにせよ、装填状態では常に地面に向けるようにしています。そもそも装填と脱砲のタイミングも安全に配慮して行います。

 

射撃場で慣れた風の人

射撃場でも「慣れてるぜ」って感じで、ひょいひょいと鉄砲を持ち歩く人がいます。弾の確認もせず、サラリと水平持ち。

即座に装填状態を見て、弾が入っていないことを確認して胸をなで下ろすことも少なくありません。悪質な場合は注意しますが、

「銃口こっち向いてますよ」
「弾入ってないから、がははは」

みたいにちょっとこちらを小馬鹿にするような笑い方をする人もいます。マジメに「脱包よし」とするのがかっこ悪いと思ってるのかな?

逆に初心者の人が、緊張感を持って銃口を空に向け(射撃場では正しい持ち方)、薬室を覗き込んで脱砲確認をして、慎重に射台に向かう姿の方がずっとかっこいいと思うのはわたしだけでしょうか?

 

危ない動作はかっこ悪いという空気を作りたい

人間は「安全のために」みたいなモチベーションだとなかなか徹底できないものだと思っています。

むしろ「不真面目な銃の扱いはかっこ悪い」という風潮を作っていきたいナァと思ったりします。ほら、ゴルフとかだと服を着崩したりしないでしょ(よく知らないのですが、イメージとして)。紳士のスポーツだから、ちゃんと襟付きの服を着て取り組むのがカッコいいわけですよ。そこにヨレヨレTシャツで現れれば、やっぱりダサいと思われると思います。

ほかにもバーでだらしなく大騒ぎしたりするのもかっこ悪い、みたいなのもありますね。

 

そういう感じで「鉄砲をまともに扱えないのはかっこ悪い」とみんなが感じてほしいなぁ、と思います。

むしろサバゲとか、モデルガンを趣味にしている人の方が研究熱心だったりするんですよ。

「こういうシチュエーションでは、こういう銃の保持が安全で、合理的!」というのを自分で調べたり、講習会に行って勉強しています。

一方でハンターはと言えば「強制だから」と数年に1度講習を受けたりする程度。そこで仕方なく話を聞いて帰るだけ。

講習を受けることがすべてだとは思いませんが、ちょっと印象的な違いだと思っています。

マジメに、しっかりと銃を扱えている人をかっこいいと感じる文化でありたいです。狩猟や射撃は紳士的なものあってほしいと思っています。


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狩猟やってます。ひとりで歩き獲物を追う単独忍び猟が好き。狩猟系ブログ《山のクジラを獲りたくて》運営。狩猟系の本を集めるのが趣味。雑誌『狩猟生活』『ガンズ&シューティング』に寄稿し始めました。 ヤマノクジラショップ始めました:https://yamanokujira.theshop.jp

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