猟場に持っていく銃のお手入れ道具
みなさんは猟に出るとき、銃のメンテナンス道具を持っていきますか?
持っていくとしたら、どれくらい持っていきますか? なにを持っていきますか?
わたしなりの考えと、持っていくものをご紹介します。
銃は工具がないとばらせない
当たり前と言えば当たり前ですが、銃は工具がないとばらせません。
通常は猟の最中に銃をバラすことなんてないのですが、わたしはストックを外すのに必要なものだけは持っていきます。そして使ったこともあります。
分解するシチュエーションですが、わたしの場合は斜面を滑り落ちたことがあり、そのときに銃の隙間という隙間に土が入り込んでしまいました。銃身の中に土が入ってしまうと暴発の危険があるので、それは絶対に出さないといけませんが、たとえばストックと銃身の間なんかに土が入り込むと着弾に影響しそうですし、なによりサビなんかにも繋がるし、精神衛生上も良くない。
というわけで、その場でストックを外し、持っていた手ぬぐいである程度キレイにしてやり、組み立て直しました。
まぁ、分解といってもネジを2つ外すだけのことですので、なんら大袈裟なことではありませんが、それにしたってそのネジ2つを外せないと、掃除ができないのですから、工具がないといかんというわけです。
持っていく道具ですが、2パターンありますね。ご紹介していきます。言うまでもなく、銃によって違いますからね〜。
オーソドックスにドライバと六角レンチ
実はこれが最軽量。必要最小限にして最強です。小難しいツールを考えるよりも、これが一番使いやすいですね。これを輪ゴムか何かで止めて、荷物の底にでも放り込んでおけばOK。
機能を増やしてレザーマンという手も
レザーマンWave+にはドライバーがついています。ただし標準のツールには六角レンチがありません。オプションのビットキットに六角がありますので、そちらを一緒に持ち歩けば、銃の分解は十分にできます。
はっきり言って重いです。普通のドライバーと六角レンチの方が圧倒的に軽いしコンパクト。それでも「レザーマンも悪くない」と思えるのは機能の多さ。
たとえば——実際にやるかどうかは別にして——、レザーマンがあればトリガーの分解もできます。ペンチもついているので、壊れた道具を直すのに活躍します。ほら、たとえば服のジッパーがおかしくなったときなど、ペンチが欲しくなるじゃないですか。
もちろんナイフもついているので、予備ナイフとして考えるのもありでしょう。たとえば解体ナイフを1つ持っていくとしても、そのナイフをなくしたり壊したときに、最低限使えるナイフがあると思えば心強いです。
——ちなみに、オススメするわけじゃないし、わたしも触ったことさえないのですが、MUT BLACKというモデルは、ライフル銃(M16/AR15)のメンテナンス用のモデルです。
米軍に向けて開発され、NSNを取得するミリタリープロツールMUTMUTは、ライフル銃(M16/AR15)のメンテナンスを目的に、実戦での兵士の体験を参考にして様々な特殊機能が装備されています。
銃身の掃除ブラシまでついています。口径が合わないと意味ないし、短いので使い勝手は悪いと思いますが、ロマンはありますよね。ミリタリーモデルと言うことで、頑丈さはお墨付きだと思いますし。
で、わたしはどっちを持っていくか?
実はドライバーと六角レンチの軽量パターンが基本です。
気分でレザーマンにすることもあります。本当はこういう「いざという時のための道具」は使用頻度で測ってはいけないと思うんですが、それでも使用頻度が低いので、できる限り軽くという考えになっちゃいますね。
また、私の場合は剣ナタと解体ナイフという感じで、ナイフを2つ持っているので、これ以上の「予備ナイフ」も不要。レザーマンでなければならないという場面はないですね。
泊まりで猟をする人はオイルもあっていいかも
わたしは日帰りなので、持っていったことはないですが、海外の「泊まりで猟をする人」の動画なんかを見ていると、何らかのオイルを持っている人もいますね。
たとえば雨が降って濡れたときに、寝床で拭いて、最低限のオイルを吹いてあげればサビ防止になります。
鉄砲のメンテンナンス道具を持っていきますか?
歩くときに持っていないにしても、車には積んであるという人もいるのでは?
もし持っているという人は、なにを持っているかも含めて教えてください。
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