猟師の本棚:マヒャド林さんの本棚
猟師の本棚第三弾はマヒャド林さんの本棚になります。
ファンタジー系の本も並ぶ本棚です。堅い話よりも、物語の方が好きな人も要チェック!
マヒャド林さん
Twitter@マヒャド林さんのプロフィールはこちらになります。
1971年生まれ。21歳で銃猟デビュー。去年より罠に目覚めるも、ネットで違法罠が当たり前に売られているのに愕然とし、法令を遵守しながらも捕獲率を15倍にする罠猟の歴史を変える世紀の大発明品(自称)を自作して特許を取得。しかしいまだに獲物に恵まれず行き詰まっている。得意技は鹿チャーシュー。からの鹿ジャーキー。
マヒャド林さん、寄稿いただきありがとうございました。
マヒャド林さんの本棚
千松さんの『けもの道の歩き方』や『猟師の肉は腐らない』など、わたしも読みましたね〜。そんな中で目を引いたのが『洞窟おじさん』。
これ、ノンフィクションなんですよ。わたしも知ってても読んだことがないのですが、13歳のころに家出して、山に入り、43年サバイバル生活をしていたおじさんのお話です。
『山でクマに会う方法』『クマにあったらどうするか』などクマ系の本が並ぶ中、わたしも読んだことがないのが『シャトゥーン ヒグマの森』
こちらは、かなりおもしろそうですね。Amazonの概要欄を抜粋します。
あの超人気作家、夢枕獏氏が大絶賛した、第5回『このミス』大賞優秀賞受賞作が待望の文庫化! 「何年かに一度、時おり、動物パニックものの傑作が登場する。西村寿行 『滅びの笛』、吉村昭 『羆嵐』、志茂田景樹『黄色い牙』。本書、増田俊也の『シャトゥーン ヒグマの森』は、久かたぶりに出たこの手の話の傑作である」(解説より)
シャトゥーン ヒグマの森|Amazon
動物パニック系のようですね。読みたいな。
こちらの本棚で最初に目に入ったのが『鹿の王』ですね。興味がありつつもまだ読んでいない本です。ファンタジー系の物語ですね。
タイトルが似ているというだけの連想ですが、『蠅の王』が大好きだったので、期待せずにはいられません。
『蠅の王』は無人島に流れ着いた子どもたちのサバイバル物語です。いわゆるサバイバル要素よりも、人間関係に重きを置いた内容ですね。名作です。
『鹿の王』は本屋大賞も受賞しており、かなり人気のようです。
狩猟系マンガのコーナーです。『ゴールデンカムイ』『罠ガール』はもちろん『クマ撃ちの女』もありますね。
『クマ撃ちの女』はザックリ言えば女性ハンターがヒグマを撃つマンガです。結構リアリティがある中にも、マンガ風のおもしろさもあって、エンタメ作品としておもしろいですね。私も読んでます。
さて、マヒャド林さんから届いたメッセージをお届けします。
マヒャド林さんが初めて読んだ本
私が初めて読んだ狩猟関係の本は『山人達の生活史』だったと記憶していますが、これは中学校の図書館の本。
後はcwニコルさんの本を数冊読みました。それは父の本棚。どちらも精確な題名が分かりません。参考になりませんね。
それに本棚に無い本もあります。
千松さんの『僕は猟師になった』はキッチンが定位置だし、『モリさんの狩猟生活』は貸し出し中。
やまくじ補足:CWニコルさんと開高健の対談本である『開高健とC・W・ニコルの野生の呼び声』とかかなりよかったですね。おすすめです。
マヒャド林さんが好きな本
ここにある本で1番好きな本は『猟師の肉は腐らない』。突っ込むとこ多いんですが、小泉教授の感性が楽しい。
1番のオススメはやっぱり『クマにあったらどうするか』。クマを先生と呼ぶ最後のマタギと、取材するライターさんが素晴らしい。学ぶ所も多いしとても読みやすい。
良く見るとエンタテインメント作品も多いんですが、これはあくまでエンタテインメント。それはそれで楽しめますよ。
山に関係なくても、上橋菜穂子さんのファンタジー小説や『ゲート』シリーズなどのラノベも、山に生きる多くの知識を授けてくれます。
晴耕雨読じゃないですが、山に行けない日は山の本も良いですよね!
晴耕雨読、分かるなぁ
マヒャド林さんの本棚はいかがでしたか?
晴耕雨読分かりますね〜。前に雑誌『狩猟生活』のコラムで「アームチェアフィッシャーマン」に対して「アームチェアハンター」なんて言葉を作って、書いたことがありますが、まさにあの感覚ですね。
雨の日、猟に行けなくても、こういう本を読んでいれば幸せでいられます。
引き続き『猟師の本棚』を募集します。
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