狩猟に興味があるけど、踏ん切りがつかない人に勧めたい5つのこと

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「狩猟に興味があるけど、なんか大変そうだし、自分に合うのかどうかも分からないから不安」

なんて人もいるんじゃないでしょうか? 今日は「狩猟に興味を持ったらやるべきこと」を挙げていきます。

ちなみにまじで興味があるなら、ウダウダ言わずにやってみればいいんです。この記事ではどちらかといえば「ちょっと迷ってる人」に向けての提案です。

狩猟に興味があるけど、始める踏ん切りがつかない人に勧めたい5つのこと

狩猟って始める上でのハードル高いと思ってますよね? 本当はそんなに高くないんですけど、これから始める人にとってはとても高く見えるんです。

実際にやっている人は「まぁ、面倒だけど、簡単だよ」ってな感じの意見が多いと思います。

——って言われても、なんだかハードルが高く感じる気持ちは分かります。

免許を取るか迷っている人の背中を押す気持ちで、やってみて欲しいことを提案します。

 

1.山を歩いてみよう

大物猟をやるなら山を歩くことが好きでないとつらいです。

とくに単独猟だと、獲れない日の方が多く、そうなると1日中ひとりで山を歩き続けることになります。わたしもそうです。

わたしの回りで単独猟が好きな人は揃って「獲れなくても山に行くだけで楽しい」と言います。

山を歩くことは免許がなくても出来るのですから、ぜひやってみてください。

ポイントは登山道を歩く登山ではなく、近所の里山に行ってみること。動物の足跡でも見ながら歩いてみてください。

いきなりシカを目撃するのは難しいでしょうけど、足跡はすぐに見つかるはず。それだけでも「ここにシカがいたのか!」と楽しい気持ちになるはずです。

 

2.体験会に参加

多くの地域で狩猟系の体験会が開かれているものです。

行政が主体となってやっているケースもあるし、猟友会がやっているケースもあります。

たとえば神奈川県猟友会のサイトを見てみると、免許を持っていない人向けの「狩猟見学会」が開かれていますね。

狩猟見学会|神奈川県猟友会

他の地域でもやっていますので、ぜひお近くで主催されているイベントを探してみてください。検索するときは『地域 + 狩猟 見学会』とか『地域 + 狩猟 体験会』みたいなキーワードで見つかると思います。

1つ注意しておくと、こういう体験会は年がら年中やっているわけではありません。下手すりゃ年に1〜2度。よくても4〜5回ってところじゃないでしょうか?

1回見逃すと、しばらくチャンスがなかったりするので、興味が湧いたらサッサと調べて参加することをオススメします。

 

3.Twitterの狩猟系アカウントをフォロー

Twitterって、狩猟やっている人のネットでの活動の場としてまあまあ定着しています。

それも凄腕ハンターだったり、自分で弾を作っちゃう人だったり、射撃大会で上位に入るような人だったり、すごい人が集まっています。

わたしも免許を取って、初めての猟期を迎えるに当たって、かなりのアドバイスを頂きました。リアルじゃありえない交流をさせてもらえました。

まじで情報の宝庫。そして気さくな人も多いので、初心者として質問があれば(丁寧に訊けば)多くの人がその人なりの意見をくれると思います。

宣伝のようですが、わたしもTwitterやっています→ @yamakuji_jp

わたしのツイートを見つつ、そこにリアクションする人たちを見ていけば、いろんなハンターに出会えると思います。

また、ブログ『ヤマガカシ』ではTwitterとブログの両方をやっている人のリストを作ってくれていますので、そのあたりを漁ってみても良いですね。

Twitterに狩猟系ブログやってる人はどのくらいいるの?

 

4.書籍・雑誌も見てみる

じつは狩猟系の書籍・雑誌って多いんです。いくつか紹介しますので、情報収集がてら見てみることをオススメします。

まずは『羆撃ち』。こちらはテレビ『情熱大陸』でも特集された久保俊治氏の猟師としての軌跡がまとめられています。アメリカの狩猟学校に通う様子や、愛犬フチとの交流など、かなり濃いです。

 

『ぼくは猟師になった』は罠猟師の千松信也氏の書籍です。先日NHK『ノーナレ』で特集されたので見たことがある人も多いのでは? いわゆる「狩猟を始める経緯」に関する書籍は色々ありますが、圧倒的な知名度の1冊だと思います。千松信也氏はTwitterもされていて、興味深いのでそちらと合わせてご覧いただくのがオススメかな。

 

サバイバル登山や小説『息子と狩猟に』でお馴染みの服部文祥氏。服部文祥氏は登山家からハンターになったタイプで、いわゆる普通のハンターとはちょっと違う切り口です。

山で獲れたものだけを食料として、数日から数週間もの登山を続ける『サバイバル登山』というスタイルに興味が湧くならぜひ読んでみることをオススメします。

 

まだ新しい狩猟雑誌である『狩猟生活』。わたしも前号からライターとして参加させていただいています。先述の千松信也氏や久保俊治氏などの有名なハンターを取りあげる一方、無名ながらも真面目に猟に取り組む若手ハンターも取りあげるバランスがおもしろい雑誌です。

 

こちらは『ガンズ&シューティング』は名前の通り、銃と狩猟の雑誌。狩猟の魅力と同時に、猟銃の魅力を発信しています。鉄砲から猟に興味を持った人にはたまらない雑誌です。こちらも前号からライターとして寄稿しています。

 

5.憧れのハンターを見つけてみる

いろいろな狩猟系のTwitterアカウントを見て、書籍・雑誌に目を通しているうちに、ハンターにもいろんな人がいることに気が付いたと思います。

猟のスタイルにもいろいろありますし、ハンターごとに狩猟哲学もそれぞれです。

その中から、ぜひ憧れのハンターを見つけてください。

「この人みたいになりたい」

そういう気持ちがあると、狩猟のモチベーションにも繋がると思います。

 

さぁ、始めよう

まぁ、わたしは「ハンターを増やさなきゃ」という使命感を持っているわけではないですし、ましてや行政から「ハンターを増やす協力をしてくれ」と言われているわけでもありません。

でも始めたい人がスムーズに始められるような情報を発信していきたいとは思っています。

もし「興味はあるけど、こういう部分が不安」という点があるなら、ぜひわたしのTwitterアカウント(@yamakuji_jp)質問箱に投げてください。

その場でお答えするか、ブログ記事として、あるいは毎週放送予定のYouTube生放送でお答えしていきたいと思っています。


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狩猟やってます。ひとりで歩き獲物を追う単独忍び猟が好き。2022年からはアイヌ犬のイチを連れて一銃一狗に挑戦します。狩猟系ブログ《山のクジラを獲りたくて》運営。狩猟系の本を集めるのが趣味。雑誌『狩猟生活』『ガンズ&シューティング』に寄稿し始めました。 ヤマノクジラショップ始めました:https://yamanokujira.theshop.jp

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