初猟期の後悔:出猟日誌を真面目にとれば良かったな〜
初シーズンを振り返ってひとつ後悔していることがあります。
それは「猟の記録をもっととっておけば良かった」ということ。
ちょっと来期のために、どういうデータをとっておけば良かったのか、考えてみたいと思います。
獲った獲物の記録はあるけど……
じつは昨日・一昨日の記事で書いたとおり、自分が獲った獲物の記録は一応はあります。
それだって、もっと丁寧に記録すれば良かったとは思うものの、だいたいの距離・状況・場所などは分かります。
でも、なにがないって、獲らなかった or 獲れなかった獲物の記録です。
実は獲れなかった獲物の情報こそ価値があるかも
実際には単独忍び猟では何回も何回も遭遇して、ようやく1発の発砲ができる猟です。
見かけるたびにバンバン撃てるもんじゃありません。
「パッと逃げていくシカの尻を見つつ、据銃する時間もなかった」
なんてことがよく起こります。
でも、獲物に遭遇したという事実はかなり大きな意味を持っていて、
「事実として鹿がそこにいた」
という揺るぎない情報なんです。何頭いて、何をやっていて、どっちからどっちの方向に向かっていて、どの獣道を歩いていて……
そういうことが分かっちゃうんですよね。もちろん、猟をしているときはパッとそういうことを確認して、その後の行動に活かしていくんですが、全部を事細かに覚えているわけじゃないんです。まぁ、よく遭遇する場所とか、そういう重要なことは忘れませんが。
また、“獲物がいなかった” という情報も実は意味があるときがあります。
たとえば、ある鹿の付き場があって、そこに行けばかなり高確率で鹿に出会えるとします。でも、そこに鹿がいない日があった。
「なんでだろう?」
前日の天気や気温。当日の天気や気温。日にち。雲行き。気圧。曜日(前日に巻狩が入っているなど……)。これもそのときは考えているのですが、記録していないから、振り返ってみると、ボンヤリとした記憶しか残っていなかったり……。
やっぱり日誌がいいか
というわけで、日誌的に……
- 遭遇した獲物のこと(場所・何をしてた? など)
- 獲物の痕跡
- 歩いたルート
- 天気・気温
という感じでメモれば良いかな。。ほんとうは1/25000地図に書き込んでいくのが良いのかな? 高いもんじゃないし、毎年地図を新調して、ガンガン書き込んでいくのが1番いいメモになったりして。
狩猟車にノートと白地図を用意しておいて、下山したらサッと日誌を書く。そうやって1日を振り返るのもいいかな、って。ほら、水筒に入れておいた暖かいコーヒーでも飲みながらさ。
GPSを活用するのもありだと思います。歩いたルートも、獲物との遭遇場所もGPSで記録できるし、猟場で見ることもできる。
ただ……じつは最初の頃はこれを律儀にやっていたんですが、後半は面倒になってしまい、サボっちゃいました。連日出猟するたびにGPSをパソコンにつないで、取り込んで、名前をつけて整理して……ってのが面倒でね〜〜〜。
また、GPSのメモが増えていくと、地図が見づらくなるなんて事もあって……。紙の地図に記録する方がいいかな〜なんて今は思っています。
あと、猟で歩いている最中にあんまり膨大な情報を見ても仕方がないかなってのもあります。だから、先ほど書いたように狩猟車にノートを置いておくくらいで丁度いい。家で作戦を考えるときに白地図や日誌を見て考えればいい。で、猟場では生の情報を重視して行動する、と。
もし、こういう記録をうまくとっている人がいたらやりかたを教えてください。
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