わたしが初シーズンで獲った獲物の状況まとめ

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昨日の記事では獲物を獲ったときの据銃姿勢だけに注目しましたが、今日は距離と獲物の状況についてもまとめてみます。

(まとめてやればよかったですね……)

いきなり表で

獲物を獲ったときの状況や、そのときの記事へのリンクなどは、是非昨日の記事をご覧ください。

参考:初シーズンで獲った8頭を撃ったときの据銃姿勢のすべて

 

昨日の据銃姿勢も含めて、獲った獲物について状況を表にしてみたいと思います。

獲物までの距離 据銃姿勢 獲物の状況
鹿1 20m 立射 歩いてた
鹿2 50m 膝射 逃げてた
鹿3 40m 座り撃ち 座ってた
猪1 40m 座り撃ち 寝てた
鹿4 15m 膝射 歩いてた
鹿5・6 107m 膝射 逃げてた
鹿7 20m 立射 逃げてた

※ “獲物までの距離” はわたしの感覚です。鹿5・6のときはGPSで計測したので、直線距離としては正しいと思いますが、高低差は考慮していないため、結局不確かです。「目の前だ!!」って感じれば20m程度。「冷静に撃てば当たりそう!」と感じれば50m程度。その程度のレベルの目測だとご理解ください。

 

やっぱり印象と結論は違う……

この表をまとめてみるまでは、結構遠い獲物を撃っているつもりだったんですが、こうやって見ると50m以内がほとんどですね。「実際には60mくらいあったかも」と記憶の中では思う鹿もいましたが、撃ったときの感覚を重視して距離は書いています。

 

また、棒立ちの鹿ばかり撃っている印象もありましたが、それも違いますね。本当に棒立ちor無警戒だったのは猪1頭と鹿3頭。ということで半分。

「逃げてた」という鹿については例外なく、逃げている途中で立ち止まった瞬間に撃っています。じつは走っている鹿には1度も撃っていません。これは1発で仕留める自信がなかったからですね。もう少し腕を磨いて、来期は状況に応じて走っている鹿も撃っていこうと思っています。

 

無警戒なシカを探しつつ、逃げるシカを撃つ

というわけで、当たり前の結論かもしれませんが、単独忍び猟では無警戒の鹿を探しつつ、走られた鹿もうまく獲っていくというスタンスになるのかな。

また、この猟期は初めてということもあって、あまりに遠い獲物は手をだしませんでした。1度だけ100m越えの鹿を獲っていますが、これも猟期の後半で、すこし慣れてきたことと、自信がついてきたことでチャレンジしたことです。実際にはかなりの数を見送っています。

だからわたしなりの教訓として、単独忍び猟では(銃に関しては)「遠い獲物を撃てることが強みになる」と思っています。

鹿は逃げるときも、必ずと言っていいほど立ち止まります。とくに上り坂では顕著に止まります。走る獲物を仕留める能力はもちろん必要だし、あるに越したことはないけど、むしろ「止まってさえいれば、かなり遠くても当てられる」という技術の方が強みになりそうかな〜と。

特に100mくらいの距離での遭遇は多く、無警戒なことが多いですね。

次の猟期まではそのつもりで練習します。

 

ちなみに獲物を獲るという意味では鉄砲の技術以上に「獲物を見つける技術」「忍び歩きの技術」「痕跡を読む技術」などの方が重要かもしれません。でも、結局は鉄砲の腕がないと当てられず、半矢を生むので練習は欠かせませんね。


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狩猟やってます。ひとりで歩き獲物を追う単独忍び猟が好き。2022年からはアイヌ犬のイチを連れて一銃一狗に挑戦します。狩猟系ブログ《山のクジラを獲りたくて》運営。狩猟系の本を集めるのが趣味。雑誌『狩猟生活』『ガンズ&シューティング』に寄稿し始めました。 ヤマノクジラショップ始めました:https://yamanokujira.theshop.jp

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