狩猟を始めるなら一刻も早く、と言いたい

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今、ちょっとでも狩猟に興味を持っているならば、ぜひ “なる早” で始めることをオススメします。待っても良いことは1つもありません。そう思う理由を今日は書いてみます。

理由1:早くライフルを所持できる

散弾銃を狩猟用途で10年所持するとライフルを所持できるようになります。

10年です。10年。ちょっとばからしいくらい長い期間を要するのです。

20歳で散弾銃を始めたとしても、30歳。30歳で始めれば40歳。40歳で始めれば50歳にならないとライフルは手に入らないわけです。

最初は「まぁ、散弾銃で良いんだよ」と思うかもしれません。「鳥しかやらないし」とかね。でも、やり始めるとライフルも興味が出てくるもんです。

また、「最初はエアライフルで」と考える人も多いと思います。ほら、山賊ダイアリーの影響でエアライフルの人気も上がっているようですし。しかし——

空気銃から始めた5年目猟師の後悔。最初っから○○にしとけば…orz

そう、エアライフルは散弾銃ではないため、ライフルで必要となる「10年」にカウントされないのです。

 

理由2:山を歩く体力がある

猟は体力を使います。

山を登り、獲物を探し、獲ったら獲ったで獲物を山から降ろさなくてはいけません。慣れてくると力の抜き方やコツを身につけるのかもしれませんが、最初はそうはいきません。体力勝負。力任せでこなす作業が多いものです。

たとえば山を知るために、猟期以外の時期に山を歩くのも猟の経験値を高めるのに有効ですが、それも体力を使います。若い方が有利です。

 

理由3:金の自由がある

「結婚したら金の自由がない」というよくある話だけではなく、若いときの方が無鉄砲に金を使える気がしますし、金銭面でも無理がきくと思います。

少しくらい偏食でも生きていけます。

わたしも毎日食費を削りに削って好きなことに投資していましたが、いまはちょっとは「美味いもんを食いたい」と思っちゃうもんで、昔ほどは食費を削れないですよね。

また、年をとるにしたがって、「先のことを考えて——」みたいに無難な思考になってしまうもんです。

もちろん結婚したり、子どもができれば金銭的自由は減りますしね。

 

理由4:継続は力なり

同じ40歳のハンターでも、38歳で始めて2年目の人もいれば、20歳で始めて20年目の人もいます。

やっぱり長く続けた人は強いですよ。

 

理由5:時間がある

体力も関係しますが、とにかく時間があります。というか、自分次第で時間はいくらでも作れます。

わたしは会社員をやっていて、自分の時間が欲しくて、朝4時に起きてました。そういう無理がきくし、疲れていたって、週末に猟に出たり、射撃に行くこともできます。

また、そういう時間を確保しやすいように思いますね。

わたしも自営業をやっている今より、会社員だった当時の方が時間はあるよな〜、と思ったりします。これは年齢とは関係ないようですが、ある程度の年になって独立を考える人も多いという意味では、やっぱり “若いときは時間がある” という話に通ずるものもあるかな、と。

 

興味があるなら始め時

狩猟ってそれなりに覚悟が必要な行為です。安易に「みんなやろうぜ」とは言わないようにしています。

でも、興味があるなら、なる早で始めることをオススメします。1ヶ月、1日でも早く始めた方が、やれることが増えると思いますよ。わたしは35で始めましたが、冗談抜きで20歳で始めれば良かった、と思っています。


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狩猟やってます。ひとりで歩き獲物を追う単独忍び猟が好き。2022年からはアイヌ犬のイチを連れて一銃一狗に挑戦します。狩猟系ブログ《山のクジラを獲りたくて》運営。狩猟系の本を集めるのが趣味。雑誌『狩猟生活』『ガンズ&シューティング』に寄稿し始めました。 ヤマノクジラショップ始めました:https://yamanokujira.theshop.jp

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