道具を使わないサバイバル動画の究極系!? ディスカバリーチャンネルの本気!
先日おもしろい動画を発見したんですよ。
「素っ裸で見知らぬ大自然に置いて行かれ、ひとり10日間生きていく」という動画です。道具ゼロ。ナイフも、着火道具も、基本的に服どころか、パンツもなし。
これがおもしろいだけじゃなくて、考えさせられるというか、現実を見ることができるという意味でとっても興味深いものでしたので、ご紹介します。
ディスカバリーチャンネルのエド・スタフォードさん
もう、まず何も考えずにこちらの動画を見てほしいですね。40分以上ありますが、サバイバルとか、ブッシュクラフトとか、山の遊びが好きな人なら飽きずに見られますよ。
内容はベネズエラのジャングルの中に裸で、荷物もなく(撮影機材と非常用の道具はある)置いて行かれ、10日間を生き抜くという企画です。
ツッコミを許さない挑戦
いわゆる “サバイバル系の動画” ってたくさんありますが、コメント欄を見ると頻繁に見かけるのが「ナイフを持って行くんだったら、テントも持って行けば良いじゃん」とか「ファイヤースチールを持って行くならライターを——」とか「そんなに道具があったらサバイバルじゃないじゃん」みたいなツッコミ。
正直、みんな自分が好きなようにやっているので「そういうツッコミは無粋だな」と思いますが、このエド・スタフォードさんの動画はそういうツッコミは一切許しません。
なにしろパンツも穿いてないんですから!
ジャングルのど真ん中に下ろされて、大自然の中で股間にモザイクがかかる映像はなかなか……です。
もちろん撮影クルーもいません。すべて自撮りです。
下手なツッコミなんてできません。
サバイバルより一歩先の「繁栄」を目指す
この動画のもう1つ(そして重要な)点は最終的な目標はサバイバルではなく「繁栄」だという点です。
英語では thrive という単語を使っています。日本語字幕ではあまり強調されていなくて、「生活」と訳されていることが多いようです。なにはともあれ、動画の言いたいことは
「10日間生き抜くことが目標ではなく、10日間かけて “ここで持続的な生活ができることを証明する” ことを目標にしています。」
たとえば10日間なら食べ物を1つも食べなくても死にません。しかしそれでは生活とは呼べませんし、その場所で持続的に、長い期間生き続けることはできません。
だからエドは安定的に食べ物を獲る方法を模索しつつ付けます。木の実を見つけてもそれだけで満足せず、必ずタンパク質を求めて魚を釣ったり、動物を狩ったり、虫を探したりします。
文明が川や湖の近くで繁栄した理由
これを見ていると、昔から文明というものが川や湖の近くで繁栄した理由が本当に良く分かります。
なにしろ水は死活問題です。水を運ぶのは重労働なので、水場の近くに住むというのは当然の判断です。知識としてはもちろん分かっていましたが、これを見ていると、肌感覚として実感します。
また水の近くは食べられる植物も多いですし、魚がいればまあまあ簡単に食事にありつけます。
ほかにも沢山の動画
じつはこの動画だけではなく、この挑戦はディスカバリーチャンネルの『ザ・秘境生活』という再生リストの1つです。
こちらを見ると、世界のあっちこっちで同じ挑戦をしています。ジャングルもあり、砂漠もあり、山があり、海沿いがあり、島があり……(極寒の北欧だけは防寒着を着ていますが)。
わたしは一気に見ちゃいました。
驚きと感動の連続でしたよ。
興味があれば是非。
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