単独猟日記:今シーズンの初物をいただきました(注:獲物の写真あり)
自分が1番好きな山にようやく来ることができました。それだけでも楽しいのに鹿が獲れて最高の1日になりました。
※獲物の写真があります。不快に感じる方はページを閉じて頂くようお願いします。
解禁翌日、好きな山へ!
わたしが1番好きな山もそんなに巻狩が入る場所ではないんですが、それでもたまーに来ているようです。解禁日は来る可能性があるかな、と別の山に行きました。
解禁翌日はいないだろうと予想をたてて、今日は1番好きな山へ!
「おれ、イノシシ獲るよ!(キリッ!)」
この山では、なんとなくわたしの経験上「鹿が多いエリア」と「イノシシが多いエリア」があるようです。
どちらに行くか?
かなり悩むところです。鹿の方が獲れる可能性は高い。だけどイノシシ獲りたい。でもイノシシ狙いは成功率が低い。
う〜ん、と悩んだ末に「イノシシ狙い」で行くことに!。
猟仲間の @scarecrow さんらとメッセージのやりとりをしていて、「今日はイノシシ狙いでいくぜ」とメッセージした16分後のことです。
鹿とれた
斜面の下の方で音がしたんです。姿はまだ見えないもののなにかがいる気配は間違いない。そのあたりのけもの道が抜ける方向を知っていたので、ゆっくり忍び足で視界が開ける場所まで移動して待ちます。
すぐに姿を現したのは鹿の群れでした。先頭はオスジカ、後ろは(藪に隠れてハッキリ見えないのですが)メスジカが2〜3頭ほど。
まだこちらにまったく気が付いておらず、オスジカは地面の匂いを嗅ぎながらゆっくりと歩いていました。完全に姿が見えるのを待って、立ち止まった瞬間に発砲。距離は50mより少し遠いくらいでしょう。
弾は心臓を抜けて、その場で即倒。急な斜面でしたので、そのままずるずると滑り落ちていってしまいました。
3段角のオスジカです。角を集めているわけではないですが、せっかくの立派な角です。頭も持ち帰りたいと思います。
獲物を谷まで下ろして、解体します。寝かせたまま解体しましたが、そういうときでもスリングやカラビナは役立ちますね。とりあえず肉をぶら下げておけます。
頭も持ち帰ります。
ちなみに肉の持ち帰りに、このIKEAのキャリーバッグを使ってみました。今期からの試みです。
わたしはザックを使わないので肉の持ち帰りは大きなテーマです。このキャリーバッグをたたんで荷物に忍ばせておけば肉を持ちかえることができる! と意気込んでいたのですが、結論を言えば「簡単じゃない」です。
耐荷重は25kgですが、実際にそれに近い重さの肉を入れて持つと(重さを量ったわけじゃないんですが)、持ちにくいこと持ちにくいこと……。
ショルダーバッグみたいに肩にかけると、すべての重みが身体の片方にかかり、数分で背骨が痛み始めます。そこでスリングを使って、簡易的なリュックのように背負ってみることに。これはまだマシではありますが、肩に食い込む紐が痛い……。それに背負い方が下手くそなのか、安定感がなく、本当に疲れました。
次回はなにか肩パッドになるもの(タオルとか?)を持参し、背負い方をいろいろ工夫してみたいところですね。ネパールのシェルパがやるようにおでこで持つのもありかな〜って思います。気になる方は “シェルパ ポーター” などで画像検索してみてください。
とにかくちょっと工夫がいります。背ロースしか持って帰らないとか、本当に良い肉だけ持ち帰るというなら、ありでしょうけど。
大変な労力、でも報われる……
この日は午前中に獲れたので、家に帰って、解体〜真空パック〜冷凍なんかの処理を全て終えてもまだ15時くらいでした。
二日連続の出猟でクタクタ。それに肉を持ち帰るのも大変な労力なんです。単独猟の大変なところですね。
空腹で空腹で仕方がなかったので、早くも夕食にしようと、肉尽くしの晩ご飯を作りました。
揚げレバーのケチャップ・生姜ソース和えと、ロース肉を醤油・酒に漬けて焼いたヤツです。レバーはこってり、ロースはややサッパリ目に。疲労感のせいで、濃い味のレバーが止まらない!
とにかくこれで今シーズン1頭目。猟果がすべてではありませんし、たくさん獲ったから偉いってこともありません。獲れなくてもおもしろいと本当に思いますしね。
とはいえ1頭目が取れるとホッとしますね。ちょっと力が抜ける感じがあります。そして1発で仕留められたことがまた嬉しいです。
「半矢を出さない、撃つなら当てる」を大物猟の目標にしていますので。
猟期も始まったばかり、のんびり楽しみましょう。
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