初めての猟期前にどの程度の道具を揃えるべきか?
こんにちはやまくじです。
今狩猟免許を取ろうとしていて、次の冬が初めての猟期という人もいると思います。そして「なにが必要になるんだろう?」と楽しく頭を悩ませているんじゃないかと思います。
去年の自分を振り返りつつ、どういうスタンスで道具を揃えるべきか考えてみようというのが今日の記事です。
「この道具を持っていけ」という具体的なリストを作るわけではなりません。その理由も記事中で触れていきたいと思います。
道具を揃えるときの考え方3パターン
初めての猟に向けての「道具の集め方」はざっくり3パターンあるかな、と思います。
- ネットや本で情報収集して、欲しいもの・必要そうなものを揃えていく
- お世話になる猟隊や知っている先輩ハンターの真似をする
- 道具は揃えない(猟隊や同行する先輩に借りればいいという考え)
実際には、みんなどれかに分類されるというよりも、1〜3の組み合わせなんだろうと思います。たとえば「基本的には先輩ハンターの真似をしつつ、ネットや本で知った情報を元に道具を足したり引いたりしつつ、借りられるものは借りる」ってな具合に。
わたしの場合
わたしの場合は、主に単独猟を想定していましたので、借りるという選択肢はありませんでした。必要なものは持っていなければアウトです。
また、単独猟をやる直接知っている先輩ハンターもいませんでしたので、「これを持って行きゃ大丈夫!」という話を聞くこともできませんでした。
だから、頭をひねって、ネットで調べ、Twitterで意見を聞きつつ、自分で揃えるしかありませんでした。パターンで言えば1でほとんど揃えたことになります。
結果としてもちろん失敗もありました。
「これじゃなかったかもな〜」
「もっとこういうのがよかったな〜」
ってな具合に。でも……
考えて、揃えて、試して、改善して……
「ネットの情報で道具を買っても失敗するよ」という意見をたまに見ます。事実だと思います。
猟ってひと言で言ってもスタイルによって必要になる道具も全然違います。たとえば現地で解体するハンターと、持ちかえって自宅で解体するハンターとでは、携行する解体道具が違います。
長時間、山の中で過ごすハンターもいれば、1〜2時間くらい獲物を追って、ダメなら車に戻って、別の場所に移動するというハンターもいます。そうすると荷物の量が全く違ってくるのは明確です。
だからみなさんが満足する荷物のリストなんて作りようがないんです。
巻狩であれば、ある程度ほかの人たちの道具を参考にして用意するのが得策だと思いますが、単独猟の場合はそこも模索模索しかないのかな、と。
結局「どれがいいかな〜」と考え、それを揃えてみて、使ってみて、改善するっていう、PDCAサイクル以外にないと思うんです。
だから「ネットの情報で道具を買っても失敗するよ」という意見が正しいと同時に、「試して、失敗してみないと分からない」というのも事実かな〜、とはわたしは思っています。
失敗を前提に揃える
いきなり最善の道具を揃えると考えるのではなく、失敗することを前提に、一生懸命考えて揃えるしかないのだろう、と。
だから、あえて言えば初年度は安い道具で揃えるか、できるだけすでに持っているものを使うのが正解かな。
「これはいまいちだったな〜」というのは失敗と捉えず、より良い道具を探す大きなヒントを見つけたと思って、むしろ楽しんでしまった方がいいと思っています。
道具に合わせたスタイルもあると思う
あと、自分のやり方に合う道具を探すのもいいですが、大好きな道具があるなら、それをうまく使うスタイルを探すのも楽しむコツかもしれません。
これは銃についても言えるかな。
たとえばボルトアクションが大好きなら、ボルトを使えばいい。その代わり連射はしにくいので、1発で仕留めるようにすれば良い。自動銃などのようにバン、バン、バンと連射するような撃ち方はできないわけですから(できないというか、難しい。コツがいる)。
好きなナイフがあるなら、それをうまく使う方法を考えるのも楽しいと思います。もしかしたら他人は「解体ナイフはこうでなくちゃいけない」と指摘するかもしれませんが、自分の中でフィットしているなら、それでいいんじゃないでしょうか。
紆余曲折を楽しむ
まあ何が言いたいかっていうと、みんな経済的に許される範囲でなら、書いたいもんを買いなよってこと。初心者だからとか気にしなくていいと思う。好きなもんを使えばよろし。
わたしも猟期に入って、どんどん変わった荷物がありました。変わらない荷物も。
次の記事では、大きく変わった荷物について触れてみたいと思います。
また、おもしろいと思ったらこちらをクリックしていただけると、ランキングが上がります。応援のつもりでお願いします。
ブログ村へ