ジャーナリングで狩猟を振り返る
ジャーナリングって言葉をご存じですか?
ぼくはよく知らなかったんですが、日記を書くことをジャーナリングって言うらしいです。「日記を書く」と言えば良いのにね。
ぼくは日記を書くのが好きで、これまでもかなり書いてきました。毎日必ずってことでもないですが、できるだけ書こう書こうと思ってはいます。
ぼくはもともと目的があって日記を書いていたわけではなく、書きたいから書いているというだけで、思ったことをツラツラと書き連ねていました。誰かに読んでもらう意図もないし、なんなら読み返す気もありません。
でも、それでも日記って意味があると思っているんです。それで「日記の効果」みたいなことを検索していたら、ジャーナリングなんていう意識高そうな言葉に辿り着いたもんで、タイトルにしてみました。
今日は「狩猟とジャーナリング」という観点で、日記を書くと狩猟にも良い効果があると思うよ、と言うお話です。
日記の効果
一般論として、日記を書くとどんな効果があるか、ぼくなりに挙げてみますね。
- その日を客観的に振り返ることができる
- その反省や課題を言語化し、自分に問うことができる
- 明日はどうやって生きるべきか、指針が立つ
まぁ、あえて固く書いてますが、実際にそんなに固く考えているわけじゃないんです。
「ああ、今日は大事なことをほっといて、遊んじゃったなー。明日はちゃんとしよ」
「そういえばスタッフがなんか悩んでたなー、明日声をかけてみよ」
「日中、ちょっとしたことイラッとしちゃったなァ、ちょっと息抜きしないとな」
ッてな具合に、フワッとした感情でも、言語化して、文章にまとめていくと、不思議と「じゃぁ、次はこうしよう」という対策に繋がることが多いように思います。ぼくは意識して「1日を振り返り、反省し、明日の行動をゆるく決める」という感じで日記を活用してます。
ジャーナリングを活用しているので、ジャーナリストです! と書こうと思ったけど、ジャーナリストじゃ意味が変わるな。
狩猟とジャーナリング
さて、実は狩猟でもジャーナリングって絶対に効果的だと思っています。
過去にもメモに関しては書いてきました。
メモとジャーナリングはちょっと意味が違うんですが、方向性としては近いものがあると思います。
ぼくは狩猟を終えて車に戻ると、メモを見ながら振り返ってノートに日記のようなものを記していました。本を書いたり、ブログを書いたりする都合上、そういったことを念頭に「こんなことがあった。こんな気持ちだった。次はこうしようか」という走り書きの日記帳のメモです。
ぼくは物事を整理したり、戦略を立てたりするのが好きです。得意とは言いませんが、好きではあります。
ちょっと単純化してきますが——
「今日は風が強かった。いつもは○○に行けばシカがいるのに、今日は1頭もいなかった。もしかして、風を避けて、西側の谷にでも入ってるかな?」
なんてことを書き始めるわけです。さらに地図を眺めて「いや、北西の谷とか、南の谷もいいかもしれない」なんて具合に、タラタラと書きます。
ぼくは書きながら考えるタイプです。言い換えれば、考えるときは書きます。こうやって日記という体裁の中で、その日を振り返ることで、「よし、明日は西の谷を見にいこう」という結論が導かれて、明日の行動が決まってくるというわけです。
こういうことを日記なんて書かずともできる人もいると思います。しかし、ぼくは書きながらの方が発想が広がるので好きです。
道具やウェアの反省も——
たとえばその日の気温と共に、その日のウェアなんかも書いておくと、あとで参考になります。
「寒いと思ってインナーを着ていったが、かなり暑かった」
同じような天気の日に、ちょっと日記を見返せば、何を着れば良いかが分かります。
「あれも持って行けば良かったな」
「やっぱりナイフはこういう形状は向かないな」
みたいなことも書いておきます。ぼんやり考えている状態と、明確に日記に書き記した状態とでは、まったく違うとぼくは思っています。
日記の魅力
狩猟に限らず、ぼくは日記には結構大きな効果があると思っています。
このブログは狩猟が主なので、狩猟を軸に話しましたが、仕事の面でも「これを達成したいゾ」という目標だとか、それに向けての仕事を分解して書き記していくと、グイグイと実現に向けて物事が転がり始める実感を持っています。
狩猟はその中の1つ。
もし書くのが苦痛じゃなければ、ぜひ日記を書いてみてください。毎日じゃなくても、大好きな狩猟の後なんかでは、書くのも苦痛じゃないと思いますよ。
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