Caldwellの電子イヤマフを射撃場で使ってみて気付いた課題と対策

最終更新日

こんにちはやまくじです。

電子イヤマフって絶対に必要なものではないものの、最近、射撃場でいろんな人とお喋りする機会が増えてきて、普通のイヤマフで不便を感じ始めていました。

普通のイヤマフだと防音効果が高く、そのまま喋るのはくたびれます。聞こえづらいし、射撃中に外すわけにもいかないし……。

でも電子イヤマフは高いし、あんまり安いのも不安だし、というわけで手を出してこなかったのですが、AEGハンターショップさんで格安で売られているのを見て試してみることにしたのです。

Caldwell G3

もうAEGさんの在庫はないようですが、商品ページはこちらになります → Caldwell/キャルドウェル/G3電子式イヤープロテクター

実際に触ってみると、しっとりとした手触りで高級感があります。これは期待が高まりますね。

 

電池を入れてスイッチを入れてみると、ご覧の通りLEDが点灯して、作動していることが分かります。

 

で、実際に装着してみると、たしかに音はバッチリ拾ってくれます。かなりよく聞こえて、生で聞くよりはかえって聞こえるほどです。しかし、問題は射撃場での使い心地です。発砲音をきっちり抑えてくれないのであれば意味がありません。

というわけで、射撃場に持って行ってみました。

 

防音効果は、う〜ん……惜しい

実際にこれを装着して射撃をしてみました。スラッグ射撃です。

まず、これをつけたまま雑談をすることはできます。快適です。そういう意味では電子イヤマフの効果は感じました。

一方で防効果(遮音効果って言った方がいいのかな?)のほうは、完璧とは言いがたいです。というのも、近くで発砲されるとかなりうるさいです。自分の発砲音もキツい。一応、耳がキーンとはならなかったので、ある程度の防音はしてくれているのは確かですが、隣の隣の射台で撃った音で身体がビクッとするくらいにはうるさかったです。

冗談抜きで、この電子イヤマフを使っていたら、自分が撃つときに身体が反射的に強張って、ありえないくらいのフリンチングをしてしまうという有り様でした。

それが嫌で、途中からはいつものイヤマフを使ってしまいました。

ひとつ言えるのは、スラッグやライフルにはキツいけど、クレー射撃なら使い心地はいいと思いますよ。実際にクレー射場にも足を運んでみましたが、音は気になりませんでした。自分で撃ったわけではないので、確信はありませんが、たぶん大丈夫。

 

諦めない

さて、一瞬ガッカリしてしまったのですが、せっかく買ったので使える方法を考えてみたいと思いました。そこで、荷物の奥底に眠っていた普通の耳栓を併用することに。

何の変哲もない普通の耳栓です。

 

これなら使えます。耳栓+電子イヤマフの効果で音は十分に遮断してくれていますし、電子イヤマフのおかげで喋り越えは聞こえます。耳栓をしている分だけ電子イヤマフ側のボリュームを上げ気味にしないといけませんが、十分にお喋りはできました。

指向性マイクの効果

また、ほかの電子イヤマフを知りませんが、どうやらこのキャルドウェルの電子イヤマフは指向性マイクを使っているようです。つまり、マイクが向いている方向の音を積極的に拾う仕組みです。

で、マイクは顔の前方に向いているので、顔を向けている方向の声が拾われるんです。だから射撃中は的の方向を向いているので、後ろの喋り声はそこそこしか拾いません。聞こえるけど、気にならない程度。だから、集中力の邪魔もしないし、喋りたいときは相手の方を向けば良いので、理にかなっている気がしました。

 

これだけでOKな人もいるかも

防音効果についてはやや不満もありますが、音の聞こえ方は人それぞれ。なかには普通の耳栓だけでスラッグ射撃をしている人もいます。

もしかしたら私が敏感なだけで、この電子イヤマフの防音効果で大満足の人もいるのかな、とは思いましたね。

ほかの電子イヤマフはどうなんだろう? 「これぞ!」ってのがあったら教えてください!


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狩猟やってます。ひとりで歩き獲物を追う単独忍び猟が好き。2022年からはアイヌ犬のイチを連れて一銃一狗に挑戦します。狩猟系ブログ《山のクジラを獲りたくて》運営。狩猟系の本を集めるのが趣味。雑誌『狩猟生活』『ガンズ&シューティング』に寄稿し始めました。 ヤマノクジラショップ始めました:https://yamanokujira.theshop.jp

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