自分なりに「鹿に良く出会う場所」を挙げてみる
狩猟をやりたいと思うようになってから、時間が許す限り山に行ってシカやイノシシを探す練習をしてきました。いくら練習しても、所詮は素人。暗中模索で、何か分かったと思ったらまた分からなくなるのを繰り返しています。
とはいえ、確信はないものの自分なりに「こういう場所でシカに会うなぁ」というパターンが2ヶ所あるので、メモしておきます。
早朝・夕方は沢沿いの尾根
さっそく本題です。
なんとなくですが、早朝と夕方(特に夕方)は沢沿いの尾根で鹿に良く出会います。
尾根と尾根の間はもちろん谷になっていますね。その谷に水が流れている場合、シカと出会う可能性がグッと高まる印象があります。沢には水を飲みに来てるんだろうと思っています。いつかシカに会ったら聞いてみたいです。
そういう理由もあって、新しい猟場を探索するときはまず沢沿いから攻めますね。沢沿いを歩いて足跡を見つけて、そこから尾根に上がっていく、……と。
猟場を下見で歩くときも沢を挟んだ2つの尾根をグルッと回るように歩くと、確実に鹿の痕跡を見つけることができますし、かなり高い確率で鹿に遭遇します。
こちらは適当な場所の地形図です。「たとえばここならば」っていうことですが、このオレンジ線のコースで歩くイメージです。
日当たりの良い尾根のちょっと下
もう1つよく鹿に遭遇するポイントは、日当たりの良い尾根のちょっと下です。
まぁ、だいたい尾根なんて日当たりが良いんですが、植生によっては陰ってますね。わたしなりに考える好条件は……
- 日当たりが良く、人間目線で「ここで休憩したいナァ」と思う気持ちの良い尾根
- 尾根から少し下った場所が繁っている(=隠れ場所はしっかりあるということ)
- それなりに高所
とまぁ、こんな感じ。たとえばこちらの場所をごらんください。
先日山歩きしたとき、鹿に遭遇したスポットです。陽当たりに関しては、ちょっと曇っていたので良いようには見えないかもしれませんが、晴れた日には明るく照る場所です。
で、写真左の方に向かって傾斜がきつくなっていきますが、広葉樹が茂っていて、そちらは見通しが悪いですね。
さらにこの尾根はずーっと下れば沢があります。言い換えれば沢からずーっと上がってきた場所にある尾根上の居心地の良いスポット。
ここを歩いていたとき、左手奥にある茂みに鹿がいました。
私なりの想像ですが、朝夕(&夜)は沢沿いに行って水を飲んだりする鹿も、日中はもう少しくつろげる場所に帰るんだろうと思います。それがこういう場所なんじゃないかなぁ〜。
けっこう重要なのは「人間にとって居心地の良い場所」っていう感覚な気がしています。これまで猟場を下見していて、「この辺で休憩したいナァ」と思う場所に限って鹿と遭遇する傾向があるんです。言い換えれば、歩きやすくて、日当たりが良くて、スタスタ歩きたくなる場所こそ、隠れながら、ゆっくりと、音をたてずに慎重に歩かなくてはいけないんだな、と思っています。
分からないことだらけ
あくまでわたしの個人的な感覚です。たまたまこういう場所で鹿に出会うことが多いってだけです。
地域によっても違うでしょうし、季節によっても違うでしょうし、あるいはそもそもここに挙げたことも気のせいかもしれません。
こうやって書いてみて、自分がつくづく「鹿の生活」を想像できていないことも痛感しました。鹿っていつ、どこで、なにをやっているんでしょうね? 山の中に何泊かして、それを追跡してみたいとさえ思います。
鹿に関する情報、お待ちしております。
猪もね。本当は猪が獲りたいんだから。
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