銃のサビ・カビ防止考 ガンロッカー内の湿度も計測してみた

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梅雨が明けましたね。

銃にとってサビは天敵。かといって「風通しのいい場所に保管する」なんてことも許されません。ただでさえジメジメしやすい押し入れの中にロッカーを設置し、いつも鍵を掛けて保管しているわけで、サビ・カビの発生がどうしても気になります。

放っておけば湿度は上がり、サビ・カビの温床となるでしょう。

わたしがやっているサビ・カビ防止とその結果をお見せしたいと思います。

対策

じつはうちは家自体がジメジメしやすく、なかなかカラッとしません。

押し入れの中なんてなおのことジメジメするわけで、湿気対策は避けられませんでした。そこで、わたしは下記の3つをガンロッカーに投入しています。

まずはドライペットコンパクト。これは押し入れなんかに入れておくための除湿剤ですね。湿気を吸うと水が溜まる方式の除湿剤です。

これは有名なシリカゲルという除湿剤ですね。パックになっていて、どこにでも放り込むことができます。

こちらは除湿剤ではありません。防さび剤です。これを入れておくと金属が錆びにくくなります。

 

ドライペットコンパクトに関する注意

上で紹介したこのドライペットコンパクトはガンガン水を吸ってくれて、家の他の場所でも活躍している力強い除湿剤ですが、重要な注意事項があります。

それは湿気を吸った結果溜まる水が “塩化カルシウム水溶液” であるということ。これを直接金属にかけると、一気に錆びます。洗えば大丈夫とのことですが、気付かず放置したら致命的です。

たとえばガンロッカーの中に入れていて、地震が起きて、銃にかかった場合、ひと晩放置するだけでも錆びるだろうと思います。

ただし、この商品は水が袋の中に溜まるので、傾けても溢れることはありません。高いところから落ちて破れることがあれば危ないので、ガンロッカーに入れるなら一番下に置くのがオススメです。

また「ここに溜まった塩化カルシウム水溶液が蒸発するかもしれない」という怖さもありますが、“たぶん” 大丈夫です。私は科学に疎いので分からないのですが、教えて!Gooのこの質問の回答を信じるなら大丈夫なはず。

除湿剤で吸った水(液体?)は気付かないうちに結局は少しずつ蒸発しているのでしょうか?

簡単に分子レベルでいうと、タンクに溜まった水分子は、大量の塩化カルシウム分子(正確には、電離して生成したカルシウムイオン(Ca2+)と塩化物イオン(Cl-))に吸い付けられているので、通常の水分子(コップに入った水)に比べると、非常に蒸発しにくくなっています。タンクに溜まった塩化カルシウム水溶液からも、全く水が蒸発しないわけではありませんが、コップに入っているような通常の水に比べると、非常に水が蒸発しにくい状態になっています。

 因みに、蒸発する際に発生する蒸気は、真水の場合と同じ水蒸気です。

要約すると「塩化カルシウム水溶液は水に比べて蒸発しにくいが、たとえ蒸発したとしてもそれはただの水」ということ。

わたしに科学の知識があれば正しく証明出来るのかもしれませんが、この回答を信じることしかできません。

最終的な判断は読者のみなさんにゆだねます。

そして除湿の結果は……

簡単な湿度計を購入し、ガンロッカー内の湿度を計測してみたところ ひと晩閉じておいて “56%” になっていました(室内湿度は68%)。

56%でいいのか、悪いのか?

これは判断が難しいところです。

たとえば湿度が大敵といわれるカメラの世界。レンズの保管庫は30〜50%あたりを推奨していることが多いです。レンズの場合は主にカビ防止という目的ですけどね。

そこで内心では50%程度にまで落ちていたら嬉しいな、と思っていましたが、そこまではいきませんでしたね。閉めきって、長時間きっちり除湿すれば50%を切るかもしれませんが、1〜2日に1度はとりだして練習もしたいわけで、どうしても日に2度3度は開けることになってしまいます。

開ければ、湿度68%の空気が一気にガンロッカーを満たすわけで、またひと晩かけて56%まで落とすのが関の山。

(ちなみにわたしのガンロッカーは空気穴がないタイプです。とはいえ密閉ではないので、少しは空気の出入りがあるでしょうけれど)

結局、本当の意味でのサビ・カビ防止は日々のお手入れに尽きるのだな、と実感。触ったら拭く。ガンオイルを塗る。そういうことが1番大事ですね。

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