自分にちょうどいいブッシュクラフトのスタイルが見つかると楽しい
ブッシュクラフトという言葉が定着して、いろんな人が素敵なブッシュクラフト動画を作って配信していますね。
それに伴い、これから始めたいと思う人も多いようで、そういう人がぶつかる定番の壁が「どこでやればいいの?」とか「そもそも焚き火ってやっていいの?」という問題。
この件に関して、他の人の意見を紹介しつつ、わたしなりの意見も書いてみたいと思います。
ブッシュクラフト=焚き火ではない
まずブッシュクラフトとは焚き火をする技術のことではありません。
このあたりのことは「北欧ナイフでお気軽アウトドア」さんの記事や、同じブログの管理者さんが書いた下記のKindle本を読むとわかりやすいかと思います。
ブッシュクラフトって「自然の中で快適に過ごすためのあれこれ」という幅広い概念で、もちろん焚き火もその一部。釣りも狩猟も山菜狩りもキノコ狩りも山飯作りも全部ブッシュクラフト。
だからブッシュクラフトをやるために特別な場所はいらないし、なんなら焚き火をする必要もありません。
近くの山を歩いて、野草やきのこを観察するのだって立派なブッシュクラフトです。さらに言えば庭に集まる鳥を観察したり、勝手に生えてきた雑草に興味を持つことだってブッシュクラフトです。
とはいえ、焚き火したいですよねー
と、ここまで読んでも「別に野草観察がしたいんじゃなくて、YouTubeで見るような野営感溢れる、ブッシュクラフトスタイルの焚き火がしたいんだ」という人もいると思います。
わかります。
よくわかります。
たしかに焚き火とか、火起こしとか、ロマンありますもんね。
バトニングして、フェザースティック作って、メタルマッチで火をつけたい気持ち、わかります。
じゃぁ、どうすればいいのか?
焚き火台という選択肢
JPSikaHunterさんというユーチューバーがいます。
狩猟やフライフィッシングに関する情報を配信しており、とても個性あふれるチャンネルです。口調が断定的なので、意見が合わないと不愉快に感じる人もいるかもしれませんが、あくまで個人のチャンネルなので、意見が違っても笑い飛ばして楽しんでいます。
さて、JPSikaHunterさんがこんな動画を配信していました。
彼がブッシュクラフトで使う道具を紹介している動画です。ナイフが主題なのですが、前半で「FIREBOX」という焚き火台を紹介しています。
でこんな意味の話をします(かなりわたしの言葉にしていますので、ky。
昔は山奥まで泊りがけで渓流釣りをして、焚き火を起こして楽しんでいたけど、もう年だからそんな奥まで行けない。
海外のブッシュクラフト動画を見ていると、シェルターを作ったり、木で工作したりしているけど、わたしの感覚とは合わない。
そんなときこのfireboxを使い始めて、渓流で気軽に焼き魚が楽しめるのを知って、これぞ日本のブッシュクラフトのスタイルだと思った。
スタイルは人それぞれで、「日本のブッシュクラフトのスタイル」なんて定義する必要はもちろんないんですが、ひとつ大切なことを示唆しているように思います。
それは「自分流のブッシュクラフトスタイルがあっていい」ということ。
家の近くに自由に焚き火ができる山があるなら、そこで楽しむのも1つ。庭で焚き火ができる環境ならそこでブッシュクラフトを楽しむのも1つ。JPSikaHunterさんのようにfireboxを使うのも1つ。
わたしの場合、そういうスタイルを意識したわけではありませんが、ソロストーブを使うようになり、「自分にはちょうどいいスタイルかもな」と感じています。
枝を集めて着火して、ついた火で温かいものを食べ、温かいものを飲んで、跡を残さず撤収する。
誰にも気兼ねなくできるのがわたし向きです。
わたしにとってちょうどいいブッシュクラフトなのでしょう。
自分流を作る楽しみ
素敵なブッシュクラフト動画を見ると、「こんなことを自分もやってみたいな」と思う気持ちになりますよね。わたしもなります。
大きなナイフや、手斧を使って、豪快な焚き火を作り、タープを張ってビールを飲む。真似したくなります。でも自分の環境がそれを許さないなら、ただのないものねだり。
自分が気兼ねなくできるスタイルを見つけて楽しんじゃった方が得ですよ。
「自分流」を考えるのも楽しいかもしれませんよ。
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