毛針作りができるからテンカラ釣りはやめられない

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毛針を使う釣りというのは、使わない釣りと比べて圧倒的な魅力が1つあります。それは「毛針を作ることができる」ということ。

なんのことか分からないかもしれませんが、ご説明しましょう!

毛針はロマン

テンカラ釣りが好きな理由はいくつもありますが、その中のひとつに「毛針を使った釣りである」ということが挙げられます。

毛針とはこういうやつです(知らない人のために)。

愛すべき毛針たち

釣りというのは大きく分けて、餌釣り疑似餌釣りに分けられるでしょう。餌釣りは言わずもがな、針に餌をつけて喰わせる釣りです。

一方、疑似餌釣りとは餌ではないものを餌だと思わせて喰わせる釣りです。いかにして魚をだますか? 魚との駆け引き、騙し合い、試行錯誤……、ここに第一のロマンがあります。

しかしロマンはこの瞬間だけではありません。

毛針作りがすでにロマンなのです。

毛針を作るアームチェアフィッシャーマン

釣り師としても有名な作家、開高健が幾度となく著書の中で「アームチェアフィッシャーマン」という言葉を使っています。

肘掛け椅子に座り、釣りに思いを馳せる釣り人を指す言葉です。

たとえば雨の夜——。たとえば釣りのオフシーズン——。椅子に座り、酒を片手に

「あのとき、あそこで釣れた魚の引きがすごかったナァ」
「来月行く川では巨大なイワナがいるらしいゾ」

とニヤニヤするのが正しいアームチェアフィッシャーマンの姿です。

そして釣りに思いを馳せる最高のタイミングが「毛針を巻く時間」なのです

夜、濃いめのお酒をグラスに注いで、それをチビチビなめながら毛針を巻く。次に行く釣り場を思い浮かべ「喰いが渋そうだから小さめに巻くか……」「いやいやフワッと巻いて、水面に浮かせよう。それをガバッとイワナが食うわけだナ」「こりゃ、でかいのが釣れるぞ。糸も太くした方がいいか? いや、いっそ竿も新調して……」なんて具合に口元を緩めながら毛針を巻くわけです。

釣り師が毛針を巻くとき、気持ちはすでに釣り場にあり、魚が食ったときの手応えを感じているのです。そしてこれが第二のロマンなのです。

ぜひ毛針作りに挑戦してください

毛針を使った釣りをしているならば、ぜひ毛針作りに挑戦してください。

大丈夫。絶対できます。不器用なわたしでもできたのですから、安心してください。

さらに安心材料を挙げましょう。魚は美しい毛針を喰うわけではないんです。わたしが毛針を語るなんて百年早いですが、少なくとも自分が作った下手くそな毛針でも釣れたので「見た目が美しくなくても釣れる」とだけは断言できます。

こちらがわたしが使っている毛針作りキットです。いわゆる安物です。正直「安物買いの銭失いになる」という気もしたのですが、結果的には何の不満もなく使えています。複雑な毛針を作る人はいろいろこだわりがあるのでしょうか? わたしはこれで何の問題も感じません。むしろ妻が「なんかすごい高級そうだね」と言ってきたほどです。

素材(マテリアル、となぜか横文字で呼ばれる)はお近くの釣具屋さんなんかで買うのがいいと思いますが、Amazonでもいろいろ見つかります。

なんでもいいので、1冊毛針作り系の本を買い、それに従って1つ2つ作ってみましょう。テンカラをやる人はテンカラの入門本を買えば、大抵は毛針作りについても書いてあります。

テンカラで使う毛針は極めてシンプルなので、かなりオススメです。テンカラで使う毛針だけに限れば、上に挙げたようなバイスツールセットもいらないとさえ言えるかも。ただ、あった方がのんびり巻けるし、わたしは使いますけどね。

1冊、テンカラの本をオススメしておきます。この本1冊でオッケーでしょう。毛針の作り方も掲載されていますし、わたしはこの本の作り方に従っています。

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