わたしが時々はファイヤースチールを使う理由
普段は山にライターを持っていくのですが、最近、久々にファイヤースチールを使ってみて、思わぬ効用があることを思い知りました。
基本的にはライター党
わたしは山に行くとき、基本的に着火道具としてライターを持っていきます。
理由は他の着火道具に比べて合理的だと思うから、です。
なにしろ……
- 着火がラク
- 軽い
- 水に濡れても乾かせば大丈夫だし、予備を持っていけばOK
でも、時々はファイヤースチールを使う事もあります。その理由はただ一つ「火口を探す練習になる」から。
火口を探す、とは?
ライターで火を熾すにせよ、ファイヤースチールを使うにせよ、火口は自然のモノを使おうといつも心掛けています。
はっきり言って、ライターを使えば、火口選びも簡単。そのへんの枯葉を持ってきて、火をつければおしまいです。
しかし、同じ枯葉にファイヤースチールで着火しようと思ってもうまくいきません。
ライターなら “まあまあ燃えやすいもの” を燃やすことができますが、ファイヤースチールは “すっごく燃えやすいもの” でなければ燃えないんですね。同じものを燃やすにしても、毛羽立たせたり、砕いたり、とにかく “燃えやすい形状” にしてやる必要があります。
いつもライターで着火していて、この “まあまあ燃えやすいもの” ばかり使ってしまい、 “すっごく燃えやすいもの” を探す(or 作り出す)努力をしなくなってしまっていることに気が付きました。
いや、べつに火を熾せればいいんですけどね。でも、なんというか、向上心(?)のようなものです。
ファイヤースチールは楽しい
ファイヤースチールは火口を選びます。
はっきり言って面倒と言えば面倒。時間がないときはやりたくないですね。しかし、時間があるなら、むしろ楽しいです。
いえね、これを書いているのも、じつは久々にファイヤースチールを使ってみて、思いのほか着火に苦労したんです。そのとき——
「ライターならすぐなのに……」
と愚痴りたくなりました。しかし、丁寧に火口を作ってあげて、丁寧に着火してあげたら、あっという間に火は熾きました。
「ああ、今までライターのおかげで火起こしをサボらせてもらってたなァ」
と実感しました。これからも山に持っていくメインの道具はライターだと思います。最初に書いたとおり、合理的だと思うから。でもファイヤースチールも荷物に忍ばせて、余裕があるときは使ってみようかと思いました。
そうすることで、より自然を観察するきっかけになるかな、と思うから。
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