山の夜道はヘッドライト+ハンドライトの2つ使いが安心・快適

最終更新日

もうシーズンが終わってしまいましたが、今年の夏~秋はもっぱらテンカラ釣りにハマってました。

釣りの日は、早朝、真っ暗闇の林道を1時間も2時間も歩きます。こんなとき、やっぱり不安な気持ちになります(熊とか熊とか)。

で、行き着いたのはヘッドライト+ハンドライトのライト2本使いスタイルでした。

 

使っているのはこの2つ

ハンドライトはこちら。スルーナイト社のTN12というモデルです。ライト好きの人たちの中ではけっこう有名なライトかと。

で、ヘッドライトは同じくスルーナイト社のTH10。

実はこれを買う前までは登山用品店で買った1,000円もしない安物ヘッデンを使ってました。たぶん7~8年は使っていたんじゃないかな?

あんまり明るくもないし、濡れたらすぐにでも壊れそうな、安そうなヘッデンが不安ではあったのですが、これまでヘッデンと言えば「テント周りで使うもの」で、あくまで補助的な道具という認識だったので、良しとしていました。

ところが熊が出る夜道を2時間も歩くのが日常になると、さすがに不安を感じ、買い換えを決意。どうせ1度買い替えれば、またずーーっと使う事になるので、少し奮発して「良いものを」と買ったのが上のランプです。

選ぶときに気にしたことが色々ありますが、それはまた別の記事にしようと思います

 

夜道はライトの2つ使い

さて、なぜライトを2つ使うか?

理由は3つ。

  1. 疲労防止のため
  2. 利便性をあげるため
  3. バックアップとして

それぞれ掘り下げてみます。

 

1. 疲労防止

ヘッデンは顔の向いている方向しか照らしてくれません。

熊が出没するエリアを歩いていると、物音がしたら確認したいですよね。

人間、ある方向を見るときにいちいち顔を向けません。目だけちらっと動かして済ませることが多いんですね。

ところがヘッデンだけに頼っていると、ちょっと右を見るためには首を右に動かさなくてはいけません。真左を見ようと思ったら、真左に首を動かさなくてはならず、とってもくたびれます。真後ろを見たいときなど、身体ごと後ろを向かないと見ることもできず、大変です。

そこでハンドライトを手に持っていれば、見たい方角に手でサッと向けることができるというわけです。

「それだけ?」

という感じもしますが、1時間も歩くと、ヘッデンだけよりもずいぶん楽だし、明るさ倍増で安心感も違うことに気付くはず。

 

2.利便性

また、ヘッデンは歩くときの足下を照らすには便利ですが、「ザックの中身を見る」みたいな作業にはとても不便。

試しに暗闇の中、ザックの中からものを探す場面など、ヘッデンを不便に感じるはずです。光の角度を変えたいとき、毎回首を動かさなくてはならず、とっても不便です。

まぁ、ヘッデンを頭からとって、手で扱えばいいだけなんですけどね。ハンドライトがあれば少し楽ですね。

 

3. バックアップとして

登山でも何でも、遭難する可能性は誰にだってあります。

道に迷い、日が暮れてしまう。そんなとき、ライトがあるかないかで生死を分けることだってあるでしょう。

いざライトをつけようと思ったら電池がない。
予備の電池を入れてもライトが付かない。どうも壊れているみたいだ。
なんてことになったら大変です。ライトが2つあれば、こういう問題の大部分は防ぐことができます。かといって、ヘッデンを2つ持っていっても、普段はまったく使い道がない。ただの予備になってしまいます。

であれば、普段はヘッドライト+ハンドライトで快適に山歩きをしつつ、トラブル時はバックアップとして使えばいいというわけです。

 

お気に入りのライトは夜道を楽しくしてくれた

小さい頃、新しい傘を買ってもらって、雨を待ち遠しく思ったことありませんか?

あるいは新しいナイフを買ったらキャンプに行きたくなる、とかありませんか?

同じような感覚をライトにも感じています。お気に入りのライトを手にして、夜道を歩くのが少し楽しく思えるようになりました。

そういう意味で、お気に入りのライトを買うのは良いことだと思います。

そのときはぜひライト2つ持ちをご検討ください。

 

ちなみに先日、釣りで出会った人も同じようにライト2つ使いでした。じつはみんなやっていることなのかな。


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狩猟やってます。ひとりで歩き獲物を追う単独忍び猟が好き。2022年からはアイヌ犬のイチを連れて一銃一狗に挑戦します。狩猟系ブログ《山のクジラを獲りたくて》運営。狩猟系の本を集めるのが趣味。雑誌『狩猟生活』『ガンズ&シューティング』に寄稿し始めました。 ヤマノクジラショップ始めました:https://yamanokujira.theshop.jp

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