山で包丁を使いたくて桐のケースを自作しました
山で包丁を使いたい、と思うようになり包丁を購入。
しかし包丁って携帯ケースが付属しないのです。そこで自作のケースを作ることにしました。
山用に包丁を買いました
山で包丁を使いたいと思うようになり、御徒町の某刃物店を物色していました。
なぜ包丁か? それはまた別のお話として書きたいと思っているので、ココでは省略しますね。
そして出会った包丁がこれ。
![68e486ca427ab1bf74ffd90930712e26-jpeg](https://yamanokujira.com/wp-content/uploads/2017/01/68e486ca427ab1bf74ffd90930712e26.jpeg)
この包丁についてもあまり語らないでおきます。好きすぎて、好きすぎて、書き始めたら止まらないことが目に見えているので。。土佐のある有名鍛冶によるもの、とのこと。
切れ味もすごいです。料理が楽しくなる包丁です。
ところがケースがない
さて、包丁を買ったものの、持ち運ぶケースがありません。
店主曰く「革はダメだよ。塩っ気があるから和式の刃物は錆びちゃうよ」とのこと。
「木ならどうですか?」
「木はいいよ。桐なんていいんじゃない?」
「じゃぁ、自分で作ります」
ってなわけで、木製ケースを作ることを決意しての包丁購入です。
材料と道具
さて、頭の中で鳴り響く3分間クッキングのテーマ曲と共に工作開始です。
使う道具はこれくらい。下の板がケースになる素材です。この板選びが最初の失敗でした。焼桐といって黒く焼かれています。黒い刃に焼き色のケース! と思って選んだのですが……。
![](https://yamanokujira.com/wp-content/uploads/2017/01/4d102d8d6229d5b553623078490f8a5f.jpeg)
テキトーに寸法を決め、切り出します。全部手作業です。さて、この写真をよーく見ると、わたしの失敗に気が付くと思います。
そう、焼桐って(よく考えれば当たり前ですが)表面だけ黒いんです。だから切って組み立てると白い面と黒い面が混ざることに……。ここでガッカリしたのですが……。
![4ca7b6a78db327cfbdb310c1251041e9-jpeg](https://yamanokujira.com/wp-content/uploads/2017/01/4ca7b6a78db327cfbdb310c1251041e9-1025x681.jpeg)
ともかく気を取り直して、木工ボンドで接着し、角をやすりで丸めていきます。
![235efc17ccf10dba9be36069497bee47-jpeg](https://yamanokujira.com/wp-content/uploads/2017/01/235efc17ccf10dba9be36069497bee47-1025x681.jpeg)
それっぽくなってきました。さらに紙やすりをかけ、触り心地はサラサラ! なんか黒と白の混ざった色合いも手作り感があって、愛着が湧いてきました。
![8e4400f7d3291b37976f0014c0702df1-jpeg](https://yamanokujira.com/wp-content/uploads/2017/01/8e4400f7d3291b37976f0014c0702df1-1025x681.jpeg)
包丁を収納するとこうなります。
![](https://yamanokujira.com/wp-content/uploads/2017/01/DSC_6171.jpg)
さて、このままでは逆さにすると落ちてしまいます。
![双眼鏡遍歴:使用モデルと使い方について](https://yamanokujira.com/wp-content/uploads/2024/07/6b7ef315641c4164f618a29b35cd86e9-300x169.jpg)
腰に下げて歩くわけではない、とはいえあまりにも危険。もうひと工夫が必要です。
困ったときのパラコード。ってなわけで——
![1fc0f50f9f412f9b88d67e20f398c2c2-jpeg](https://yamanokujira.com/wp-content/uploads/2017/01/1fc0f50f9f412f9b88d67e20f398c2c2-1025x681.jpeg)
自分で巻き方を工夫して、パラコードで包丁を固定できるようにしました。収納するとこうなります。
![](https://yamanokujira.com/wp-content/uploads/2017/01/DSC_6175-1025x681.jpg)
派手に振り回せば緩む可能性はありますが、ザックの中に入れている分には大丈夫。オレンジのパラコードは山でなくさないための工夫です。
手作り最高
このケースもはっきり言って、“素人が作った感” がにじみ出ています。他の人が見てかっこいい、と思ってくれる自信もありません(包丁はカッコいいですけどね、へへ)。
しかし自分にとっては最高に気に入ったケースになりました。
手作りの道具で遊べるって、すごく幸せなことだと思います。
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