狩猟免許4:狩猟者講習会を受講しましたよ

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少し前に猟友会が主催する狩猟者講習会(第一種銃猟免許)を受講してきました。

その模様を実況的に記しておきたいと思います。

まぁ、県によって雰囲気は大きく違うのでしょうが、これを見ることで、これから受講する人が少しでも心の準備ができればと思います。

狩猟者講習会ってなに?

そもそも狩猟者講習会とはなんでしょうか?

都道府県が主催する《狩猟免許試験》対策の講習会です。義務ではありませんが、見た感じだと8〜9割くらいの人が受講する印象です。

大きく分けて2部に分かれており、第1部は筆記試験対策、第2部は実技試験対策です。

わたし個人の感想としては「受講しなくても受かる方法はあるけど、受けておくと気持ちが楽だし、グッとハードルが下がる」という感じですね。

それでは当日の流れに沿って、雰囲気と内容をご紹介します。

 

射撃場へ

実施場所は射撃場。おそらく他の件でも射撃場で開かれることが多いのでは?

生まれて始めての射撃場の雰囲気になんだかソワソワします。入り口には「射撃場につき、関係者以外立入り禁止」と書かれています。

「おれ、関係者だぞ!」

と心の中で意気がって中に入ります。

早めに到着しましたが、さらに早く到着している人がたくさんいましたね。みんな事前にもらっていた参考書を眺めて、一生懸命勉強しています。さながら試験前かのようです。

まぁ、実際1週間後に試験なので、試験前なんですけどね(この講習会は試験対策なので、いつも試験直前に実施されるようです)。

 

第1部:筆記試験対策

第1部は筆記試験対策の講習です

猟友会の人(つまり未来の先輩ハンター)が講師になります。

講師「わたしたちは猟友会の人間ですので、当日の試験でどんな問題が出るかは把握していません」
生徒「そうなの? ガッカリ……」
講師「でも、過去の傾向から、出そうな問題は見当がつきます」
生徒「おお!!」
講師「それでは、重要な箇所を説明していくので、参考書に印をつけていってください――」

生徒たちは色めき立って、慌てて筆記具を出して、講師が言う部分に印をつけていきます。

参考書は分厚いので、その内容に深入りすることはありません。というか、読めば分かるので、説明がいらないんですね。だから講師は「ここは重要ですよ」とポイントを説明するだけ。

例題集の重要な問題も教えてくれます。が、さすがにそのまま出るわけではないので、その問題を丸暗記すればOKとはいかないでしょう。

午前中に第1部が終了し、お昼休みです。お弁当が配られました。お弁当が出ることを忘れていたわたしは、がっつりおにぎりを買ってきてしまい大失敗。

 

第2部:実技試験対策

実技試験は模擬銃を使っての、銃の取扱方法です。

大きく3つパートに分かれており、

  1. 猟銃の点検・分解・射撃準備
  2. 空気銃の射撃準備
  3. グループ猟での銃の取扱

それぞれの攻略方法を説明してくれます。この実技講習があるからこそ、この講習会に出席する価値があるというものです。

というのも、この実技にもコツがあるんですね。やっぱり銃の扱いに不慣れなわけで、ひと言で言えば初心者は緊張感が足りないんですね。結構簡単に銃口を人に向けてしまう。それも向けたことに気が付かないんです。それを淡々と指摘してもらいます。

「はい、いま(銃口が)こっち向いたね。……あ、また向いた。ほら、用心金に指が入ってる!」

基本的な動きだけであれば、ネットで情報を集めたりすれば分かるでしょうけれど、やっぱり人に教えてもらうとこういう欠点が見えてくるので助かります。

実技のポイントはひたすら「安全」です。

いかに安全にすべてのプレセスをこなせるかがすべてです。安全ならいいのです。安全、安全、安全。

わたしは模擬銃を実銃だと思い込むようにして意識しました。そうするととても銃口を人に向けるようなことはできませんし、用心金にも指は入りません。

ちなみに実技講習は和気あいあいと進むので、ここに来てようやくほかの受講生と打ち解け始めます。

 

受講者いろいろ

ほかの受講者と打ち解け始めると、まず盛り上がるのは

「きみは何をやるの? 猟? 射撃?」
「猟だよ」
「いいねぇ、鳥? 四つ足?」
「猪だよ! きみは?」
「シカとか猪とか! ねぇねぇ、銃は何にするの? もう決めてる?」
「決められなくてさぁ。まぁ、上下か自動かなぁ。レミントンかなぁ、ブローニングかなぁ」
「迷うよねぇ。おれは地元のおじさんに自動銃をもらえるんだ!」
「え? いいなぁ!」

なんて、銃や獣の話で盛り上がります。根拠のない話題が多くて楽しいです。

「うちのちかくシカがたくさん獲れるみたいなんだよ」
「うちの田舎なんてカモが多くて多くて、取り放題っぽいぜ」
「猪とると県からお金もらえるらしいじゃん」
みんな「「「まじで!」」」

ってな具合に……笑。この辺、山賊ダイアリーにも似た描写がありましたね。

そんな中に、斜め上を見ながら現れるのが「経験者」。

「ぼくは罠をずっとやってるんだけど、これからは銃もやろうと思ってさ」
「え、まじっすか? 罠は猪ですか?」
「そうね、猪メインだけどシカも獲るよ」
「それじゃ、自分でさばいたりも?」
「もちろん、家にちょっとした解体スペースをつくってさ……」
みんな「「「おお!!」」」

さらにべつの「経験者」が鼻を高くしてやってきます。

「ぼくは10年射撃専門だったんだ」
「そ、それじゃ、実銃を撃ったことも……?」
「ん? あたりまえじゃん。そうそう、さっきの話聞いてたけど、自動銃欲しいんだって? あれ、当たらないよ。ぜんぜんだめ。やっぱり上下がいいよ。うん、自動銃当たらないもの。みんなも今は分からないかもしれないけど、何年か射撃をやれば分かるよ。まぁ、ぼくはこれからライフルだけどね。あ〜あ、技能講習なんてダルイよねぇ。慣れてるから、ついついいい加減になっちゃうよ」
みんな(((うるせー)))

 

楽しい楽しい講習会でした

こんな感じで、楽しい講習会は夕方まで続きます。

射撃場を出たときには真っ暗でした。

さて、興味深いのは受講生の層の広さ。20代前半の女性もいます。もちろん半分が女性、と言うわけには行きませんが、1割くらいは女性だったんじゃないかな? ちょっと大袈裟かもしれませんが……。

年齢層もいろいろで、20歳になったばかり?という人もいれば、60歳オーバーまで。

年齢関係なく「狩猟」という言葉を中心に盛り上がれるステキな空間でした。

考えてみれば、狩猟をやろうと志してから、初めて「狩猟をやりたい人たち」と出会ったので、雑談がすごく楽しかったです。

あのメンバーで飲み会とかやったら楽しいんだろうなァ。

――というわけで、楽しくも、身になる狩猟者講習会でした。

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