山でちゃんとごはんを作る理由
ぼくは狩猟でもなんでも、山でわりとちゃんとごはんを作ることが多いです。
世の中のハンターさんを見ていると、おにぎりやパンを持っていって食べる人が多い印象で、それどころか食べるのは「車に戻ってから」というスタイルの人も少なくありません。実際のところ、ぼくもそうする日は多いんですが、できることなら山の中でゆっくり食べたいな、と思ってはいます。
そう思う理由をつらつらと書いてみます。
山で過ごす時間を大事にしたい
その日によって、狩猟の流れは変わります。たとえば1〜2時間だけ歩いて車に戻り、またちょっと移動して、1〜2時間歩いて——といった感じで、点々とつまみ食いするように探索することもありますし、1度山にはいたら、夕方まで車に戻らないケースもあります。
前者の場合は、荷物を最小限にして——それこそザックも背負わずほぼ手ぶらで入山し、軽快に行動しますし、食べるのはどう考えても車に戻ったタイミングが合理的です。
一方後者だと、当然山で食べることになります。
いずれにせよ、できるだけ山で過ごす時間を長く楽しいものにしたいと思っているので、下山して車で食べるよりも、あえて山で食べる事で、山で過ごす時間を長くしようとしているという面はあります。
仕事でやっていることではないので、合理性よりも楽しみ優先みたいなところもありますね。
連日山に行くので、歩き続けては疲れてしまう
猟期となれば、連日山に行きます。2日連続、3日連続ということもあります。車中泊で泊まりで行くこともあります。
そうなると、いくらなんでも疲れてくるので、休む時間を長めに取りたいというのがあります。
食事はまさにちょうどいい休憩時間なので、ここぞとばかりに米を炊いたりして、1時間くらいじっくり休むことも少なくありません。
遊びとしてもおもしろいし、好きなものを食べられる
ご飯作りは趣味と言ってもいいと思います。ぼくは決して料理が得意でも上手でもありませんが、きらいでもありません。
家でも普段は妻が作ってくれますが、ぼくも作るのは楽しいです。
ところで、家での料理はどうしても家族のことを考えなくてはいけませんよね。妻も食べられて、娘も食べられるもの。最低限の健康も意識します。時間があるなら、アレもコレも作れますが、仕事で忙しいので、パパッと作らなくてはいけません。
だから、欲求に身を任せた「オレが食べたいものをオレのためだけに作る」ということができる、山での時間は貴重なのです。
メシの写真がないことに驚いた 笑
過去の写真を見返していて、ぼくは調理中はヒマで写真を撮っているんですが、できあがると一気に食べちゃうので、料理の写真がほとんどないことに気が付きました。バカですね〜。
どれもこれも調理中! 雪がしっかり積もったらガソリンストーブがお友だち。
薪があるなら、こうやって火を熾すこともすくなくありません。にしても、メロンパン……笑。
いまは亡きイチくんはぼくの料理に興味津々でした。顔きったないなァ笑
これは野営したときのものですね。
たまにはちょっと料理を作るのも楽しいですよ
狩猟中に好きなものを作って食べるのって結構幸せなもんですよ。
「いつもおにぎりだよ〜」という人は、1度試してみてください。
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