【PV】「山のクジラを獲りたくて」のからくり【検索】
たまにはこのブログの話をしてみようかな、と思いました。
ぼくがブログを始めたのは2016年8月。かれこれ5年と7ヶ月やってるんですね。
もしこれからブログをがんばろうと思っている人がいたら、少しはお伝えできることもあるかもしれないな、と。
アクセスの大半は検索
いきなり結論なんですが、アクセスの大半は検索経由なんです。まずはこちらを見てください。2021年11月のアクセス数です。
このグラフを見ると、どこからアクセスしてくれているのかがわかります。分からない人向けに用語を書くと——
- Organic Search:検索
- DIrect:直接(たとえばブックマークなど)
- Referral:どこかのサイトのリンクから
- Social:SNS経由
- (Other):その他
ご覧の通り、76%が検索。SNSや直接のアクセスは20%にも満たないんです。これが何を意味するかは、次のグラフを見ると読み取れます。
先述の11月は1ヶ月のなかで5記事投稿していました。一方で、上のグラフは2022年1〜2月の中で新規投稿がなかった1ヶ月分の分布なんです。
新規投稿がないのでSNS経由が激減しています。そりゃそうですよね。SNSは「ブログ書いたよ」と告知した瞬間だけ見てもらえる仕組みなので、投稿がないとSNS経由のアクセスはほとんどないんです。それでもゼロにならないのは、だれかが「このブログ読んだよ」とツイートしてくれたりして、そこからアクセスした人がいるのでしょう。いずれにせよ、少数です。
実に全体の80%以上のアクセスは検索からなんです。
ここ1週間は毎日更新をしています。その間の分布を見ると——
更新頻度が高いので、SNS経由がふえてますね。Referralも増えているのは新規投稿をするとブログ村あたりから読みに来てくれる人がいるからです。それでも検索の割合は65%。
何が言いたいかというと、PVの大半は検索経由であるということ。
結局ブログは検索だより
実のところ、このブログは「検索」に支えられているということです。
もちろん、新規に投稿すればSNS経由で読んでくれる人がいて、これはいわゆる「購読者」に当たるのだと思います。その人たちに向けてぼくは記事を書いているつもりです(これは単純に「読者を大切に」という精神論ではないんです。後述します)。
でもアクセスの大半は検索である、という事実を認めないといけません。
これって良いことなんです。あんまり大声じゃ言えませんが……更新しなくても、アクセス数があんまり減らないんですよ。仮にPVが100あるとしたらその7〜8割は検索です。更新しなくても100が70〜80になるだけで、ゼロになるわけじゃないんです。
だから広告収入も維持されるというわけ。
検索は数とSEO
じゃぁ、どうやってその検索からの流入を増やすか? ですが、あれこれテクニックもあるのかもしれませんが、ぼくはそんなにがんばってません。がんばったことは1つ——
「記事をたくさん書くこと」
今見てみましたが、今日の時点で924記事があるようです。67ヶ月運用しているので、1ヶ月当たり13記事です。約2日に1度更新している計算です。まぁ、実際には最初の2年で狂気のように連日投稿し続けて、2年で600記事くらい書いたんですけどね。だからそれ以降はだいぶスローダウンしているのが実情です。
考えてみて欲しいのですが、1000記事あって、すべての記事が1日に1度検索してもらえれば、それで1日あたり1,000PVです。別にヒット作のような大人気記事がなくても、それくらいの数字になるんです。
実際には少しはヒットする記事があるでしょう。ぼくのブログでも毎日何十何百回読んでもらっている記事があります。一方で誰にも検索してもらえない記事もあるのも事実です。
具体的なPVは非公開にしているのですが、数の原理で得ているPVなのは間違いないです。
SEO対策はそんなに意識してないですね。「商品紹介をするときはタイトルに商品名を入れる」みたいな基本的なことだけですね。
読んでほしい記事は検索されない
ここからは、ぼくの愚痴と葛藤なんですが、じつは本当に書きたい記事はあまり読まれないという実情があります。
どういう記事かと言えば「狩猟の記録」系です。たとえばこちらのタグ「単独猟日記 2020」はぼくの2020年度の猟の記録なんですが、あんまり読まれません。理由は明確です。
検索に弱い記事だから。
検索に強い記事というのはやっぱり商品名などの固有名詞が入っているものです。たとえば「MSS-20のレビュー」みたいな記事は検索してもらいやすいのは分かると思いますが、「猟に行ってきたよ」という記事は検索されないんです。読んでくれるのはSNSなどを経由して購読してくれている人だけなんです。
つまり投稿した瞬間から向こう数日間だけ読まれて、それ以降は急降下する記事です。
でも、本当に書きたいのって、こういう記事なんですよ。少しでも検索に強くしたいと模索した時期もあるのですが、「まぁ、あんまりPVばっかり気にしてもなぁ〜」という気持ちが強くなり、いまは気にせず自由に書くことにしています。最近は雑誌でそういう記事を書かせてもらえているので、そちらで猟記を書き、ブログでは雑誌なんかでは書きにくい話を中心にしようかな〜とか、あれこれ考えてます(まだいろいろ迷ってます)。
でも、とりあえず言っておくと、少なくともぼくの経験からは、猟の記録みたいな記事は検索に弱いため、それだけ書いているとPVは伸びにくかろうと思うんです。もちろん、ぼくの技量不足によるものが多いのは認めますが、ただブログやウェブの仕組みを考えれば、検索に強い記事の方が長くたくさん読まれるのは確かだと思います。
というわけで、ぼくは「この記事は検索されてほしい記事」と「これはSNSなどで購読してくれる人に読んでほしい」という記事は分けて書いていたりします。本当に書きたいのは後者なんですが、前者で全体のPVを支えているという構造ですね。
ほら、居酒屋とかでも利益率が良い商品と、利益率が悪いけどお客さんを呼び込む商品があったりするでしょ? そういうあれなんだと思います。
たまにブログ相談を受ける
たまにブログのPVが伸びないという相談を受けます。
そういうとき、ぼくは「記事はいくつ書きました?」と聞いてます。希有なセンスと時勢に乗って、たった数記事書いてバズって人気者になる人もいるんでしょうけど、ぼくら凡人は数が大事。だからせめて100記事くらい書いてから考えるようにしましょう、とぼくは相談者に返します。
アクセス数に固執して、つまらないブログにするのは嫌だし、「こだわりのブログだぜ」と意気込んで、全然アクセスが伸びないのもつまらない。うまくバランスを取ってやりたいな〜といつも思っています。
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