アイヌ犬イチとのなれそめと、今後やりたいこと

最終更新日

アイヌ犬のイチをお迎えしました。

この犬とのなれ初め、そして今後やりたいこと、展望を書いていこうと思います。

アイヌ犬イチ
アイヌ犬イチ

動画版

内容は概ね同じの動画を作っています。内容はブログの方が詳細ですが、動いているイチを見ていただけるので、チラリと覗いてもらうと嬉しいです。

なれ初め

犬を飼うということは「いつか必ず」という意味ではずーーーっと前から決めていました。でもあくまで「いつか」でした。

ここ数年は、移住が絡んだりして、安易に犬を飼える状態ではなかったので、我慢していたわけです。でも移住して3年となり、仕事も生活も落ち着きつつある今、「いつか」じゃなくて「準備を整えて縁があれば飼おう」と思えるようになり、気持ちとしては1歩前進したわけです。

 

「縁があれば」と言いつつ、猟犬に詳しい方に助言を頂いたところ、重大なことを突きつけられました。

どうやら、アイヌ犬(北海道犬)は元々猟犬ではあるが、アイヌ犬を使う狩猟者が減っていることもあり、あまり猟欲のない犬の方が好まれる傾向があるというのです。そこで猟欲のないアイヌ犬から繁殖させることが増え、結果として猟欲がない(弱い)犬が生まれやすいらしい、と。

つまり偶然に「猟欲のあるアイヌ犬に出会う」というのは、なかなか難しいよ、と。もちろん血筋がすべてじゃないから、猟欲のない親から、猟欲のある子が生まれることもあるし、逆もしかりではあるようですが「傾向としてやっぱり血筋は大事だよ」と言われました。

「血統がそんなに重要なのか!」と驚いたのですが、せっかく頂いた助言です。この話がその通りなのであれば、「縁があれば飼おう」のスタンスだと、永遠に出会える気がしません。

そこで、人づてに狩猟をやるアイヌ犬のブリーダーを紹介して頂き、そこに「もし子犬が生まれたら、頂きたいのです」とご相談したところ

「もうすぐ生まれるよ」

と、なんといきなり出会っちゃったのです。さすがに数年はかかると思っていたので、驚きました。

 

2頭の中から1頭を選ぶ

そして犬舎の方とたくさんお話をさせて頂き、「白いオス」をいただくことになりましたが、じつは白いオスも2頭いました。

それは実際に見てから決める話になっていたのですが、これが悩ましい。

 

当日は、9時30分に待ち合わせ、2頭を見せてもらったのですが、パッと決められることでもありません。結果1時間半ほど悩んでから決めました。

どちらもとっても魅力的な犬でした。もし選べずに、どちらかをいただくとしてもまったく問題ない2頭だったとは思っていますが、自分なりに2頭を見比べてみると、僅かな差がありました——

1頭はややおっとりしており、すぐに頭を触らせてくれた一方で、もう1頭はやや警戒心が高く、触ろうとしたら飛び退き、こちらの顔を見て、匂いを嗅いでから触らせてくれる。この警戒心が高い方を私は選びました。

いわゆる一銃一狗。犬一頭と、自分で山を歩くので、ガンガン戦う犬よりも、引いてくれるほうが安心できるかな、という考えです。そこに賭けて、警戒心の高い方を頂きました。

 

アイヌ犬イチとやりたいこと

一緒に山を歩いてくれる相棒が欲しかったんですよね。

とくにそれを強く感じたのは、昨年、泊まりがけで山に行ったときです。

1週間ほど山の中でテントを張って過ごしたのですが、夜中の緊張感たるやかなりのもの。物音がする度に起きて、外を見て「ああキツネか」と、なかなか眠れない夜を過ごしました。また単純に寂しさもあるし、相棒がいたら楽しく心強いな、と思ったものです。

日帰りだとしても、一緒に歩いて猟をやれたらいいな、と。服部文祥さんのYouTubeなんかは、自分のやりたいことに近く見えます。服部文祥さんきっかけではないものの、気付けば後を追っている感覚はあります。

 

もう1つ、自分の中で重要なことは「狩猟のサイクルの強化」があります。

狩猟は「獲る → 備蓄 → 消費 → 繰り返し」というサイクルです。そのサイクルのどこが弱くても、うまくいかない、と思っています。分かりやすい話として、消費がほとんどされない生活をしていると、獲る欲求も弱く、家族の中で「父ちゃん、獲ってきてよ」という感覚にならないです。やっぱり「早く肉を獲ってきて〜」と家族に言われるくらいのほうが、狩猟に張り合いもあり、気持ちもいいものです。

(駆除の話などは別ね。念のため。あくまで自分の自家消費の狩猟における話です)

 

イチを飼うことで、一緒にシカ肉を食べてくれるし、獲ることにも加担してくれる。「消費」と「獲る」の2つのフェーズを強化してくれる。そんな気持ちを持っています。

 

まぁ、そんな理屈は後付けで「飼いたいから飼う」って話なですけどね。

 

おまけに、“イチ” の由来

最後におまけの話です。

じつは、娘の名前と繋げると意味を持つ構造になっています。娘の名前はあんまりネットに書きたくないので伏せさせていただきますが、娘を知っている人は、ちょっと頭をひねってもらえばすぐに分かるかと思います。

知人が考えてくれたアイデアで、聞いた瞬間「それいいじゃん!」と採用しました。

 

——と、あえて切れ味の悪い話をしているのにはわけがあります。

Twitterに「犬を迎えました」とツイートしたところ、「名前はワンですか?」というリプを頂きました。マンガ『クマ撃ちの女』に出て来る犬の名前ですね。

こちらのマンガを書いている安島先生とは交流があり、微力ながらマンガの一部のアイデア出しをお手伝いさせていただいてることも手伝い、そこから「ワンでしょ?」と思った人がいてもおかしくないんです。だから「違いますよ〜」と軽く換えそうと思ったんですが、ふと気が付きました——

ワン → one → 1 → イチ

で、超シンプルな連想じゃん! と。笑

これじゃまるでワンからとって、イチにしたみたいにしか見えない。でも、イチという案を出してくれた人は、『クマ撃ちの女』を知らない人なので、まったくの偶然なんです。いやはや、ぼくも気が付きませんでした。

まぁ、そういうわけで、なんか『クマ撃ちの女』との因縁を感じる今日この頃です。笑

 

——

猟犬に関して、まったくの初心者です。ぜひみなさまの助言を頂ければ、と思います。今後ともよろしくお願いいたします。


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狩猟やってます。ひとりで歩き獲物を追う単独忍び猟が好き。狩猟系ブログ《山のクジラを獲りたくて》運営。狩猟系の本を集めるのが趣味。雑誌『狩猟生活』『ガンズ&シューティング』に寄稿し始めました。 ヤマノクジラショップ始めました:https://yamanokujira.theshop.jp

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