山でのスマホの使い方
スマホって山ではとても便利な道具です。ぼくの使い方をご紹介します。
使うのはiPhone7 Plus
現在使っているのはiPhone 7 Plusです。使えるならより新しいものの方が良いと思います。
機能云々よりも、バッテリーの持ちが良くなりますからね。
山での設定——もちろん機内モード
今どきのスマホであれば、機内モードにしておけば普通は1日中使えます。後述のジオグラフィカというGPSアプリを愛用していますが、歩いたルートが分かるようにログをとっていても、難なく1日持ちます。
持たないとしたら、スマホを開く回数が多いとか、写真・動画を撮る回数が多いとか、SNS開きすぎとか、ですね。
とにかく機内モードだけは必須。
バッテリーの節約という意味もあるんですが、せっかく山にいるときにたまに電波が入って、変な連絡が来ちゃうのを見たくないってのもあります。なんかせっかくの時間を邪魔される気がして…
ほかにもスリープ時間も設定します。普段の生活では長めに設定しておくことが多いんです。勝手にスリープされるのが嫌いなので。でも山ではポケットの中で勝手に開かれてしまって「気付いたらがっつりバッテリーが減ってた」なんてことになるので、自動ロックの設定を1〜2分に変更しちゃいます。
アプリ
山で実際に使うアプリは——
- ジオグラフィカ
- 標準のカメラアプリ
- Lightroom
- 葉っぱ図鑑
くらいですね。有名なものばかりなので、改めて説明する必要もないと思いますが、Lightroomだけ補足しておくと、こいつはAdobeの写真管理アプリです。基本的には管理と現像をするためのアプリなのですが、スマホ版だとRAW撮影もできます。
RAW撮影を知らない人は、たぶんRAWが不要なんだと思うのであんまり細かい説明はしませんが、ザックリ言えば色調の深い写真が撮れるファイル形式です。ただし、撮影後に現像と言って、色調を補正することが前提になるので、撮ってそのままは使えません。
ブログや雑誌で使える写真が欲しいときもあるので、そういうときだけはLightroomでRAW撮影するようにしています。
オプションアイテム
iPhone7以降はIP67と、耐水性能があります。スペック上は『水深1mで30分水に浸けても問題ない』ということ。
ざっくり言えば「雨の中でも壊れない」ということは言えそうです。だから防水ケースみたいなものは使っていません。
山でスマホを活用する上でぜったいに必要としているのが外部バッテリー。冒頭で「機内モードにしてれば1日使えるよ」と書きましたが、やっぱりちょっとしたミスでバッテリーを大幅に食ってしまうこともあるんですよね。あるいはなんか「動画を撮りたい」って気持ちになって、急に張り切って撮影しちゃったり。
そんなときのために外部バッテリーは必須中の必須。絶対必須。
外部バッテリーはどれでも構わないですが、ぼくはthruniteのC2という18650電池を使ったモバイルバッテリーを使うことが多いですが、どうやらもう売られていないようです。今買うなら、たとえば10000mAh(iPhone11を2回フル充電)できるこれとか——
20000mAh(iPhone11を4回フル充電)できるこれとかを選びます。ぼくなら。
この手の製品は絶対有名メーカーを買うべきです。奇をてらって珍しい会社の物を買うメリットがありません。AnkerとかMaxellとか。ちょっと安いからと、変なものを使うと、じつは正しい容量で使えなくて、「iPhoneを2回充電できるって書いてあったのに1回しかできない」なんてことになりかねません。
ぼくはバッテリー切れを絶対に避けるために、少なくともスマホを2回は充電できるようにしています。
収納場所
スマホは日常生活だとズボンのポケット一択なんですが、山に行くときは季節によって変わったりします。
暖かい季節で、落下の危険性がないズボンを穿いているならば、やっぱりズボンのポケット。ちょっとでも落下の不安を感じるならジャケットの胸ポケット(内側)など安全な場所に。そして厳冬期の場合は冷やさないように、ジャケットの内ポケットですね。体温で温める作戦です。
防水のことを考えなくてよくなったので、精神的にラクになったし、昔よりもずっとラフに扱えるようになりましたね。
飛び回るような派手なアクティビティはやらないので、結構普段通りって感じです。
スマホは山での七つ道具
「山では地図とコンパスじゃないと!」という人もいますが、それはそれで正しいと思う一方、スマホを上手に使いこなす方が圧倒的に遭難対策にもなるし、遭難とまではいかない小さなトラブルの回避もしやすくなると思います。
なにしろGPSと地形図のおかげで現在地の確認は一瞬です(よくある勘違いですが、携帯が圏外でもGPSでの位置情報は問題なく確認できます。地図情報は事前にダウンロードが必須です)。
地図を眺めながら「今いるのはどこだ?」と悩む時間がなくなります。もちろんそうやって自分でナビゲーションするおもしろさを否定する気はないんですが、安全性とスピード感を優先したいならGPSで確認する方が速いですよ。
上手に活用したいものです。
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