18650電池をヘッデンに使う理由
18650電池ってご存じですか? 細かい話は抜きにしますが、大容量の充電可能な電池です。
いわゆる単三電池みたいなコンビニで売られている物とはサイズが異なり、専門店などでしか買えません(わたしはAmazonでしか見たこともありません)。
ちょっと特殊な電池なのですが、わたしのヘッデンはこの18650電池を使用するタイプです。なぜか? それを語りたいと思います。
18650電池にした理由
要するに高電圧・高容量だからなんですが、実際に使う場面を想定して言葉を噛み砕くと……ヘッデンが明るく長く使えるということ。
普通の乾電池と比較してみましょう。たとえば電圧。
乾電池はサイズにかかわらず概ね1.5Vです。それに対して、18650電池は概ね3.6Vあたり。2倍以上ですね。
容量は電池の大きさによりますので、Wikipediaを見てますと……
単1形、12,500 – 17,000mAh
単2形、5,700 – 7,700mAh
単3形、2,000 – 2,700mAh
単4形、850 – 1,300mAh
単5形、650 – 900mAh
ヘッデンなどで使われる単3単4だと最大でも2700mAh。それに対して18650電池は3400mHh。
いかに大きいかが分かりますね。
でも、これだけが理由ではありません(というか、この特徴により、別のメリットが浮き上がってくると言った方がいいのかも)。
スマホも充電できちゃう
18650電池はいわゆるリチウム電池。スマホなどの中に入っている電池と同じです。
この電池でスマホも充電できちゃうんですね。わたしはこちらの製品を使っています。
これがどういう意味を持つかというと、ヘッデンとスマホの充電器の電池がスワップ可能であり、予備電池も共有可能ということ。
両方に18650電池が1つずつ入っています。だから、たとえば何かの理由で「ヘッデンの電池が切れた! どうしてもライトがほしい!」という場面では、充電器の18650電池を抜いてヘッデンに入れればOK。
ほら(ちゃんと対策していますが)ザックの中でヘッデンがつきっぱなしになっていて、いざ使いたい場面でバッテリーが切れてた、というのはよく聞く話です。そんなときに慌てることもない、と。
予備電池も共有できる
こういう18650電池を複数持っているので、必ず1つくらいは余分に持っていきます。だから計3つくらいは電池を持っていることになります。これらがヘッデンとスマホの間で交換可能というわけ。
実際のところ、単3電池でもこういうことは可能です。
こちらの商品なんかを使えば、単3電池でスマホを充電できます。ヘッデンも同じ単3電池に合わせておいて、使う電池をエネループなんかにしておけば、運用的には同じことが可能です。
ただし電池の数が違いますね。上記の商品だと電池4本でスマホを充電します。だから電池を余計に1本持っていても意味ないんですね。持つなら4本持たないと。
たしかに18650電池は単体では大きいのですが、容量が大きい分「1つでヘッデンも使えるし、スマホも充電できる」という感じでフットワークが軽い気がしています。
ただし災害向けではない
言うまでもないですが、最大のデメリットは「コンビニで買えない」とか「自宅に転がってるほかの電池では使えない」ということです。
この理由で災害時に使うことを想定しているならオススメしません。災害時は停電しているでしょうから充電不可能。そして「テレビのリモコンを抜いてヘッデンに入れる」みたいなことができないわけです。
分かっていて使うなら便利
特殊な電池だし、充電して使うのが前提です。
その辺を分かっていて使うならとってもオススメなセットアップです。
もしご興味があればどうぞ。
ヘッデンはこちらがわたしの使っているモデルの後継機種のようですね。わたしが使っているものはヘッデンとしてしか使えませんが、こちらはクリップでどこかに固定して使うこともできます。ちょっと用途が広いですね。羨ましいけど、買い替えるほどのことでもないかな。
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