北海道での“足”はスノーシューかなと思っていたら、ゾンメルスキーというものがあるらしくワクワク
「北海道での狩猟で何を履こうか……」
と最近は妄想することが多くなってきました。関東での忍び猟では登山靴でしたが、北海道は雪も深くなるため、登山靴ってわけにもいきません。
スノーシューやワカンは使ったことがあるので、そのへんを使うのかな〜なんて思っていましたが、ふとしたきっかけでゾンメルスキーという山歩き用のスキー板の存在を知り、雪山忍び猟へのワクワク感が倍増中なので、ご紹介します。
※まだ使ってもいないし、買ってもいないので、あくまでネットで調べた情報だけです。参考サイトへのリンクも張っておくので、気になる人はそちらも読んでみてください。
ゾンメルスキーってなに?
ゾンメルスキーとはどうやらドイツ語の「Sommerski」からきているようです。
よく見てもらうと分かる通り「sommer ski ≒ summer ski ≒ 夏スキー」という意味みたいですね。
残雪期または夏の雪渓をすべるのに用いる、1~1.5メートルほどの短いスキー。
ですが、(ネットで見ている限り)この定義はピンとこなくて、実際には「短いスキー板にアザラシ等の毛皮を貼り付けて、雪道を歩いたり、斜面を登ることに特化したスキー」という意味で使われているようです。
この辺りの言葉の定義については、こちらのサイトがいろいろ研究してくれていますので、とにかくここでは「雪道を歩くためのスキー」という意味で使うことにします。
アザラシの毛皮は逆滑りしにくいようで、要するに「後ろには滑らないようになっている」というわけ。だから上り坂は登れて、下り坂は滑ることができるようです(ただ、いわゆる普通のスキーとはアレコレ違うようで、それ相応の技術が必要みたい)。
ゾンメルスキーって誰が使ってるの?
これがなかなかおもしろいんです。
冬場の送電線のメンテナンスや鉄砲撃ちが主に使用しているとのことです。
北海道電力やハンターが使っているんですね。Twitterで聞いたところでも同じ話を伺ったので、恐らくそうなのでしょう。
レジャーでゾンメルスキーを楽しんでいるというよりも、プロの道具みたいになっているのかもしれません。言い換えれば、その辺の登山用品店で買えるわけでもないようです。
ゾンメルスキーってどこで買えるの?
で、どこで買えるかというと、聞いたところでは秀岳荘さんとシューティングサプライさんで売られているようです。
シューティングサプライ HARAKOゾンメルスキー(ショート)ハラコオリジナルブランド
価格帯はモデルによって4〜8万円ってところでしょうか。
モデルによって何が違うの?
ゾンメルスキーの基本的な発想は「逆滑りしないようにしたスキー板」なんですね。
そのため、逆滑りしないための方法がモデルによって違います。わたしが見聞きしたところでは……
- アザラシの毛皮張り
- モヘア(ヤギ)の毛皮張り
- ウロコ加工
- ナイロン張り(いまは作られていない?)
といった感じ。前述の秀岳荘のサイトを見る限り、アザラシは高くて、モヘアは安いようです。
ゾンメルスキーで滑るのは難しいみたい
普通のスキーで滑れても、ゾンメルスキーでは簡単に滑れるものでもないみたい。そもそも毛皮のせいで滑り方も違うでしょうし、板の長さも違うし、ビンディングは踵が固定されていないし……とのこと。
まぁ、普通のスキーもろくに滑れないわたしにとっては、どうせ練習しなくちゃいけないことは間違いないし、ガンガン滑ることが目的ではなく、むしろ雪面を楽に静かに歩くことが目的なので、「滑りにくいらしい」というのはあまり気になりません。
「斜面をちょっと滑り降りることができたら嬉しいな」という程度。それにしたって練習は必要でしょうけれどね。
ゾンメルスキーで猟。憧れます。
スノーシューに比べて浮力も高いらしい、急登でなければ、歩きやすいらしいです。
それよりなにより、絵的に憧れるんですよね。スキー板を履いて猟をするのが。
北海道での単独猟が一段と憧れるようになりました。 楽しみだな〜。
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