初めてのシカ笛:呼び寄せることはできなかったけど、小さな発見はあった

最終更新日

少し前になりますが(9月半ば)、山に入ったときにシカ笛を持って行きました。

まだ猟期じゃないから猟はできませんが、シカ笛でシカを呼び寄せるだけなら合法です。というわけで、呼び寄せるだけのコール猟ごっこをやってみますよ。

コール猟

コール猟とはシカ笛を吹いて、シカを呼び寄せて獲るスタイルの猟です。シカ笛購入の話と、実際の鹿の鳴き声についてはこちらの記事で紹介しました。

参考:コール猟に憧れてシカ笛を買った話と、リアルな鹿の鳴き声動画のご紹介

さて、シカ笛は結構前に購入済みでしたが、コール猟ができるのはシカの繁殖期である9〜11月下旬ですので、これまで使うこともできず、タンスの肥やしとなっていました。

しかし、9月の半ばになってようやく山に行くことができましたので、さっそくシカ笛を吹いてきましたよ。

 

鳴けども鳴けども……

いつもけっこう鹿に出会う、お気に入りの場所に行きました。

いつもシカ笛を使うこともなく、3回に2回はシカに出会える好スポットです。ところがシカに出会えない。どういうわけなんでしょうね。。

しかし「こういう時こそシカ笛!」とばかりに時々吹いてみましたが、まったく反応なし。事前に鳴き声を調べていたので、それなりに吹けているとは思うのですが、まだ成功体験がないので、やっぱり自信がありません。自信がないと、どうも力が入らないというか、不安ばかり募ってダメですね。

 

15時過ぎ

結局、この日の山入りではシカを見ることは叶わず、諦めて下山することに。時は15時過ぎです。

下山の途中でも、休憩のたびにちょっと吹いてみて、様子を見ることを繰り返していました。すると、15時30分頃になって、遠くから鹿の鳴き声が! まるでわたしのシカ笛に呼応するように。

鳴き声はわたしが吹いているシカ笛とそっくりです。事前にYouTubeで鳴き声を予習していたとはいえ、実際に聞いてみると感激しますね。

声はかなり遠く、恐らくわたしがいた山ではなく、向かいの山の斜面だと思われ、とても追跡することはできませんでしたが、下山するまでの間、何度も何度も同じ声を聞くことができました。

 

夕方がポイント?

まだたった1回の経験ですから、確信はありませんが、この日は夕方になってから急にシカが鳴き始めました。もしかすると、シカは夕方以降に鳴くものかもしれません。実際、鹿などの動物は夜行性に近くて、日中は比較的大人しくしているようです。そう考えると、繁殖行動も夜が中心なのかもしれません(仮説)。

そう考えると、早朝もありかもしれませんね。

今のところ、完全に仮説ですが、コール猟は早朝+夕方。つまり狩猟で言えば、発砲可能時間の最初と最後に向いていると言えそうです。

11月15日の狩猟解禁日から1〜2週間はコール猟が可能らしいので、この時期に単独猟をやる人はちょっと試してみても良いかもしれませんよ。

 

ところで日中慣らしていたわたしは……

ところで、なんとかコール猟を成功させようと、日中からシカ笛を吹いていたわたし……。

シカからしたら「どっかで昼間っからさかってるやつがいるけど、あいつどうかしてんじゃねーか?」と笑ってたかもしれませんね。

なんだか恥ずかしいです。


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狩猟やってます。ひとりで歩き獲物を追う単独忍び猟が好き。2022年からはアイヌ犬のイチを連れて一銃一狗に挑戦します。狩猟系ブログ《山のクジラを獲りたくて》運営。狩猟系の本を集めるのが趣味。雑誌『狩猟生活』『ガンズ&シューティング』に寄稿し始めました。 ヤマノクジラショップ始めました:https://yamanokujira.theshop.jp

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