秋田の旅土産話5:しっかり実用アイテムだった熊の脂について

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秋田の旅の土産話第5弾です。今日は秋田で買った『熊の脂』をご紹介。

正直なところ「観光者向けのお土産品?」なんて思っていたのですが、それはわたしの認識不足。完全に実用アイテムでした。

熊狩りするなら絶対自分で作りたいもののひとつになりました。イノシシでも作れないのかな? なんて妄想も膨らみます。

『熊の脂』に出会った

阿仁町の「道の駅あに」の直売所に立ち寄ると、いろいろこの地域で取れる物が売られています。

その大半は山菜。そんな中でも「阿仁町らしいなぁ」と感じるのがクマ系の商品です。お守り(厄除け?)のクマの爪や熊肉が並ぶ中、熊の油が置いてありました。

このときは「昔は使っていたんだろうけど、いまはどうなんだろう?」とちょっと躊躇する気持ちが湧いてきました。失礼な言い方ですが「観光者向けアイテム?」とさえ思ってしまった自分がいます。

実用されてた

「熊の脂ってどうなんですか?」とこの地域に住む方に訊ねたところ、「わたしも使ってますよ」とサラリと言うじゃないですか。

観光者向けなんて大きな誤解。ばっちり実用されている商品でした(あとで調べてみると、民間療法の定番アイテムらしいです。詳しくは後述)。それなら自分も試してみたいと思い、1つ買って帰りました。

手作り感があるパッケージですね。

開封

素朴なラベル。

正直なところ「獣臭いんじゃ?」なんて懸念もありました。わたし個人的には獣臭くてもいいんですけどね。あんまり匂いが強いと「人と会うときに使えない」なんてことになりかねません。

さて、開けてみます。

こうやって見るとつややかな普通のワセリンみたい

見た目はワセリンのようですね。ワセリンよりもつややかな印象です。時期的に暖かくなってきているので、少しだけ熱で溶け始めているのかもしれません。それほど熱で溶けやすいんですね。

鼻を近づけるとわずかに何かの匂いがします。“獣臭い” とは違うと思うのですが、市販のワセリンなどにはない匂いです。いわゆる動物油っぽいという感じでしょうか。

しかし思ったよりもキツい匂いではありません。しかし匂いに敏感な人は気になるかもしれませんね。

では触ってみます。

感触をお伝えできないのが悔しいくらい、水のような触り心地。

想像の十倍くらい柔らかい。ワセリンがクリームなら、こっちは溶けたアイスのようです。パッケージに「低温で保管」とあるにも関わらず、普通に机に置いてあったから、室温で溶けてきているのかもしれません(もちろん溶けても使えます)。

手に広げてみるとスーーーーっと広がり、染みこんでいくのを感じます。ワセリンをいつも使っていますが、馴染みの良さは熊の脂が上ですね。

熱で溶けやすい性質が馴染みやすさに繋がっている気がします。

使い道

ネットで『熊の脂』の使い道を調べてみました。

こちらのページが分かりやすいでしょうか→ ツキノワグマの熊の油 10g 採取できました。

皮の下の油です。これがとても優れもので民間療法で知らない人はいないぐらいの品物ですが(後略)

引用元:ツキノワグマの熊の油 10g 採取できました。

そうだったんですね。知りませんでした。さて、効能はといえば——

効能は、日に焼けたら最高の薬です。痔、切り傷、やけど、皸(あかぎれ)霜焼け、虫除け、アトピー性皮膚炎、胃薬、飲む前に飲んでいただくとお酒に具合が悪くなりません まだまだ 効能はあると思われますが 私の地元では以上の療法に重宝しております。

引用元:ツキノワグマの熊の油 10g 採取できました。

いろいろ書いてあるので、つい読み飛ばしてしまいそうですが、火傷・痔・切り傷など、いわゆるこういった油・クリームなら当たり前の効能に加え、虫除け・胃薬・酒対策など、なんと舐めても効果があるというのです。すごいですね。

それもこれも100%天然素材だから、ってことですね。口に入れても問題がないので、子どもに塗ってあげるクリームとして使う人もいるとか。

もちろん単純に保湿クリーム的な使い方もOKでしょう。

山でも役立ちそう

わたしが山に入るときのファーストエイドキットには必ずワセリンを入れています。日焼けしたときなんか塗るとずいぶん楽ですし、特に唇が焼けて乾燥したときは早めに塗ってやると気持ちがいいです。

このワセリンの代わりに熊の油を入れようと思っています。

熊の油ならワセリンのように保湿クリームとして使えるのはもちろん、道具のフィールドメンテナンスにも使えるはず、と思ったからです。

たとえば刃物のさび止め。山に入って1泊2泊するとき、寝る前にチャチャッと刃に塗ってやれば、さび防止になりそうです。もちろんちゃんと乾燥させてあれば、何も塗らずとも錆びないのですが、わたしはこういう道具のメンテが楽しいタイプなんで……笑。

また、革製品・木製品のフィールドメンテナンスにも使えそう。

こういった使い方をして問題があるかどうかは分かりませんので、試す人は自己責任でお願いします。まぁ、極端に悪いことは起きないと思うので、わたしは気にせずやっちゃいますが……。

また保湿クリームとして使ったときに、虫除け効果があるのも嬉しいです。

ともかく山の荷物に加えてしばらく使ってみようかと思います。

そして広がる妄想

こっからは妄想ですが、熊の脂がこんなに使えるなら、イノシシだっていけるのではないか? と考えてたりして……。

自分で獲った獲物からこういう油を作り出せたら嬉しいですね。

自分が使うものを自分で作ることに喜びを感じるわたしとしては、この上ない楽しさです。

まぁ、あくまで獲物が獲れてからの話ですので、先のことですがね。しばらく熊の油を使ってみようと思います。

こういう取らぬ狸の皮算用が楽しいんですよ。

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