狩猟のヒヤリハット: バッテリーが……切れそう……

最終更新日

久々に狩猟をしていて、ちょっと「ヒヤリ」とする場面がありましたので、反省しつつ、対策したいと思いました。

今回の「ヒヤリ」はスマホのバッテリー切れ。

最近はスマホのGPSを使っていました

最近はスマホのGPSアプリである「ジオグラフィカ」を使っています。

とっても便利なアプリで役立っています。位置情報が分かるのはもちろんですが、地形図が見えるのが嬉しいですね。

ガーミンのeTrex30xを持っていますが、これに比べてスマホの方が画面も広いので重宝していました。

 

段々と行動範囲が広くなり……

これまでのブログでも書いてきていますが、北海道の山は笹藪がひどくてとても入れないんです。それが雪で埋まって歩けるようになるまではもう少しかかります。

それでも段々と雪が深くなってきたので、行動範囲が広がってきていました。

そこでこれまでは行かなかった範囲にまで足を伸ばしたわけです。

 

あれ、バッテリーが……

山ではスマホは機内モードです。バッテリーの温存という意味もありますが、山にいるときにネットが繋がると、ちょっと山の経験が薄まるような気がして、意図的にオフラインにしています。

実は昨年まではそんなこともなくて、山からツイートすることもありましたが、今年はたぶんしていないと思います。

「狩猟中は狩猟だけに集中し、それをアウトプットする行為は狩猟を終えてから」という気持ちです。安易に途中でアウトプットするとなんだか冷め(覚め)てしまうような気がしています。

山を歩き始めて2時間ほどが過ぎたところで、地形図を見ようとスマホを取り出すと……バッテリーが残り20%!

入山時には95%くらいでした。普段であれば、2時間歩いてもせいぜい70〜80%くらいはあったはず。それが20%。じつはカメラが起動していたんです。どこかの時点でカメラを起動し、そのままスリープさせず、ポケットの中で真っ暗な世界を見続けていたわけです。

 

ヤバい。地形図が……

地形図をスマホに依存していたので、バッテリーが切れると困ります。戻るだけなら雪に付いた足跡を辿れば間違いなく戻れるし、コンパスは持っているので、足跡が消えたとしても、林道に戻る自信はあります。

しかし、そのあたりを探索するのに地形図がないのは不安……というか不便。

そして第二の「ヒヤリ」が、「外部バッテリー忘れ」です。

 

いつも外部バッテリーを携行し、スマホの充電が少なくとも2回くらいはできる状態にしています。しかしこの日はそれを忘れる大失態。失態は重なるものです。

実は外部バッテリーは普段使い用と山用で兼用しています。先日外出するときに使って、山道具から取り出し、それを戻し忘れていたようです。

 

この日はなにもなかったけど……

先述の通り、雪に付いた足跡を辿れば戻れるし、そうでなくても地形は理解しているので、戻れなくなる心配はしていませんでしたが、ひやりとしたのは事実です。

地形だって理解している “つもり” であって、ふと忘れてしまったらキツイ……。足跡だって、場所によっては雪が浅く固まって跡が付きにくいことがある。そこに雪が降ったらわからなくなることもある。

もう1つなにか悪条件が重なれば、何が起こるか分かりません。

 

対策……

こういう「ヒヤリ」は対策を考えないといけませんね。わたしはこうします。

  1. 紙の地形図を必ず携行する(これは当たり前のこと。基本ですね……反省)。
  2. 外部バッテリーは普段用と山用を分ける。(忘れるのを防止)
  3. 山に入るときはスマホは自動ロックにする

この辺りの対策なんとかなりそうですね。

 

ちなみに山で写真を撮るのも好きなので、そういう意味でもスマホには生きていてほしいんですよね。だから今回の「ヒヤリ」は地形図が見られなくなるという問題もありますが、写真を撮れなくなるという残念さもありました。

 

電子機器はバッテリーがなくなるだけで、ただの重りに変わります。予備電池であったり、事前の充電などは必ずしておきましょうね〜。


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狩猟やってます。ひとりで歩き獲物を追う単独忍び猟が好き。2022年からはアイヌ犬のイチを連れて一銃一狗に挑戦します。狩猟系ブログ《山のクジラを獲りたくて》運営。狩猟系の本を集めるのが趣味。雑誌『狩猟生活』『ガンズ&シューティング』に寄稿し始めました。 ヤマノクジラショップ始めました:https://yamanokujira.theshop.jp

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