うちの鶏が卵を産んだので、卵の処理について学んでみます

最終更新日

とうとう……ようやく……うちのニワトリが待望の卵を産みました!

4月から飼い始め、最初は手のひらに乗るような、小さくて無力なヒヨコが、たったの4ヶ月そこらで卵を産むようになったのです。なんだか生命の神秘のようなものさえ感じます。

小屋を覗いて、卵が目に入ったときは感動しました。

「おおお、卵!!」

——で、この卵って、生で食べていいんでしたっけ? 殻がなんだか汚いけど洗うの? 賞味期限はどうなの? なんだか疑問が尽きません。

調べてみましょう。

なにはともあれ卵!

いやはや、小屋に卵があったときは感動しましたよ!

しかも、1度生み始めたら、毎日かならず産んでまして、多い日は5コも産んでくれています。5羽いるので、すべてのニワトリが同時期に産み始めたことになります。健康そうで嬉しいです。

 

で、なんか汚いけど……

さて、卵が生まれてとっても嬉しいのですが、とりあえずパッと見が汚いです。お店で売っているようなピカピカの卵ではありません。

洗うのでしょうか? 過去に親戚から「卵は洗っちゃダメだよ」と教わったことがありますが、根拠は良く分かっていませんので、調べてみましょう。

いくつかのサイトを覗いてみました。

にわとりとたまごの質問コーナー
たまごのQ&A
たまごは洗う?洗わない?
産みたて卵の洗浄方法|教えてgoo
卵は洗わないほうが長持ちするって本当?

卵を洗うかどうか? こんな簡単なことですが、みなさん意見が違うんですよ。参ってしまいました。

 

タマゴを洗うときには洗剤を入れてるの?

中性洗剤などでタマゴを洗うことはありません。40℃くらいのお湯を使ってタマゴをナイロンブラシでこするとか、お湯を吹き付けて汚れを落とした後、次亜塩素酸ナトリウムの150ppm溶液(1リットルの水に0.15gが溶けたもの)をかけて殺菌し、次に再びお湯をかけてすすぐのが一般的です。そのあとは直ちに温風などでかわかしてパックに詰めます。
by にわとりとたまごの質問コーナー

 

こういう「汚れは落とそう」という意見がある一方で、「いや、洗うと水道水と共に菌が卵の中に入ってしまうので、洗うべきではない」という意見もあります。その場合は、水では洗わず、汚れを拭く程度が良いとされているようです。

家庭ではたまごは汚れがあっても洗わず、ふき取る方が衛生的です
たまごは洗う?洗わない?

 

「洗う必要がない」という意見の背景には、実は卵が産み落とされたとき、ニワトリにより、天然の除菌コーティングのようなものがされているのです(たまごは洗う?洗わない?)。一見すると、表面的には汚れていても、それが中には入らないのだから、洗う必要はない、とまぁ、そういうことみたいです。

 

どちらが正しいのか分かりませんが、ひとつ言えるのは「卵業者は特殊な洗い方をしているのであり、ただジャブジャブと水で洗っているわけではない」ということ。“洗う” という言葉だけ真に受けて、いい加減に洗うのは良くないとわたしは判断しました。

 

というわけで、わたしなりの結論は「軽く拭いて、目に見える汚れだけは落としておく」というもの。

また、調べてみると、洗うことよりも乾燥させることの方が重要なようです。生まれたときは表面に大腸菌などがいるのですが、乾燥と共に死滅するようです。

 

生で食べられるの?

結論から言えば、自己責任的な部分もあるみたい。

「サルモネラ菌などが卵内部に侵入することがあるから、生で食べていいのはきっちり消毒された卵のみ」という意見もあります(卵を生食できる日本)。一方で、教えてgooなどを見ていると、大丈夫という意見もチラホラ。

日本の卵を生食できるのは、きっちりした消毒がされているからであり、それをしていないとサルモネラ菌が入っている可能性があるとのことです。確率的には3万個に1つくらいサルモネラ菌を保菌していると言われており、なんとも微妙な数字です。

妊婦とか、子どもとかはやめた方がいいのかな? あとは自己責任と思った方がいい気がします。

 

賞味期限は長い

賞味期限はとっても長くて、夏なら2週間、冬なら2ヶ月近くは大丈夫らしいです。しかも生で食べる前提なので、火を通すなら、これを越えても大丈夫。

日本の卵の賞味期限は、「夏場に生で食べる」のが前提で、パック後14日間(2週間)と設定されています。でも、気温が低い(10度ぐらい)冬場であれば、産卵から57日間、つまり2カ月近くも生で食べられます。

卵は冬場「生でも57日食べられる」という真実

つまり、その日に採れた卵を慌てて食べる必要はまったくなくて、保管しながら、食べたいときに食べれば普通は大丈夫。

 

システムの運用が必要かな

毎日1〜5個の卵が採れます。うちは夫婦で食べるので、1つ採れても、使い勝手が悪いんです。となると、その日は食べずに、翌日以降、増えたら食べるというスタイルになります。

この方法だと、古い卵と新しい卵が混ざりかねないので、必ず古いものから食べていけるように、いわゆる在庫管理で言う「ファーストインファーストアウト(FIFO=First in First out)」の考え方が必要です。

システムというと大袈裟ですが、家庭内でルールを決めて運用したいですね。

 

 


また、おもしろいと思ったらこちらをクリックしていただけると、ランキングが上がります。応援のつもりでお願いします。
ブログ村へ
にほんブログ村 アウトドアブログ 狩猟・ハンティングへ


狩猟やってます。ひとりで歩き獲物を追う単独忍び猟が好き。2022年からはアイヌ犬のイチを連れて一銃一狗に挑戦します。狩猟系ブログ《山のクジラを獲りたくて》運営。狩猟系の本を集めるのが趣味。雑誌『狩猟生活』『ガンズ&シューティング』に寄稿し始めました。 ヤマノクジラショップ始めました:https://yamanokujira.theshop.jp

シェアする