『父と息子の教科書』男なら知っておきたいことのオンパレード

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久しぶりのアウトドア系書籍の紹介です。

今日ご紹介するのは齋藤令介氏の『父と息子の教科書』。父が息子に伝えなければならないアレコレをまとめてあります。

これがいろいろ的を射ており情報としてまとまっていることもさることながら、全体的にとてもロマンチックな1冊になっています。

『父と息子の教科書』

この本のテーマは「父が息子に伝えなければならない知識」です。教えるためには当然、親が知っていなければいけません。というわけで、この本はそんな大人のための本です。つまり、息子に伝えなければいけないことのカンニングペーパーってわけです。

まず、ザッと目次の章だけ並べてみましょう。

犬・キャンプ・火・料理・結び・ウェア・靴・サングラス・双眼鏡・外国製品を買う・コンパスと地図・山の植物・ナイフ・斧・工具・メンテナンス・男の行動術・スイミング&ダイビング・ボート・4輪駆動車・馬・カモフラージュ・野鳥・野生動物・遊び・アーチェリー・ガン(銃)・ハンティング・ワナ・皮・動物の解体・フィッシング・ファーストエイドの知識・サバイバル

どうですか? 男なら誰もが好きになったものが1つ2つどころか10以上はあるのではないでしょうか? わたしの場合、逆に興味を持ってこなかったモノを選ぶ方が早いですね(アーチェリー・馬くらいでしょうか……)

言うまでもなく、これだけの幅広いジャンルを網羅しているわけですから、その一つひとつをゆっくりと深掘りしていくことはこの本の趣旨ではありません。

たとえば釣りを何年もやってきた自分としてはこの本の『フィッシング』の章について「まったく知らなかった」という情報はほとんどありません。しかし、いくら「興味を持った or 通ってきた」分野であっても、あまり深掘りしてこなかった知識もあります。たとえばわたしの場合、4輪駆動車なんかがそうです。

興味はあるけど、車よりもバイクにハマったタイプですので、4輪駆動車の体系的な知識はありませんでした。

そういう意味で幅広いジャンルの基礎知識を網羅してくれているこの本はまさにバイブル的存在。

ロマン

この本の中で1番印象に残っている1節を挙げろ、と言われれば、まちがいなくココ。

野生動物たちは、一生のうちたった一本の足跡の軌跡を大地に刻み込んでいく。生まれたときに始まり死ぬときに終わるラインを。野に出たとき足跡を読む楽しみは大きい。野生動物の性別、大きさ、喜び、悲しみ、遊び、警戒が、印されているからだ。
“野生動物” の章

いかがでしょうか? このロマンチックな文章。息子ができたら、さも自分の言葉かのように伝えたいですね。

足跡1つにもこれだけのロマンを読み取れることってすごく楽しいことだと思いますし、そのことこそ、息子に伝えたいことであるように思います。

男、男、男、

この本を読むと「男なら——」という言葉が何度となく出てきます。

「男は」「女は」と性別でわける時代じゃなくなってきた、という意見もあるでしょうけれど、それでもやっぱり「男なら知っておきたいこと」ってあるよな、とわたしも思っています。

動物を見て「かわいい!」と言うだけではなく、そいつがどういう生態で、どういう身体の構造になっているのか? やっぱり知っておきたい。

魚はどこにいて、どういう習性を持っているのか? 車のメンテナンスができるか? 火をおこし、ナイフを適切に扱い、ロープを結べるか?

そんなことを、この本は読者に問うているように思いました。

遊びは最高の教育

わたしは小さいころ、父に釣りや雉撃ち(うんこの方じゃなくて、ね)に連れて行ってもらいました。

そこで教わったことは、どんな遊びよりも魅力的でした。父と2人でうなぎ用の仕掛けを設置……。それを回収して、うなぎが入っていたときの喜びと行ったらもうッ!

週末は釣り。車の中で父と「今日は寒いから、アッチがいいんじゃない?」「いや、むしろコッチの水が動かないエリアに魚は着いているハズ」なんて作戦会議。

帰りの車は祝賀会か反省会。帰宅すると、母が「どうだったぁ?」と訊ね、こっちは2人で声を揃えて「ダメだった」か「釣れた!」と応える。

で、夕食を食べつつ、次の釣りについて話し合う。餌がどうの、ルアーがどうの、場所がどうの、時間がどうの……、と。

本気で遊ぶのって、ほんとおもしろいんです。そのことを思い出させてくれる1冊でした。

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