身体の小さな変化に気付いてあげることが快適な温度を保つ秘訣
アウトドアでも、街でも、家の中でも、快適な温度で過ごすためにわたしが1番大切にしていることは、インナーを着るとか、レイヤードとか、高価な服を着ることではなく、身体が悲鳴をあげる前に調整してあげることです。
当たり前のことなんですけど、自分でもつい判断を誤る部分なので、整理する意味でも書いておこうと思います。
寒くなってからじゃ遅い
バイクに乗っていたときに強く実感したことですが、身体が冷え切ったあとで、慌てて服を着込んでみたり、温かい飲み物を飲んでみても、なかなか回復しないものです。
逆もしかりで、暖かい格好で活動を始めて暑くなり始めたとき、放っておくと止めどなく熱くなっていき、汗が止まらなくなります。慌てて脱げるだけの服を脱いでも、すぐには快適にならず、汗が冷え、体温が極度に下がり、今度は寒くなるという悪循環……。
体感温度はメトロノームのようなメーターになっている、とわたしは感じています。
身体が冷えを感じ始めるとメーターが「寒い」の方に振れていき、寒さに身体が悲鳴をあげてから服を着ても、すぐにメーターは止まらず、ゆっくりと時間をかけて「暑い」の方に戻っていくわけです。で、そのまま放っておくと今度は暑くなる、と。
試しに身体の震えが止まらないくらい底冷えしたときに、服を1〜2枚着込んでみればわかります。身体の冷えはなかなか回復しません。
つまり「すごく寒くなってから着込んでも遅い」ということです。
「メーターが真ん中を越えたら、それを察して微調整すること」
すごく当たり前のことですが、それがすごく重要です。
このことを瞑想修行で体感した
過去、10日間の瞑想修行を受けたことがあります。いわゆる座禅のようなものだと思ってください。
朝から晩までずっと瞑想。その中でいろんなことを教わったり、経験したりするのですが、その中心は「ひたすら自分の身体を観察すること」です。
そうしている中で「自分の身体は思っていた以上に何かを感じ取って変化しているのだ」と実感しました。
この記事では「体感温度」を例にしましたが、「疲れ」も同じです。小さな疲れを感じたら、すぐに小さく対応する。そうすれば大きな疲れに至らないものです。
「痛み」も同じ。
わたしは膝を痛めたことがあり、そのせいで膝に負担をかけると痛みます。
だから山を歩くとき、ちょっとでも膝に違和感を感じたら休むか、歩き方を見直します。そうするようになってから、1度も膝の痛みはありません。
別にスピリチュアルなことでも何でもなく、身体の変化に気付いてあげて、悲鳴をあげる前に対処する。それだけのことが、1番大切なことだと思います。
「ちょっと身体が冷え始めたな」と思ったらアウターのジッパーを閉じるとか、マフラーを巻くとか、1番簡単にとれる対処をとる。ちょっとでも暑さを感じ始めたら、ジッパーを開き、マフラーをとる。
書いてみると当たり前のことなんですけどね。
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