カモ撃ち2:飛んできたカモを一瞬で同定できるか!?

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今シーズン、カモ撃ちは2度目にしてこれが最後となりました。

わたしは近所でカモ撃ちができませんので、父との交流も兼ねて、遠征して父の猟場で撃たせてもらっています(もちろん狩猟登録済み)。なので偉そうに「カモ撃ちの猟場を知っている」とは言えず、完全におんぶにだっこ状態です。楽しませてもらっている感じです。

今回も沖撃ちとなりました

前回、つまり初めてのカモ撃ちも沖撃ちでした(いまだに淡水での舟に乗っての猟が “沖撃ち” と呼ばれるのか不明。海だけ沖撃ちと呼ぶのでしょうか?)。

参考:初めてのカモ撃ちは舟。また違った猟の楽しみを見つけた気分。

とにかく今回も沖撃ちです。舟は船頭さんが操舵してくれているので、こちらはいろいろお任せして、猟に集中できます。

船頭さんと父はツーカーでして、何も言わずとも「今日はまずここ、で次はここに向かう」と決まっているようです。わたしは同じ舟に乗って運ばれるだけ。この点、完全に無力です。また「良い猟場を見つけることも猟の楽しみであり、それこそが猟そのもの」だと思っているので、楽ちんな分、“自分の猟” という実感は少ないですね。

連れて行ってもらって不満を言うつもりはなく、今回はそういうものと割り切って楽しませてもらうつもりでいました。

 

まずはカモの付き場を回る

舟はまず、カモの付き場となる場所を2〜3ヶ所回ります。

思ったよりもカモがおらず、いても舟が近づく前に逃げてしまいます。法律で5ノット以上の船からの発砲は禁止されていますので、ビューンと近寄って撃つことはできません。厳密には高速で近寄って、5ノット以下に落としてから撃てばいいのですが、その間に逃げちゃうでしょうね。

こういう船の動かし方もいろいろコツがあるようで、船頭さんが工夫してくれていましたが、うまくはいきませんでした。

父がヨシガモを1羽仕留め、「ボウズは免れた!」とひと安心。

 

待ち伏せる

風が吹いてきたのを見て、父と船頭さんが話し合い、待ち伏せに切り替えようということに。

やや沖にデコイ(カモの人形?)を並べて、こちらはアシの裏に隠れます。

アシの向こうに点々と見えるのがカモのデコイです。

こうして見るとリアルですよね。小さいから分からねーよ、と思うかもしれませんが、言い換えればカモだって遠くから見れば勘違いするというわけです。

これが大成功。このあとたくさんのカモが飛来したのです。この辺は風が入りにくい場所で、風が強い日はカモが避難してくる場所です。

そこにこうしてデコイが並んでいると、みごとにこの周囲に降りてきます。

ところが、着水と同時、あるいは着水直前に「あれ、カモじゃないじゃーん」ってな具合にグルッと方向転換してまた飛んでいくことが多いんですね。さすがに近くで見ると偽物だと分かるのでしょう。あるいは、わたしが据銃する動きに気が付いているのかもしれません。

時々ヒューッとカモが飛んできては、着水直前に方向転換してまた飛んでいくっていうのを何度も何度も繰り返すわけです。

「いいね〜」

と思うかもしれませんが、ことはそう簡単ではありませんでした。

 

一瞬のことで同定できない

カモがデコイの元へと飛んでくるとき、そのスピードはなかなかのものです。ヒューンとデコイの元へと飛んできます。

その飛んでいる様子を見てわたしレベルじゃ「あれはマガモ!」とか判断できないですよ。かろうじて「カモである!」ということだけは、なんとなく分かりますが、カモだって何でも獲っていい訳じゃないんです。獲ってはいけないカモが沢山います。

というわけで、ひゅーんと飛んできて「あ!カモっぽいぞ!」と思って、慌てて双眼鏡を覗き、「コガモだ!」「ヒドリガモだ!」と判断するわけですよ。

実際は、ほとんどの場合「え?わからん!」ってことがほとんど。オスならいいんですが、メスは分からない……。分かっても確信がないので引き金を引けない。仕方ないので、特徴を覚えてiPhoneでチェック。分かった頃にはすでに遠くの空へ……。

なんてことがほとんどでした。

それでもやっているうちに記憶が定着してきて「これはさっき調べたヤツ!」とバシッとわかることもあり、ようやく撃てるようになります。

 

で、このデコイがかなり役に立つんです。一瞬とはいえ、自分の目の前に着水するわけで、その瞬間に双眼鏡で確認し、カモが「デコイだ!」と気付いて逃げていくところを撃つわけです。

父曰く、「慣れりゃ飛んでる様子で分かる」とのこと。実際、となりで見ていても、「ありゃコガモ」「今度はカルガモだなぁ」とわかるようでした。それでも「年をとって、もう分からないことが多い」と嘆いていましたが……。

 

カモ撃ちしたけりゃ完璧な同定を

わたしはシカやイノシシの単独忍び猟がメインで、カモ撃ちは父への親孝行的な意味と、時々食べるカモの確保のためにやっています。

だから正直経験不足でして、この日も「やりながら分かってきた」という状態。だから最初の頃はいくら飛んできても撃てないんです。

父は「撃たなきゃ獲れねーぞ」と笑ってますが、「だって分からねーもん」と返すと「最初はそうだよなぁ」と。

 

もしカモ撃ちを熱心にやりたいのであれば、同定は完璧にできるようになりましょう。

狩猟免許を取るときにカモの絵から種類を特定するような試験もありますが、あんなのじゃダメです。あれは分かりやすい特徴を捉えてくれているし、なにより大きくハッキリ見ることができます。簡単すぎます。

実際に川や池にいって、実物を見て、自信を持って同定できるか試してみるといいです。まず最初はできませんから。

それにメスの同定の難しさに震えるといいです。

間違えて撃ったらアウト。違反です。試験のように「数問ミスっても大丈夫」なんて話じゃありません。1発アウトの判断が要求されます。

つまり、メスは簡単には撃てないってことですよ。

わたしもほとんどメスは見送りました。オスとつがいになっているケースで、かつメスの特徴が分かったときだけ撃ちましたが、稀ですね。

 

成果

結局、父とふたりで7羽獲りました。大成功ですね。定数が10羽なので、定数の7割。大成功でしょう!

獲れたのは……

  • マガモ1羽
  • ヨシガモ2羽
  • ヒドリガモ3羽
  • コガモ1羽

でした。父はシーズンを通して、もっとカモを獲っていたので「持ってっていいよ」ということで、7羽頂き冷凍保存。自宅にさらに3羽分ありますので、今シーズンは計10羽頂くことができました。

これで2月〜10月まで、つまり次の猟期まで、毎月1羽食べてもいいということです。

シカやイノシシもたっぷりありますので、次のシーズンまで、シカとイノシシを日常的に食べつつ、月に1度はカモを食すという生活ができそうです。

恐らく、スーパーで肉を買うことなく生きていけるんじゃないかな? たまには豚や牛を食べることもあるかもしれませんが、肉の自給率は100%に近づけることができそうです。

カモ撃ちもおもしろいです。

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