射撃のヒヤリハット:鉄砲の取り間違えは、もらい事故もあるので注意
昨日に引き続き射撃のヒヤリハットを挙げていきます。
今日の話は鉄砲の取り間違え。これは自分が気をつけていてもどうしようもないのです。もらい事故もあるので要注意。
ある日の射撃会で……
その日は、ローカルな射撃場主催の射撃会。
地元の鉄砲ぶちが集まって、あーだこーだと盛り上がっています。わたしは若干アウェイだったので、一歩引いて見つつも、楽しんでいました。
射撃会となると、結構似たような銃が集まります。とくにわたしが使っているMSS-20は、射撃場の定番銃のひとつ。大きな会だと10丁以上集まることもあります。
MSS-20は猟に使われる銃としては、比較的銃身も長く、特徴的なルックス(だと思う。見慣れているだけかもしれないけど)。
ふと、見ていたら、とあるおじさんがわたしの銃を手に取ろうとしているじゃないですか!
「あ、それ、おれのです!」
銃架に立てかけてあると、銃身部分が目に入りやすく、そこだけ見て「これがおれのか?」と判断するとこういうミスが起こります。
これ、法律上、手にした時点でアウト。他人の銃ですから。しかも間違えた本人はもちろん、触らせてしまった持ち主もアウト。
放っておけば自分の銃を撃ってしまうかもしれないし、持ち帰ってしまうかもしれない。
講習会でもよく聞く話
猟銃関連の講習会でも、射撃場での銃の取り違えは定番事故のひとつです。
「他人の銃を家まで持って帰ってしまった」なんて話も聞きます。
最初のうちは「そんなバカな」と思うかもしれませんが、けっこうヒヤリハットは起こるものです。先述の例では他人がとり間違えを起こしていますが、「俺の銃はコレかな〜」と思った銃が自分のじゃないということは、意外とあるものです。とくに誰かと雑談で盛り上がっていて、集中力が途切れているときなんかは。
対策
最近、わたしは2つの対策をしています。
まずボルトを抜くこと。これ自体は銃の取り違えを防ぐことはできませんが、少なくとも「ボルトを抜かないタイプの人」は、撃とうとしたときに気付くことになります。もちろん、同じ銃を使っていて、ボルトを抜くタイプの人は自分のボルトを入れて撃ってしまうかもしれないですけどね。
もう1つはタオルとか手ぬぐいを掛けておくこと。
まだ用意していないのですが、セーフティーフラッグを使おうとも思っています。これで対策3つ目。
セーフティーフラッグとは薬室に差し込んで弾が入っていないことを明示する小さな旗です。日本だと全員が使っているようなものではありませんが、アメリカではよく使われているとか?
これだけやっても間違える人は間違える。最後はもう自分でよく見て管理することに尽きるんでしょうね。
また、おもしろいと思ったらこちらをクリックしていただけると、ランキングが上がります。応援のつもりでお願いします。
ブログ村へ