【新刊発売】『羆山渉猟 単独忍び猟記』
前作『山のクジラを獲りたくて』が2019年に発刊し、かれこれ7年。やっと……やっと……続編が完成しました。
羆山渉猟 単独忍び猟記
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始まりは今思えば気楽な決意からでした。
当時、北海道に移住し、エゾシカ猟に励んでいました。
ある日、ふとヒグマの足跡を見かけたとき、思いのほか、興奮してしまいました。ヒグマの痕跡は怖かったし、表面上は怖い怖いと言っていたけど、とにかく家に帰るなり「今日さー、ヒグマの足跡を見たんだ」と妻に意気揚々と喋っていました。今思えば、学校帰りの小学生のようでした。
「おれ、ヒグマを獲るよ」
妻に決意したときに帰ってきた言葉にドキッとしました。
「わかった。いつか山で死ぬんだって覚悟はしておく」
このときから、ヒグマという存在に出会ってしまった感動が呪いとなって自分にまとわりつくようになりました。この日から、5年間の記録です。
単独忍び猟の疑似体験
本の中身については、ぜひ読んでいただくとして、1つわたしが込めた想いがあります。
それは「読書体験自体が、単独忍び猟のようなものになってほしい」というものです。
この本は決してノウハウ本ではありません。狩猟者にも楽しんでもらえるように書いたつもりですが、むしろ狩猟をやらない人こそ読んでほしい。そういう思いで書いています。そして、狩猟というものは、ともすれば派手なものだと思われがちです。
テレビなどはやっぱり絵になる場面をつなぎ合わせるので、仕方ないんだと思います。
でも単独忍び猟って本当はとても淡々として、喜びも、疲れも、感動も、いつも静かで穏やかなんです。そんな単独忍び猟をするときの息づかい、空気、リズムを読書体験からぜひ感じてほしいとそう願っています。
ド派手な物語ではありません。
でも、地味で、静かな記録の中から喜びと興奮と辛さをじわりと感じる。そんな本になってほしいと思っています。
お願い!
もし「買うよ」という人は、ぜひぜひぜひ予約してください。
Amazonでもいい。最寄りの書店でもいい。
予約が多いと出版社や書店が「勢いがあるね」と思ってくれます。それがより多くの人に届くことに繋がります。
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