3時間の自由を満喫するために(MTB&STARLINK)
最近2つの道具を手に入れました。それがMTB(マウンテンバイク)とSTARLINK MINIです。
これらがもたらす威力がすごいな、とつくづく感心したので、お裾分けします。

経営者的時間の自由
わたしは小さいながらも宿泊施設を3件と飲食店を1件運営する会社を経営しています。
各施設にスタッフもいるので、現場の基本的な業務はスタッフに一任しています。
ありがたいことにフロント業務や清掃業務といった時間的制約の強い仕事の多くをスタッフに任せていることで、わたしは時間的制約の少ない仕事に集中できています。つまり○時から○時まで仕事、という時間が確定している仕事がずいぶん少なくなってきたということです。
結果として好きな時間に仕事ができるようになってきています。仕事は多く忙しいのですが、たとえば早朝に起きて済ませたり、前日にでも進めておけば、日中に空き時間を作ることができる、というわけです。
子どもがいるので朝晩は抜けにくいものの、9:00~16:00のうち、3~5時間程度を自分のために使える日が増えています。その代わり丸1日休み、という日はほとんどないんですけどね(春夏秋に関してはたぶん1日もない)。
この3〜5時間という空き時間は、経営者としての特権とも言える時間で、活用しないのはもったいないわけです。
こういう経営者特権だけ見れば「うらやましい」と思う人も多いと思いますが、大変なストレスに晒されるのも事実です。メンタル強くないとやっていけない……笑。
3〜5時間の意味
さて、空き時間があったら何をしたいですか?
もちろん山に行きたいんですよね。主にヒグマの痕跡探しをしたいわけですよ。
わたしが住む家から、そういうヒグマ探しのやりがいがある山までは40分以上かかります。往復すれば、移動だけで片道1〜2時間です。すると残された現地での行動時間はざっくり1〜3時間ぐらいになります。
1〜3時間の行動でできること
3時間あれば、ゆっくり山を歩いてもおもしろいものです。
しかし1時間しかないと、ちょっともどかしい。山を歩こうにも30分歩いてそのまま戻ることになります。行動範囲が狭く、欲求不満になります。
これまではそういう中途半端な空き時間のときは、林道ドライブをしていました。車で入れる林道を走り回って、林道沿いの痕跡を探します。これはこれでおもしろいし、気楽で悪くないのですが、飽きるし、車が入れる林道しか探索できず、選択肢が減ります。身体を動かすのが好きなのに、気付けば何時間も車を運転してるだけで、むしろ運動不足……。
MTBだ!

そこで浮かんだ案がMTBでした。
MTBなら行動範囲が広がるし、運動にもなる。MTB単体でも趣味として愛されているわけで、それ自体もおもしろそうではある。山を1〜2時間だけ歩くのは物足りないけど、MTBで1~2時間なら、結構楽しそう、というわけです。
そこでMTBを買ってみることに。
なにを買うか?

MTB沼もどうやら深そうです。昔ロードバイクを嗜んでいたことがあるので、自転車の車体価格が高いことは覚悟していましたが、MTBもやっぱり高いです。しかしわたしはMTBを追求したいわけではない。できればシンプルで、価格がこなれているけど、極端に安いものは避ける。
——そんな方針で考えたのがKONA UNIT XというMTBでした。
フルリジットなので、サス系のトラブルを考えなくてよいし、サスのアップデートやセッティングに頭を悩ませなくていい。その分(たぶん)安いはず。わたしはダウンヒルなどを極めたわけではなく、荒れた林道などをタラタラと走りたいだけ。
いわゆるグラベルロードというカテゴリも考えました。しかし、たぶん自転車業界で言うグラベルロードが得意なフィールドは、わりとキレイな林道を指していることが多いような印象です。端的に言えば車が入れるくらいの林道を想定しているんじゃないかな。わたしが行く林道は、そういうきれいめの林道もあれば、鬱蒼とした藪に飲み込まれそうな林道や、車では入れないくらい荒れた林道まであります。グラベルロードが適した道もあれば、MTBが適した道もあるでしょうけど、適用範囲が広いであろうMTBを選んだ、というわけです。
KONA UNIT Xを買って、何度も林道を走ってみましたが、いまのところこの選択で満足しています。
3〜5時間という時間を延ばせないか?
さて、MTBを導入したことで1〜2時間の遊び時間の密度が上がりました。
これまでなら林道ドライブか軽い散策で終わっていたところが、MTBで10Kmくらいの林道ポタリングになったわけです。行動範囲も広がったし、楽しい時間が増えた。ドライブよりも痕跡が目に付きやすく運動になり、歩くよりは広く探索できる。限られた時間の活用としては文句がない。
MTBで世界が広がったようです。
——さて、欲はここで尽きず……。
冒頭で3〜5時間の空き時間と書きましたが、これを伸ばすことを考え始めました。「なぜ3~5時間なのか」という疑問に立ち返ります。
実はわたしの場合、時間の制約があまりないと書きましたが、まったくないわけでもないのです。
宿泊業を営んでいるので、「今日泊まるお客さまの問い合わせ対応」だとか「今日明日のお客さまを迎えるためのスタッフへの指示」「清掃スタッフからの質問や相談」みたいな、長くは放置できない仕事があります。1日の中で何度かメールや管理システムをチェックする必要があるのです。それをある程度の頻度でチェックしたく、電波のない山の中で長い時間過ごすのには抵抗があるため、数時間で一旦山を降りたい、という気持ちがあります。
つまるところ数時間おきにネットに繋がれば、もう少し長くいてもいい、ということになるのです。
「3~5時間の空き時間」と書いたものの、ネットに繋がるなら、5~7時間くらいにのばすことができる。娘の帰宅時間なども考えると、それ以上は難しいのだけど、週に数回の遊びとしては大変贅沢なものです。
しかし電波のない山の中で、どうやってネットに繋がるか…….

STARLINKだ!
SpaceX屈指の衛星通信サービスです。これの仕様や解説は山ほどあるので、他の記事に任せます。プランもいろいろありますが、わたしが選んだのは、ポータブルなSTARLINK MINIと月に100GBのサブスク契約。
100GBもあれば、わたしの仕事の範疇で言えば「使い放題」と言っていい。これで空さえ見えれば、ネットが繋がるという環境を得ました。
これで山で1〜2時間MTBで探索し、一度ネットを繋いで仕事をして、またMTB——という選択肢ができました。MTBに乗るだけでもなく、山の中で、景色もよく、動物が行き交う場所で何時間も仕事をするということもできる。
ジムニーオフィス化で本当のノマド化
一昔前、ノマドという言葉が流行りました。
家でもない、事務所でもない場所で働ける自由なスタイル、という趣旨です。
しかし蓋を開けたら、みんなカフェに縛りつけられていましたね。電力と通信が必要だったからです。自宅と事務所からは解放されたものの、電力と通信には縛りつけられていたわけです。ノマドワーカーというよりは、カフェワーカーと言った方が近い。
ところがポタ電+ソーラーパネル+STARLINKを手に入れると、蓄電・発電・通信を持ち運べるようになります。衛星が見える場所なら働けるという自由を得ることができました。ジムニーが入れる場所なら働ける。そして、1~2時間のスパンでMTBで探索し、車に戻って仕事もできる。
バンライフみたいな自由さを得ながら、仕事は存分にやれる。
本当はネットなんて繋がらないところに行って、仕事を気にせず遊べるのが1番だと思っています。だけど、小さくても会社を経営していて、これはこれでちゃんとがんばりたいわけです。自分のライフワーク的な山の活動と、会社の経営という両輪をバランス良くこなしていくための突破口だったのではないかな、と。わりと本当に感動しています。
これってすごいことだな、と痛感しているのです。
また、おもしろいと思ったらこちらをクリックしていただけると、ランキングが上がります。応援のつもりでお願いします。
ブログ村へ
