新しい山域を開拓する楽しさよ
北海道に移住して6年過ぎ、その間も暇さえあればいろんな山を歩いてみたり、林道を探検してみたり、と楽しんでいます。
がしかし、まだまだ入ったことがない林道ってのがあるんですよね〜。
とくに禁猟だったり、銃禁だったりする山はノータッチでして、せっかくなので非猟期の今こそ、あっちこっち探検しています。
まだまだある知らない林道
夜、ハイボールを飲みながら地形図を眺めるのが大好きでして、よくiPadでジオグラフィカを開いて妄想散策ごっこをしています。
そんな中で「あれ? この林道って……ん? 行ったことないぞ」と気付いてしまいました。
なんで行ったことがないのか、なんとも微妙な位置にあって、「そこまでいくなら、あとひと足伸ばせば良い猟場がある」っていう立地なんですよね。かといってめちゃくちゃ家に近いわけでもない。だからあんまり注目してこなかったエリアです。
でも、改めて見てみると、山も深く、人の生活圏からも遠く、もし林道が生きているなら、ずいぶんおもしろそうに見えます。
(本当は地形図を見せて語りたいけど、そういうわけにもいかないしね〜)
林道はずいぶん荒れてて、生半可な車では入りたくない感じ。
ちょっとの車高と、ちょっとの気合いがあれば入れるかな。ジムニーなら余裕。
途中、気になるところで車を停めて、斜面を登って、小尾根の稜線にまで上がってみると、昔は作業道に使われていたであろう、旧道らしき跡を見つけました(上の写真)。林道作業者用の道かな。
いまはシカの大通りのようになっていて、足跡と糞が大量にありましたが、ヒグマの痕跡は見当たらず。
足跡の見えにくい地質なので、ないとも言いきれないんですけどね。
林道はそのうち途切れ
林道はずいぶんと奥の方で途切れ、車では入れなくなっています。
「よし!」
と車を降りて、いくつか山の道具と昼食を持って、歩きに切り替えます。
1時間以上、林道らしき跡と、山の中を行ったり来たりしながら歩いていると上の写真のようなヒグマの足跡に行き当たりました。
小さめの足跡ですね。メスか、子グマか……。
足跡は連続して発見できず、所々で足跡を見つけては、あとは勘で追いかける形です。
そのうち現れたのがこの痕跡。
写真の上に向かう足跡と、左上に向かう足跡(爪の跡もある)の2つの痕跡です。
大きさ的に別の個体でしょう。親子かもしれないし、そうじゃないかもしれません。微妙にタイミングが違う気もして、悩ましいところ。
いろいろ想像しながら歩くのが楽しいですね。
この痕跡はしばらく追跡できて、そのうち糞も発見。まだまだ柔らかい糞です。繊維質な糞ですね〜。
タイムアップ
昼過ぎから仕事をしなくてはいけないので、このあたりでタイムアップ。
本当はもうちょっと奥まで追跡したかったけど、サッと焚火台で火を熾して、1日の出来事をメモ帳に記して、飯を済ませて下山です。
まぁ焦ることはないですね。
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