勝手に狩猟車談義:狩猟用に使う車について思うことをツラツラ……

最終更新日

もう猟期まで2ヶ月ほど。みなさん、準備はできていますか?

わたしはひとまず狩猟を始められる程度の準備は整い、不安とトキめきでワクワクしています。

さて、今日は狩猟車の話題です。

すぐに狩猟用の車を買うということではないものの、私生活の都合で「車の購入」というイベントが近付いており、「どうせなら狩猟にも活躍する車が良いな」と、急に狩猟車のことを考え始めた次第です。

今日はざっくばらんに「狩猟用の車ってつまりどんな車? 何を気にすれば良いの? 検討ポイントは?」というところを考えてみたいと思います。

例のごとく、私が勝手に悶々と模索する記事です。

狩猟用の車に求めること

さっそく狩猟用の車に求めることを考えていきましょう。

1.駆動方式はやっぱり四駆?

まぁ、山を走る車となると「やっぱり四駆?」と思っちゃいます。

これも猟場によって変わってくるでしょうね。私が狙いを定めている猟場に極端な悪路はなく、実際のところは四駆の必然性はないのですが、車をチョイチョイ買い替えることは望めないため、考えれば考えるほど「まぁ、猟場は変わったり広がったりするだろうから、買うなら四駆だよなぁ」という結論に辿り着きます。

また、四駆と言ってもいろんなタイプがありますね。フルタイム4WDだとか、リアルタイム4WDだとか、パートタイム4WDだとか……。こういった仕組みの違いを知りたい人はこちらのサイトが参考になります。

駆動方式だけで考えればパートタイム4WDがいいのでしょうね。悪路の走行性をどこまで追求するかですが、「走れないよりは、走れる方がいい」に決まっているので、迷ったときは四駆、それもできればデフロックもついてりゃ心強いですね。

かといって、デフロックも四駆も「絶対ないとダメ」ってことはないと思います。ないならないなりに、ちゃんと身の丈に合った道を行けば良いかと。

 

2.荷台は外か室内か?

荷台の作りは大雑把に3通りに分けられます。

  1. 乗用車のように、専用のトランクがある形。
  2. バンのように、乗車スペース後方に荷台がある形。
  3. 軽トラのように、外に荷台がある形。

一方で、狩猟車として、荷台に求められそうな機能は……

  1. 獲物が積めるスペース
  2. 汚れても洗いやすい構造
  3. そもそも汚れてもいいこと

あたりでしょうか? 獲物は解体して枝肉にしてから積む人もいれば、内臓だけ抜いて積む人もいて、そういったスタイルによっても違ってくるでしょうね。

また、猟をして汚れたものを積むことにもなるし、獲物をそのまま積めば虫も漏れなくついてきます。となれば、掃除のしやすさも大事だし、汚れても良いと思える構造も無視できません。

自分なりの考え(想像)を書くと……

  1. 専用トランク(乗用車): そもそも乗用車って時点で、狩猟用に買う車としては対象外。もちろん、手元に乗用車しかなければ、それでいいと思うんですが、あえて買うなら乗用車は選ばないでしょう(荷台と関係ないですが……笑)。
  2. 乗車スペースに荷台(バン):これは虫の侵入なんかを考えると、やっぱりちょっと気を使います。ただ獲物の梱包や、汚れ物の積み方を工夫することで回避することはできるので、候補としてはあり!
  3. 外に荷台(軽トラ):最強。ドカッと積んで、水洗いOK。

というわけで、順位で言えば3→2→1の順かな?

 

3.車は小さい方がいいな

「アウトドア用の車」と考えると、ついでっかい車を想像してしまいますが、本当に林道を走り回るような場面を想像すると、むしろ小さい方が圧倒的に有利だと思います。デッカいピックアップトラックが活躍するのはアメリカのような広大な土地だからであって、細く荒れた林道は小さく小回りが利く方が重要だと思います。

というわけで、結論は「軽っていいよね」ってこと。お財布にも優しいし。

 

4.安いこと

急に車の性能と関係のない話ですが、私は結構重要だと思っています。

林道を頻繁に走り、それなりに傷をつけることにもなるし、最悪凹ませてしまうこともあるでしょう。あんまり高い車に乗って、傷がつくたびに「あ〜あ」と落ち込むよりも、安い車で「気にしないぜ!」って気持ちよく乗れた方がいいです。

安いことも性能です。

 

5.収納力

収納力も車の性能のひとつです。

ただ、まぁ、闇雲に収納力をも止めるものでもないかなぁってのが自分の意見です。というのも狩猟車として定番のジムニーも収納力って大したことないです。それだったら軽バンとかの方が収納力ありそう。

というわけで、常識的な収納力があれば(つまりほとんどの車が)OKじゃないかな?

 

6.トラブル回避力

これは、スタックしたときなんかの復帰能力です。

狩猟では雪の中林道を走り回ることもあるわけで、トラブっても助けてもらえないことが多いでしょう。待っていたって、車が通るとは限りません。1日待っても誰も来ないかもしれないわけです。

そのたびにJAF呼んでたら金がかかるし、トラブルのたびに仲間に助けを求めていたら、迷惑を掛けて仕方がない。ある程度「自分の尻は自分で拭く」という気持ちが大事かな?

というわけで、一般的なトラブル回避系のグッズや機能は意識しておいて良さそうです。パッと思いつくものは……

  • デフロック(あるに越したことはないが、無いならないでいいかな?)
  • ウィンチ
  • スコップを積む
  • 無線機を積む。できればモービル機(本当に困ったときに助けを求めたい)
  • 雪道脱出マット(こういうの→ コンパル 緊急脱出マット

ほかにもあるんでしょうけど、まぁ、こういったものは持っているにこしたことはないでしょうね。デフロック以外は「車選び」とは関係ないですが……。

もちろん、これら「脱出道具」以外にも、ジャッキ、工具など基本的な車載工具も重要ですし、ある程度のことを自分でやれる知識と経験はもっと重要でしょうね。

 

そんなところでしょうか?

実は、ここまで書いておいてアレですが、欲しい車は決まっています。

それはジムニー。狩猟車とか、そういうことではなく、単純に車として好きで気になっています。ある程度自分でいじれそうで、世間に数が出回っている分だけ、部品も手に入りやすく、分からないことがあれば頼れるお店も多い。それだけでも嬉しいです。

バイクで言えば「カブ」のような面白さがありそうな車ですよね。

また、狩猟車として考えたときも人気の車種だけあって、「ハズレ」ってことはないでしょう。

すぐに買うわけじゃないでしょうから、しばらく車については悩んでみたいと思いますよ。


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狩猟やってます。ひとりで歩き獲物を追う単独忍び猟が好き。2022年からはアイヌ犬のイチを連れて一銃一狗に挑戦します。狩猟系ブログ《山のクジラを獲りたくて》運営。狩猟系の本を集めるのが趣味。雑誌『狩猟生活』『ガンズ&シューティング』に寄稿し始めました。 ヤマノクジラショップ始めました:https://yamanokujira.theshop.jp

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2件のフィードバック

  1. おはようございますー

    コンパルをみて、スノーヘルパーを思い出しました。
    北海道だと、板状のものが一般的だったんですが、Amazonでも
    いくつか種類ありますね。
    昔は金属製だったんですが、いまは樹脂製が多いです・・・
    抜け出した時に、金属板が飛んだら危ないからかな。

    軽の2WDなんで、もしものことを考えてポチッっておきました。

    いえいえ、まだカートに入っただけです。

    私もジムニー欲しい(笑

    • 山の中でスタックするのだけは避けたいですからね。特に一人のとき。備えあれば憂いなしですね。