ひと言では書けない、ぼくが狩猟を始めようと思った理由
少し前にTwitterで「狩猟を始めようと思った理由」をつぶやくのが流行っていました。いろんな人が、いろんな理由で始めたんだなァ、とおもしろく読ませていただきました。
自分も呟こうかなァ、と思ったのですが、わたしの場合1個の理由ではなく、いろんな「モヤモヤ」が一気に狩猟に向かって解決したという感じで、どうしてもTwitterの140字には収まらなかったので、ブログにしてみることにしましたよ。
悶々としていた
狩猟のこと1mmも考えていなかったころ、下記のようないろんなモヤモヤがありました。
- ただの登山に飽きていた(渓流釣りは楽しいけど、冬はやれないし……)
- 自給自足的な行為に興味があった
- 少しは親孝行的なこともしなきゃなァ
- ジビエ肉が好きだけど、食べる機会が多くないので残念
- 地域貢献したい
漠然と、ぼんやりと、なーんとなくではありますが、こんなことを考えていました。ちょっと生活が大きく変わった時期でもあり、新しい趣味を探していたのかもしれません。
そんなとき、家の前でイノシシに遭遇。さらに近所で獣害の被害を目の当たりに……。このとき、上に書いたようなモヤモヤがパチンと解決する音が聞こえました。
- ただの登山に飽きていた → 狩猟がいいじゃん!
- 自給自足的な行為に興味があった → 狩猟で肉を獲れるじゃん
- 少しは親孝行的なこともしなきゃなァ → (父がカモ撃ちやってるので)狩猟を一緒にやれるじゃん!
- ジビエ肉が好きだけど、食べる機会が多くないので残念 → 自分で獲ればいいじゃん!
- 地域貢献したい → 駆除に参加できるじゃん!
「狩猟をやれば全部解決じゃん!」
とまぁ、そういう感覚です。
うちの家系にはハンターが4人いて、わたしも加わり、これで5人。そんな環境で育ったので狩猟に対する偏見もなかったし、極めて普通なことだと思っていました。とはいえ、これまで狩猟をやりたいと思ったことはなかったんですけど……。
というのも、父は山の狩猟はやらず、湖なんかでカモを撃っています。で、それ自体は「大変な手続きを乗り越えてまでやりたいこと」にはならなかったんです。ところが、大物猟が視野に入ってきた瞬間「山遊びのレパートリーとして最高だし、肉は獲れるし、たまに父とカモを撃つのは悪くないし、うまい肉が食えるし、地元の駆除にも参加できるじゃん!」とすべてのスイッチが入ったんですね。
でも迷いはあった
とはいえ「やりたい」と思って終わりではありませんでした。
「ところで狩猟ってやっていいことなんだろうか?」
というモヤモヤが生まれました。やっぱり動物を殺すわけで、何も考えずに始めるわけにはいかない、と思ったわけです。そこで狩猟に関する本、生態系に関する情報なんかを読み、自分なりに「狩猟はやっても良いものだ。むしろみんなのためにもなるし!」と思えるようになり、ようやく手続きを開始ししました。
こうやって狩猟関連本を読み漁ったわけですが、その過程で山賊ダイアリーであったり、諸々の狩猟小説なんかにも出会いました。そして狩猟が流行っていることを実感しました。このことも背中を押すきっかけにはなりましたね。
いろんな人のいろんな動機
人によって全然違う動機で狩猟を始めているようですね。
- 銃が好き!
- 山遊びおもしろそう!
- ジビエ肉を食べたい!
- 獣害防止に貢献したい!
- 自分の村じゃほぼ全員やらなきゃいけない(駆除のため)
などなど。同じ狩猟という行為でも、求めることが全然違うっていうのがすごくおもしろいと思いました。
みなさんが始めようと思った理由、あるいはこれから始めたいと思った理由ってなんですか?
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