我が初めての銃、ベレッタA303のご紹介

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ようやく銃を手に入れました。

今日は手に入れた銃についてザッとご紹介したいと思います。

まだ実射もしていませんし、銃に関しては1年生なので「良い」とか「悪い」とか、他の銃に比べてどう違うといったレビューはできませんが、「とにかくこれが俺の銃だ!」というご紹介はできるのでやってみます。

箱開け

銃砲店でおまけにつけてくれた銃ケースです。テイクダウンケースなどと呼ばれたりするそうです。

新銃を買うとメーカー製のケースに入っていますが、メーカー名のないこのケースだとパッと見て銃だとは分からないので、むしろありがたいですね。デザイン的にもお気に入りです。

開けるとこんな風に分解収納されています。中はふかふかで、銃に優しい感じです。また替え銃身も入るのが地味に嬉しいですね(両方持って行くことなんてあんまりない気がしますが)。

銃砲店から帰宅したままの状態なので、掃除道具なんかも押し込んであります。

さっそく組み立ててみます。まず取り付けたのは28インチの銃身です。こちらは交換チョーク式になっているので万能です。普通の散弾も撃てますし、シリンダーチョーク(平筒)をつければスラッグもいけます。わたしは主に大物猟をやるので、この銃身とはべつのスラッグ銃身(23インチ)を使用します。28インチの銃身を使うのは射撃と鳥打ちのときですね。

機関部のアップ。P.Berettaの筆記体がステキです。

写真を撮り忘れましたが、先台にカットオフスイッチもあります。

カットオフ機能に関する説明はこちらが分かりやすいでしょうか? 実際に操作してみると一目瞭然なのですが、文字で理解しようとすると妙に混乱する機能です。

機関部左側にカット-オフボタンがあります、これはボタンをオンにしますと、弾倉内の弾が出てこない装置です。通常の自動銃なら弾倉から弾が出てこないと意味がありませんよね、ではこの装置は何の為にあるかと言いますと、ハンテングの最中、チョット一休みなんて時に、当然にして薬室に入っている弾は抜きますよね、ところが弾倉に入っている弾を抜くとなりますと、何回もボルトを前後させないと駄目ですよね、ところがこのカット-オフ装置を使いますと、薬室の弾を抜いても弾倉の弾はそのままホールドされるのです。
そして、休憩が終わり、また銃を使おうとするときは、ボタンを戻すと弾倉の弾が給弾されるようになります。
ベレッタ391 ウリカ(ゴールド、シルバー、シンセテック

新しいベレッタの銃ではカットオフスイッチは機関部の左側にありますが、古いわたしのモデル(A303)では下にあります。

銃身こぼれ話〜ブローニングの銃身が合う

実はこの銃、販売されていたときはスラッグ銃身だけが付いていました。しかしわたしとしては鳥を撃つのに、交換チョーク式の銃身も欲しかったため、お願いしたところ「これがいいよ」と1本の銃身を出してくれました。

この銃身がちょっとおもしろいものでした(少なくともわたし的には)。

まず銃身の根元を見てみます。読みづらくて申し訳ありませんが、冒頭に「BROWNING ARMS」と書いてあるのが分かると思います。

そう。これ、ブローニング社の銃身なのです。つまり、ベレッタの銃にブローニングの銃身を乗せているというわけ。

お店の人に訊いたところ「ある時期のブローニングの銃身は、ベレッタの古いモデルの銃に乗るんだよ」とのことでした。

その秘密は同じ銃身の反対側を見ると分かります。

これ、同じ銃身に書かれたものです。2段目に「PATENT – (PB) ITALY」と書いてありますね。PBはもちろんピエトロ・ベレッタのこと。PATENTとは特許のこと。詳しい事情は知りませんが、この銃身はベレッタの持つ特許の下で作られた、ということがわかります。

左側(写真1枚目)をよく見ると「MADE IN PORTUGAL BY FN」とも書いていあります。FNとはベルギーの銃メーカーで、ブローニング・アームズ社はFNの傘下に入っています。

つまり「アメリカのブローニング・アームズ社用の銃身を、ベルギーのFN社が、イタリアのベレッタの特許の元で作った」ということでしょう。

おそらくはこの特許の絡みもあって「ベレッタの銃と合う」ということになったのだと思います。

まぁ、だからなんだという感じですが、なんとなくおもしろいなと思いました。

スラッグ銃身

さてスラッグ銃身はというと照門と照星がついています。

照門の位置が調整できるので、まずは照門の調整をしないと使い物になりません。

これからの動き

さて、銃も手にしたし、狩猟免許も取得済み。

あとは狩猟登録なんかをしながら冬を待つのみ、と言いたいところですが、銃を撃つ練習が必要です。つまり射撃。

射撃で当たらないのに、山の中で獲物に当たるわけがありませんからね。

銃砲店の方とも話をして、大まかにこんな流れで進めていくつもりです。

  1. まずはスキートを練習
  2. 次にスラッグの静止射撃
  3. 最後にスラッグの動的射撃に挑戦

ここまでをできれば猟期までにこなしておきたいところです。最低限1と2はやっておきたいですね。


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狩猟やってます。ひとりで歩き獲物を追う単独忍び猟が好き。2022年からはアイヌ犬のイチを連れて一銃一狗に挑戦します。狩猟系ブログ《山のクジラを獲りたくて》運営。狩猟系の本を集めるのが趣味。雑誌『狩猟生活』『ガンズ&シューティング』に寄稿し始めました。 ヤマノクジラショップ始めました:https://yamanokujira.theshop.jp

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4件のフィードバック

  1. いいな、いいな、羨ましいな。
    前回の記事でケース内を見たとき(替え銃身?)と思ったのですが、やっぱり替え銃身も買ったんですね。
    ケースも格好いいし、とっても羨ましいです。
    初撃ちの記事、楽しみにしています。

    • ありがとうございます。大物猟がメインになる予定ですが、やっぱり鳥もやりたかったし、練習としてクレーもそれなりにがんばりたかったので、リブ銃身はどうしても欲しくて買っちゃいました。

      射撃場に行ったときのことも記事になりますので、お楽しみに。

  2. いいなぁー、いいなぁー
    遊び人の国が作った銃は姿がとてもかっこいい!
    自分もその流れで練習です
    自分はスラッグ銃身無いのでリブ銃身でスラッグ弾撃たないとです。

    • ありがとうございます。

      冬に向けて特訓ですね。わたしも当面はリブ銃身で撃つことに慣れたいと思っています。射撃の精度の向上もそうですが、銃の扱いに慣れないと話にならないので。。

      射撃場に行ってみて思いましたが、とにかく普段から頬付けの練習をすることが大事だな、と。

      訳あって4月はあまり銃を触れないので、5月以降ガッチリがんばるつもりです。